続ける意味は、あるのか?

パイレーツ・オブ・カリビアン,映画

パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉

6月ぐらいから映画ラッシュで、4本ほど見たけれど、感想を書くタイミングがなかったです。

やっとこさ、余裕ができたので、しばらく連続で感想を書いていきます。
まぁ、かなり内容を忘れてつつあるので、あまり正確ではないかもしれませんが……。

ということで、「パイレーツ・オブ・カリビアン」4作目、見てきました。

なぜか、3作目のストーリーを全く覚えていなくて、この話は、デイビー・ジョーンズにのみこまれたキャプテン・ジャック・スパロウを、バルボッサたちが助けにいく話なんだと思っていました。
だから、最初から、話がまったくつながらないという……。ウィルとエリザベスも、いつ出てくるのかと、かなり最後の方まで思ってました。
わたし、前作の感想読んだら、「結構、面白かった」とか書いているのにねいぇ。

結局、「パイレーツ・オブ・カリビアン3」の面白さというのは、動きやシーンの面白さであって、物語としては印象に残らないものだったみたいです。
まあ、最近の自分の記憶力の悪さを棚においた感想なんですが。

で、この映画なんですが、はっきりいって、ジャック・スパロウが、する事ないなぁ~というのが感想でした。

もともと、狂言回し的な存在だったのですが、さらに、彼がこの映画の中に存在して、お話を進めていく意味が、ものすごく小さく…というか、全くないんじゃないかと感じました。

1作目の彼は、ブラックパール号を取り戻すという目的はあったけど、この映画では、彼が動く理由が全くない。だって、永遠の命にも興味ないし、メインの物語には、巻き込まれただけです。
だから、復讐という、しっかりした目的をもったバルボッサの方が、生き生きしています。これ、もしかすると2作目ぐらいから、そうだったかも。

今回の映画は、なんか、「サザエさん」的に、だらだらとした映画をこれからも続けていくぞという宣言みたいにみえます。

絵の見せ方やひとつひとつのシーンの作り方は、本当にうまくて、「人魚とかよかった」という感想もあるのだけれど、なんか、全体的にみて納得いかない感じです。

ひとつひとつツッコミをいれると、なぜ、あのシーンで、人魚はあえて、ジャックに涙を渡したのかとか、まったく意味がわかんないです。
演出だけで物語をつないでいた昔の宮崎 駿みたいな……。まあ、その域に達してたらそれはそれでいいんですけどね。

う~ん。