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センゴク10

おもしろさは、一定の水準をたもっています。

でも、わたし的にイマイチなのは、やっぱり、このセンゴクという人のことをあんまり知らないからかも。
でも、こんなけ活躍してるんならば、もっと有名でもいいじゃないかとか思ってしまいます。

それは、大河ドラマを見てて、

「うわ、こんなことまで、この人絡んでるの?」

とツッコミをいれたくなる気分と同じです。

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センゴク9

家康が、信長のいうことをずっと聞いていたというのは、確かに、こんな解釈も可能かも。
だって、信玄と信長なら、信玄の方が、怖いだろう……というのが、その時代の主流な考えだと思うのです。

しかし、この手のマンガというか、物語の欠点でも、いい部分でもあるのですが、そこいらの雑兵のはずの主人公が、ことごとくいい場面で、いい働きをしていますな。

秀吉の人たらし健在です。
でも、自然とそういうことが、できる人なんだろうなと思います。

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センゴク8

この物語で、あんまり、リアルリアルといわない方がいいと思います。
どっちかというと、マンガらしい。そのマンガらしいところが、とっても魅力的です。

リアルな世界では、人はフワリとは落ちてきません。

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センゴク7

あぁ、でも、このノリは悪くないなぁ……と思ったりして。
これはこれで、わかりやすい「魅力」であると思います。
まぁ、宗教というのは、人を食い物にしていくものであるというのは、事実です。

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センゴク6

どう描くのかなぁとおもっていましたが、「圧倒的な比叡山」に「劣勢でありながら挽回した信長」という感じで描かれていくようです。

どちらにも、平等な目をむけているともいえます。
でも、どっちかというと、それでもやっぱり、戦闘集団である「織田軍」が、劣勢であるというのは、よく見せようという意図があるんだろうなぁ。