ループもの

和久井健,読書

東京卍リベンジャーズ3

ループものって、やり直しの動機付けとして誰かの「死」があって、まあ、それぐらい大きなことでないとやり直しなんてなかなか肯定され辛いので仕方ないとは思います。でも、ループを繰り返す内に、どんどんその「死」が、登場人物や、物語をみている自分たちにとっても「軽く」なっていく感じがなんだかなぁと思ったりもします。

最近、「シュタインズ・ゲート」(アニメ版)とか、「サマータイムレンダ」(こっちもアニメ版)とかを見ているせいで、そういうことを考えるのかもしれません。
まあ、軽くないからこそ、オカリンはあんなに悩んで後悔して、みんな必至になっているのだけれども、それでも、軽く感じてしまうのは、自分の感受性の問題かなぁとも思います。

多分、心が麻痺しちゃうのは大人の方で、それを本気で享受している若者はそんなことはないと思っていよう。これが多分、年寄りが若者のことを理解できない原因のような気がしてきた。