マンガ家の賃金

萩原一至,読書

BASTARD!!-未使用・改訂版-

なんか、書き下ろしとかには、一切、原稿料が出ないというような話を昔聞いたような気がします。
今でも、そうなんでしょうか?

そうすると、あの「完全版」なんかは、もちろん、本が売れれば、その分のお金はもらえるんだろうけど……。
でも、映画とか作るときは、けっこう、関連会社がお金を持っていって、無理矢理赤字に見せかけて、税金対策をして、結局、作家のところには、あんまりお金が落ちてこないというような話も聞いたことがあって、けっこう、マンガの場合もそうかもしれない。

出版社としては、マンガはドル箱だけど、あんまり真面目に考えてないというのが、本当のところなんでしょうか?
担当次第で、仕事が楽しくなったり、やりにくくなったりというのは、どこの世界でもあることなのですが。

それでも、萩原一至ぐらいの才能なら、優遇されていてもいいと思ったりします。

楽する人間が、得する世界では、やっぱりちょっと……。
そして、一条ゆかりが、めちゃくちゃ「いい女」だったという結論をもって、終わる1冊です。

BASTARD!!-未使用・改訂版-
(ハギパケ・コミックス)

萩原 一至