When I'm 64,おもちゃ日記,ゆうもあ,ゆうもあイベント,サマー・ツアーからくりサーカス,ピエロ,歴史

「現代玩具博物館」の2階は、「オルゴール夢館」がありました。

そこでは、いろいろなアンティークなオルゴールについての解説をまじえながらのコンサートがひらかれていました。

わたし、オルゴールというと、ドラムに針が突き出ていて、それが回って音叉をはじく形のしか知らなかったのですが、昔のオルゴールというのは、鉄製の円盤に凹凸をつけれて、音をならしていたのだそうです。

実際に、もう本当にものすごい目の前で、いろいろな時代物のオルゴールの演奏がなされていて、ビックリしました。

オルゴールとレコードの歴史の話も、おもしろかったです。
あのオルゴールとレコードのコンパチブルなプレーヤーは、ちょっとほしいかもしれない……まあ、絶対に購入は無理ですが(笑)

でも、案外にオルゴールというものが、思っていたよりも古いものではないんだなぁとそんなところに感動したりしていました。

このコンサートは、1回40分と長丁場なので、わたしとしては、何回も見たいという感じではないのですが、それでも、行けば1回は見る価値ありですよ。
すきな人なら、何回でも、見に行かれることと思います。

いろいろ楽しい仕掛けオルゴールもありました。

ピエロのアレッキーノくんは、音楽に合わせて故郷の恋人に手紙を書きます。でも、昼間の仕事がきつくて、ついつい目がトロンとしてきて……。
音楽も、彼が眠くなると、一緒にスローモーションになったりします。
そのアレッキーノくんが手紙を書いている故郷の恋人が、アンジェリーナちゃんだったかな。
やっぱり、そういう名前のオルゴールの人形があるみたいです。

このあたりの名前は、オートマータの出てくる「からくりサーカス」を読んでいるわたしには、とっても、興味深かったですねぇ。

実は、名前、記憶違いしているかもしれないですが……(爆)

というわけで、これも微妙に、この日から、全部つながって、今がありますね。
ちょっと、強引か?

When I'm 64,ゆうもあ,ゆうもあイベント,サマー・ツアー,子どもおもちゃ,ゆうもあ,アングーラ,キュービックス,セラ,ネフの積み木,ネフスピール,子ども

ネフスピール

アングーラ

セラ

現代玩具博物館では、「おもちゃツアー」と題しまして、30分ぐらい館のスタッフの方が、いろいろなおもちゃの紹介をしてくださる30分ぐらいのイベントが1日に4回あります。

これ、オススメです。
なんと、半分ぐらい、ネフ社の積み木のパフォーマンスなんですねぇ。

ネフスピールのパタパタ落としも知っていましたし、自分でもやったことがあるのですが、あんな風に話しながら積み木を組んでいって見せるというのは、本当に想像の外でした。

子どもと一緒になって、感心して見てしまいました。

いろいろなパフォーマンスが決まるごとに、

「すげー!」

とか、

「いいなぁ~」

とため息をつくごとに、

「キミは、あれ、もっているんじゃないのかい!」

とゲーマーのお父さんから、ツッコミが入っておりました。

でも、でも、やっぱりというか、なんというか、想像以上なんですよ。

1回見たらいいかと思っていたのですが、この1回目のがすばらしくて、結局、4回のうち3回見てしまいました。
1回は、食事に行っていてみられなかったのかな?あぁ、今にして思えば、見とけばよかった。

えーと、それぞれ、パフォーマンスをされるスタッフは、4回の「おもちゃツアー」で、さまざまです。
そして、それぞれに、得意な技や、見せ方があるみたいでした。多少、人によって、上手下手もあったのですが、それがまた、マニュアルで決まった言葉を話すのではなくて、自分のパフォーマンスをしているという感じで、よかったです。

このパフォーマンスで、感銘をうけたのは、けっこう年季の入ったネフスピールや、アングーラ、セラを使ってやっておられたことです。
そして、パフォーマンスの後は、当然、それらの積み木を解放して、

「じゃあ、子どもたち遊んでください」

とやってくれるんです。
わたし、パフォーマンスにつかう積み木は、特別に綺麗な角のへっていない積み木でないと、きっとうまくできないのだと思っていました。
でも、傷ついたものでも、それなりに、ちゃんとバランスを考えてやれば、パフォーマンスに耐えられるんだなぁと思いました。

今まで、自分の技がうまくいかない理由を、積み木がだいぶくたびれているからだと思っていたんですねぇ。
でも、そんなことなくて、本当に、長く遊べます。

全然、買う気はなかったのに、このパフォーマンスを見て、なんと、ゲーマーの一家は、「ネフスピール」、「アングーラ」、「セラ」と、一式一気買いをされていました!!!

そして、さらに、限定色(の復刻版)があるということで、ネフの積み木を1つずつ買っていたゆうもあのスタッフが、3人……。

……わたしも、もちろん、その1人です。
わたしは、白黒の「キュービックス」を購入しました。

思えば、これが、積み木のパフォーマンスとの初邂逅でした。

そして、相沢さんの積み木のパフォーマンス、岩城さんの講演会、相沢さんのDVDとはまっていくわけです。

まさに、この日から、全部つながって、今がありますね。

ペア・クラーセン,Peer Clahsen/
ネフ社,naef
発売日 :
ペア・クラーセン,Peer Clahsen
ネフ社,naef
発売日 :

When I'm 64,おもちゃ日記,ゆうもあ,ゆうもあイベント,サマー・ツアーおもちゃ,ゆうもあ,エリプソ,セラ,テレビゲーム,ラー,ルミ,子ども,相沢康夫

エリプソ

いよいよ、現代玩具博物館の中へ入ります。

現代玩具博物館においてある玩具は、基本的に現在でも手に入れることができるおもちゃなのだそうです。
ただし、日本の一般的な「おもちゃ屋」さんでみかけるようなおもちゃは、おいてありません。

日本のおもちゃの平均寿命は、3か月だといわれています。
テレビゲームなんかのソフトを考えると、とっても、よく理解できると思います。なた、おもちゃそのものはロングセラーでも、キャラクターをつけて売ると寿命が短くなってしまうということも、あるのだと思います。
現代玩具博物館においてあるおもちゃは、そういった「使い捨て」のおもちゃではなくて、しっかりと作られて、長年愛されてきたおもちゃばかりです。
ということで、現代玩具博物館のなかでみられるおもちゃは、日本の売れ筋おもちゃではなくて、ヨーロッパの木のおもちゃなどが、多いわけです。

ヨーロッパの木のおもちゃ。もちろん、わたしたちのネフ社の積み木、おもちゃも、たくさんおいてありました。

おもちゃは、展示ケースのなかに展示されています。

さて、わたしがこの日、どうしても見ておきたかったおもちゃは、「エリプソ」です。
相沢康夫さんの「まだ好き… 続・絵本とおもちゃの日々」で、1番目に紹介されているこのおもちゃ、積み木でないのですが、めちゃくちゃ気になっていたんですねぇ。

相沢さんが、はじめて会って惹かれたネフということもありますが、なんか、記憶にひっかかる。わたしも、以前にこれをさわったことないか??

ということで、館内で「エリプソ」を探します。現代玩具博物館自体は、それほど大きい建物ではないのですが、本当に、たくさんのおもちゃが展示されていますから、見つかりません……。

しかたがないので、館のスタッフの方に聞いてみることに、

「えーと、ネフのおもちゃで……、なんかこう、クネクネっとしたやつ……」

名前をすっかりわすれているので、説明できないという……。

「こう、斜めに斜めにくっついててね……」

「えーと、ジェバですか?」

ジェバというのは、イモムシくんの木のおもちゃです。あとでしったことですが、これも、エリプソと同じデザイナーの作ったおもちゃなのだそうです。

「名前は、そんな感じじゃなくて、エスプリみたいな……」

微妙に違っています……。
でも、それで、

「あぁ。わかりました」

と、ちゃんと、エリプソを持ってきてくれました
そう。ここのおもちゃは、展示ケースのなかに入っているのですが、さわりたいといえば、なんとケースから出してさわって、遊ばせてくれるのです!!!

もってきてくださった館のスタッフの方は、

「これ四角になります。三角にもなります。丸にもなります……」

す、素晴らしい。いきなり持ってきて、それができますか……。さすが、おもちゃへの愛が違います。

さらに、エリプソ2つをつなげて、ネックレスにできることとか、いろいろなことを教えてもらって、さわらせてもらって、遊ばせてもらいました。

ツートンカラーで、見たときは、ゴムみたいなものでてきているかと思っていたのですが、木でできています。木の断面が斜めになっていて、そこが斜めにカットされているというだけで、本当に、いろいろな形ができるのです。

こ、これ欲しい……。
積み木じゃないけど、やっぱり素敵なネフ社のおもちゃです。

はっと気づいて、まわりを見ると、ゆうもあのスタッフは……。

えーと、木のパズルにはまる人。
これは、何種類もあって、おぼえているのは、「ルミ」みたいな木のパーツを積み上げていって、きれいな直方体をつくるパズルとか、棒が3本あって、丸太を棒から棒へ移動させるだけど、丸太はかならず大きい順番におかなければならないというパズルとかでした。

それから、あこがれの人形をもっておられるお母さんなど。
えーと、なんていう人形だったかな?1つ1つ手作りで、とってもお値段的に高い人形なのだそうです。
でも、人形の作者の方は、ケースにいれて飾られる人形ではなくて、子どもの大切な一生の友だちとして、子どもといつも一緒にいて欲しいと願って作っておられるのだそうです。
お値段だって、「一生のお友だち」だと思えば、けっして高価ではないのかも。

そして、博物館を闊歩する本当に生きているように動く、ダチョウ(?)のマリオネット。
これは、ゆうもあスタッフがその場で、2人も買っていました。この2人は……と思っていると、さらにもう1人、別便でいったスタッフも買っていたという……。

それぞれが、それぞれのツボにはまるおもちゃがあったようです。
きっと、自分が「コレ」と思うおもちゃが見つかるところだと思います。

わたしは、とうとう、エリプソを自分で購入してしまいました。
もちろん、2つ(笑)

というわけで、この日から、全部つながって、今がありますね。

ザビエル・デ・クリップレー,Xavier de Clippeleir
ネフ社,naef
発売日 :

When I'm 64,おもちゃ日記,ゆうもあ,ゆうもあイベント,サマー・ツアーカプラ,サンクトペテルブルク,バベルの塔,子ども

積み木

2日目。
こっちが、メインのレポートになる予定が……。濃い2日間です(笑)

しかも、宿初施設では、朝から「サンクトペテルブルク」を1回していたりします。

そして、向かった「現代玩具博物館」です。

泊まったところも、かなり山の奥だったのですが、現代玩具博物館は、さらにさらに、山の奥にありました。

ものすごい坂をのぼったところにある駐車場を降りて、さらに、階段をのぼって、やっとこさ、現代玩具博物館がありました。

大丈夫か……ここ。人来るのか……。

入ると、いきなり積み木の山です。
これは、「ネフ」の積み木じゃなくって、4センチメートル基尺のごく普通の積み木だったと思います。もしかすると、「カプラ」ってヤツだったかもしれません。この頃は、まだ、こっちの積み木には、あんまり興味がなかったんですな。

ただ、普通の積み木なんですけど、その量は普通でない(笑)
どれぐらいあるかというと、ドンドン積んでいけば、わたしがすっぽり入るぐらい……が、1人分として確保できて(オイオイ)、3人ぐらいは遊べるぐらいありました。

なんかもう、バベルの塔みたいなものが、積んであります。こんなの岩城敏之さんの「つみ木あそびの本」でしかみたことがないような作品というか、なんというか……。

「これ、さわっていいのかなぁ」

最近は、子どもの積み木も取り上げて積んでいるわたしですが、この頃は、まだウブだったっんですねぇ。

「これは、こられたお客さんが、勝手に積んでいったものなので、どうぞ、どうぞ、好きなようにさわってください」

オオッ。
そして、やることは、もちろん……壊す(爆)

でも、そこは、大人ですから。子どもみたいに、蹴っ飛ばしたり、パンチしたり、乱暴なことはいたしません。
ほら、自分の頭の上に積み木が落ちてきたら、コワイでしょ。

下の方にある積み木を、そーと、1つ抜き取ります。

!!!

なんと、全然、倒れないではありませんか!!
これは、おもしろい!!

そーっ。また1つ。

積まれた塔が大きいので、重みでかなりもつんですねぇ。

そーっ。

調子に乗って抜いていたら、ガラガラと音をたてて積み木の塔は、崩れ落ちてしまいました。

ヤバイ(笑)

そうして、博物館の奥に……。

この日は、崩すだけでしたが、積み木を積むのに目覚めるのは、12月の岩城さんの講演会をまたなければならないのでした。

でも、この日から、全部つながって、今がありますね。

ゆうもあ,ゆうもあイベント,ゲーム会レポート,サマー・ツアー,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記カルカソンヌ,サンファン,ブラフ,契約の箱,子ども

契約の箱

そろそろ、夜も更けてきました。

えーと、「ブラフ」が終了したあたりで、遊びに来ていた現代玩具博物館のみなさんも、みんな帰ってしまったのかな。

「サンファン」のインストをしてくださった超ベテランプレーヤーの方は、すっかり酔いつぶれて、寝息をたてておられます。

「しあわせそうだ……」

子どもたちも、もう布団に入って、そろそろ本日最後のゲームです。

ということで、最後のゲームは、カルカソンヌ・シリーズの「契約の箱」です。

えーと、ルールは、ほぼ「カルカソンヌ」と同じ感じです。
草原の計算の仕方が、「カルカソンヌ2-原始の営み-」みたいな感じで、たしか、草原にいる羊を数えるんだったかな。
あと、寺院が若干「カルカソンヌ」にくらべると弱まっている感じです。
それから、拡張にあった大ゴマが、若干ルールを変えて登場しています。
だから、「カルカソンヌ」を遊んだことのある人なら、すんなりと入り込むことができると思います。

「契約の箱」を他の「カルカソンヌ」と大きく隔てているのは、「契約の箱」の存在です。
これは、自分の配下コマを配置する代わりに、「契約の箱」を上下左右に1から5タイル分移動させるというものです。
そのときに、通ったタイルにコマをおいているプレーヤーは、点数を得ることができます。
このあたりは、「カルカソンヌ」ではときどきあった、タイルを配置してもコマをおくことができなくて、やることがないという状態のときでも、いろいろと考えることが増えていい感じです。

さて、実際のプレーなのですが、実は、もう眠たかったこともあって、あんまり覚えていません……。

えーと、はじめのうちは、わたしは、けっこう「契約の箱」を使って、せこく点数を稼いでおりました。
でも、みんなが「契約の箱」を動かし出すと、他の人たちは、契約の箱の周りを自分のコマで囲んで、けっこう動けなくされてしまいました。

ということで、前半セコセコ、後半はなんにもできずで、かなり他のプレーヤーに点差を開かれて、終わっていたような気が……。

でも、絵もけっこう気持ちよくくっつきますし、「契約の箱」ルールも、けっこういいです。

「カルカソンヌ」よりおもしろいかといわれると微妙なのですが、同じぐらいにはおもしろかったと思いますよ。
「契約の箱」のルールも、よくできていると思います。

色合いが、黄色主体で、ちょっと砂漠砂漠そしてるので、そのあたりの好みは、けっこう出るかもしれません。

ということで、1日目終了です。

実は、メインは2日目のはずなんですが(笑)