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歌う船

古典の部類に入るSFです。
今回、作者が書いたシリーズがⅠ冊にまとまった本ということで、今回、Kindleで購入、車の中でアレクサに読んでもらっていました。

アン・マキャフリーは、「パーンの竜騎士」のシリーズの短編をなにかのアンソロジーで読んだことがあるはず。
そして、「歌う船」も、最初のお話は読んだことがあるはずと思っていたのですが違っていたみたいです。記憶がない可能性もあるのですが、けっこう最近読んだ本ではない記憶はしっかりしているので(笑)

いや、女の子が電脳に繋がれているイメージは、けっこう強烈に覚えていて、多分、それは、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの「接続された女」ですね。
これが、ずっと「歌う船」を読んでいるあいだ、イメージの中にありました。
「接続された女」は、けっこう酷い話(出来の善し悪しではなくて鬱よりな話という意味)で、ずっとその話がいつはじまるのかと、ちょっとドキドキしながら聞いておりました。

「歌う船」は、そんなに酷い話ではなかったです。
短編の連作集で、歌う船と呼ばれたヘルヴァという女の子が主人公のお話です。
この女の子は、生まれたときに障害があって、一生、宇宙船の「頭脳」として生きることを運命づけられている。宇宙船型のサイボーグなんですね。でも、女の子。そして、「筋肉」と呼ばれる宇宙船のクルーとバディをくんで、宇宙を飛び回る。
もちろん恋愛的な要素もあって、ということで、まあざっくりいうと異類婚ものです。ざっくりしすぎというこもありますが。わかりますね、大好物です。
多分、機械とつながっている女の子ということで、「攻殻機動隊」草薙 素子とかの原型です。いまならいっぱいいるヒロインたちの最初の1人です。

でも、最初の「歌う船」の感想は、おもしろいんだけれども、やっぱり古いなぁ。なんかものすごくあらすじみたいな話だなぁでした。
いや、今のラノベとかだったら、この短編1話だけで10巻はいかないまでも、5巻ぐらいは書くと思います。

以下、ネタバレありです。

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私の中のあなた 下

久方ぶりに、ねる時間を削って、最後まで読みたいと思わせる小説でした。
ラスト以外は、ずっと映画とかぶっているにもかかわらず。ものすごく、ドキドキしながら最後まで読みました。

ケイトの恋愛が、たった一章で終わっちゃったのとかは、まあ、そうなんだろうと思うけれど、なんていうかやりきれない感じです。
そして、それでも語り出さないケイト。

衝撃のラストは、本当に、予想外でした。
わたしは、もっとオカルトチックなことが起こるのだと思っていました。
そして、ラストでやっとケイトが語り出す。かなり、計算し尽くされた効果でした。

賛否両論は、うなづける。

うーん、お話としては、ものすごく正しい終わり方だと思います。
映画と本と、どっちを先に読んだかで、多分、感想が左右されてしまうぐらい微妙なバランスの上にあると思います。

そして、わたしは映画を先に見た人です。
以下は、それを前提に。

ネタバレありです。

 

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私の中のあなた 上

おもしろいです。
映画を先に見ています

けっこう、映画と原作との違いは、気にならないかな。
映画では、学習障害を持っていた(だっけ?)弟のジェシーが、原作では兄です。
まぁ、これは、あんまり短い映画の中に、いろんなドラマを持ち込みたくなかったというのもあると思います。

あと、映画は、ケイトがけっこう物語の中心でした。
原作の方は、ケイトがなにを考えているかは、実は、わからない感じになっています。
物語の視点が、どんどん動いていくのに、ケイトの視点だけがないのです。少なくとも、上巻では。
ケイトの恋愛話とかは、後半に出てくるのかな?

最後に、映画になかった大どんでん返しがあるらしいので、それを楽しみにしています。賛否両論らしいです。

アナ視点だと、サラはひどい母親に思われがちだけれど、そんなこともないよねぇと思います。だって、弱い子と強い子がいれば、弱い子に手をかけるのは当然だと思うし。

でも、強いってどういうことか、弱いってどういうことかは、いつも問いとしてあります。