山岸凉子,読書山岸 凉子,日出処の天子,KADOKAWA

日出処の天子7 完全版

全ての種はまかれていて、もう、そう育つ以外には選択肢がないという、そういう運命論的な物語なのかなぁと思ってしまいます。
この人間ドラマを、古代史というか聖徳太子という題材をかくのにもってきたというのが、山岸 涼子の凄さです。

でも、この物語が種として作者の中にやどったときに、もう、そうにしかなりようがなかったのかもとも思います。

ということで、最終巻。
そして、「馬屋古女王」。

最初、「花とゆめコミックス」の「日出処の天子」の単行本が、メチャクチャ薄かったのを憶えています。
あの時、白泉社では、「馬屋古王女」の後半をかき直さないと雑誌に載せない、いやかき直しはなしないみたいなことがあって、山岸先生と決裂、その後、角川から完全版が出たみたいな話だったかな。
そして、もともと、最終巻に入れるはずの「馬屋古女王」が入らなかったために、最終巻は、メッチャ薄かったという……。
まあ、本当かどうかはわからないのですが、なんか、そんな話だったような。
あの時代って、少女マンガの評価が、うなぎ上りの時代だったと思うのですが、それでも、そんなことがあったんだと思うとちょっと、ビックリしますねぇ。

でも、「日出処の天子」との対比として、そして、すべての痕跡を消し去る「日出処の天子」の完結編として、やっぱり、「日出処の天子」に続くこの形で掲載されることは必要だったんだと思います。

西島大介,読書ディエンビエンフー,ディエンビエンフー・プレス,マンガ,西島 大介,電書バト

ディエンビエンフー・プレス5 完全版

プレス、最終巻。
ぼくは、他のマンガ家とは違う。なんか、実業家みたいな人なんだよ。

うーん、いちいちこの人の言葉に反発したくなるのは、なんなんだろうなぁ。昔オタクの悪口いっていたというのも、もしかしたら、わたしの単なる人間違えだったり、解釈違いだったのかもしれないとも思っているのですが……。それでも、なぜか、反発したくなるというか……。

そうすることで、対等な立場に立とうとしている(対等な立場にたったと感じたいと思っている)とか、自分を分析してみると、いろいろおもしろいことが出てきそうな気もしますが、まあ、とりあえずは「ディエンビエンフー」は、エンド。

えっ、続きがあるの?
うーん、どうだろう。ものすごく惹かれる部分と反発する部分、「なんでそうなる!!」と期待とは違う方に物語が動いていく部分、そんなこんなでいろんな感情が渦巻く、西島 大介です。

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孔明のヨメ。14

三顧の礼から後の怒濤の孔明の活躍をかく14巻目。
呉の姫、孫 尚香と仲良くなる月英さん。おもしろすぎる。
まあ、孔明が劉備軍に加わってから、ここまでのかけ足っぷりは、指摘されると本当に凄いですねぇ。メチャクチャ大仕事です。

今、「英雄三国志」を読んでますが、こっちは、三顧の礼の後、いきなり月英、自害していてショックでした。
陰に日向に、月英が、こんな風に過ごしていたのなら、本当に素敵だなぁと思います。

栗本薫,読書やおい,天狼星,朝日のあたる家,栗本 薫,終わりのないラブソング,翼あるもの,角川,角川ルビー文庫,角川書店

蒼の断章 レクイエム・イン・ブルー1

やおい。まあ、いつもの安定のヤツです。
このあたり(どのあたりか?)から、アイドルの美少年が、だんだんダンサーの美青年に変わっていってます。
「天狼星」の続編とかもそうでしたね。けっこう、明確なイメージ元があったんだろうなぁと推測されます。

まあでも、美少年というか、美青年になっても、話の展開自体はそんなに変わらない感じはありますねぇ。
落ち着いた大人の相手役に、美青年を取られそうになって……という展開です。

そういう意味では、美少年の一人称だった「終わりのないラブソング」と、一人称ではないけれど内面に踏み込んでいる「翼あるもの」、「朝日のあたる家」というシリーズは、ちょっと違う物語だったんだなぁと思います。

多分、自然にというか、なんにも考えずに書くと、こうなるみたいな感じです。
今のところは、やっと話が動き出した感じのところで1巻完了です。

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百姓貴族6

いや、農業物語である「百姓貴族」と「銀のさじ」。SFファンタジーである「鋼の錬金術師」と「ツガイ」。そういう、関係はもちろん見えているのですが、案外、この人の場合は、農業とSFファンタジーも、密接に繋がっているのかなぁと思ったりしています。
思想的に。