墓碑銘は 青春という

木原敏江,読書

天まであがれ!2

でこねぇさんが、雑談部屋で、とってもいい言葉を教えてくれた(笑)
使わせて頂きます。

そう、幕末って「青春グラフィティ」なイメージがあって、そのイメージの源流は、どうやらこの「天まであがれ!」のようです。

「いよいよさいごの決戦ですな。うでがなりますな、あっはっは」

もうそこは死地だと知りながらも、なんともあっけらかんと、なんとも明るくそこに赴こうとするするその矜恃、そして、そうとしか生きられない透明な悲しさ。

それは、やっぱり今の価値観でははかれない、はかってはいけないものがあるのだと思います。
少なくとも、物語のなかだけは。

彼らは、その時代、たしかにそこを駆け抜けたのです。