告白

羽海野チカ,読書

3月のライオン10

久方ぶりの新刊。

てっきり、わたしはあかりさんとひっつくのだと思っていました。
まあそれは、よく考えたら、たんにわたしの好みからくる願望なのでした。
思い起こせば、何巻も前から、彼の目はそっち向いていたよなぁと納得した1巻。
しかも、この巻の中ですら、けっこう決定的なシーンがあるのに、父親の前で宣言するまで、気づかなかったわたしは、アホだなぁと。

この「3月のライオン」と「海街ダイアリー」は、わたしのなかでは、同じ棚に入っていて、ものすごく劇的なことがおこっていたり、変化が目に見えているわけでないのに、静かに確実に物語が前に強く動いてるのを感じる不思議な話です。