秘密11
ラスト、1巻。
物語が、閉じ始めた感じです。
しかし、この技術は、許されるとは思えないし、多分、人間には耐えられないと思います。
あきらかになっていく過去。おもしろいけど、実は、はじめの頃の方が好きかな。
しかし、初期から、このあたりの話って、ちゃんと仕込んであったんですよねぇ。
まさか、こんな大きな話になるとは!!
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」
ですよねぇ。
心理的サスペンス的な怖さは減ってきていますが、キャラクターの身近な人間が犠牲になるというのは、また、別の怖さがあります。
清水 玲子、容赦なしです。
教師の価値はほぼ顔で決まる……。
まあこれ、教師でなくて、どんな職業でも当てはまる気もしますが……特に、人と接する系の仕事はねぇ。
まあ、このあたりは、顔に自信がない人間のヒガミもありますが。でも、それだけではつまらないのも確かです。
あの最後は、ケジメかねぇ。あんなケジメをつけられても、子どもはたまったもんではないけれど……。
悪者として、消えてくれるのが1番いいと思ったりもします。
基本、怖い話の「秘密」ですが、今回は、「ひでぇ話」でした。
しかし、血のつながりって、そんなに大事ですかねぇ。生みの親より、育ての親って、いうじゃないですか。アレ、本当だと思うんですよね。