ホームメイド2
今一つ、この父と母の関係が、つかみきれなかった。
というか、もう、母親しかいないで、いいのでは?あんまり、父親の存在感ないし、父親と母親の関係が、なんか、変な感じに宙ぶらりんです。
面白かったんだけど、そこだけが、違和感が。
今一つ、この父と母の関係が、つかみきれなかった。
というか、もう、母親しかいないで、いいのでは?あんまり、父親の存在感ないし、父親と母親の関係が、なんか、変な感じに宙ぶらりんです。
面白かったんだけど、そこだけが、違和感が。
これが、真実の松田 優作……かどうかは知らない。
松田 優作の妻だった人が書いた人のドキュメンタリーというか、評伝。
自分の夢を犠牲にしての内助の功は報われず、若い才能のある女とデキて出て行った男のこと。でも、彼を作り上げた一部は自分であるという自負もある。
そして、けっして憎んでいたわけではない。
これはあくまでも、そんな松田 美智子から見えた松田 優作。
でも、ぼくらがテレビや映画を通してみている松田 優作よりも、多分、リアルな証言なんだと思います。
狂気のようなコンプレックスと、すべてを犠牲にして一つのことに賭ける思い。
と書けば、かっこいい。
でも、犠牲にするのは、自分だけでなく周りも一緒くた。そして、息切れした人間にかける言葉が、
「あいつは、もうダメだ」
ひでえと思う。
自分の半分ぐらい体重の女性を殴りつけて、
「殴った方がいたいんだ」
なんてことをいう馬鹿が、本当にいるということにビックリする。
それでも、えてして、強力な個性カリスマというのはこんなものか?
そして、その狂気があったから、スクリーンのなかの彼は、光を放ち続ける。
この着地の仕方は、わたしには想像できなかったです。
でも、作者は、物語に、登場人物に、ものすごく誠実に寄り添った結果、こうなったんだということがわかります。
最後のオチと、時代が、ぴったりはまるということは、これ、作者のはじめからの「読み」通りだったのでしょうか?
そうすると、時間をものすごくおいてこの4部を出したことさえ、計算だったのかも。
納得いくかどうかはともかく、圧巻でした。
そして、これは、子どもには読ませられんと思った。
……まぁ、もともと駆け落ちの話なんですけどね。
えーと、藤原 カムイの自伝的マンガ……で、いいのかな?
ちょっとわたしの時代よりは前の時代になります。もしかすると、アルアルみたいなネタがあると面白いのかもしれませんが、この時代にノスタルジーがないので、面白さも、あんまり感じないのです。
「蒼天の拳」完結。
もう、戦いは終わってて、後処理だけの1冊でした。
「北斗の拳」は、ケンシロウが一人で広野に消えていって終わりでしたが、これは、仲間と一緒の大団円。
大人の余裕が感じられます。
まあ、その分、まだ終わってない感というか、いつか続編かくぞ感もプンプンしています。
「魔都上海編」が終わっただけだという……。