インクハート三部作

コルネーリア・フンケ,浅見昇吾,読書

魔法の声

3部作完結ということで、1部目から読み直しです。
前読んだのは、9年ほど前ですね。

前は、期待と違う方向のお話だったので戸惑ったのですが、今回は、心構えができていたので楽しめました。
うん、スリリングでおもしろい。登場人物達も、魅力的です。

コレで、今までにない深みのあるキャラクターをフンケが作りたかったんだなということを理解して読めば、なんで、こんなんに なんで、こんなに残酷なシーンがあるのかもものすごく納得するし、理解できるし、成功していると思います。

前に読んだときに感じた違和感は、期待と違っていたから感じただけなんだな~と。まあ、昔の感想を読んでみると、それはなんとなくわかっていながらも、納得してない感じなんですが。
今回は、ものすごく納得した。

本を読む原動力って、その期待なんだけど、その期待が逆に働くこともある。だから読み直し大事かもしれない。
読みたい本が多くて、なかなかできないですけどね。