なんじゃ、こりゃ?
光車よ、まわれ!
なんとも、不思議なジュブナイルです。
いろんな謎はあるのですが、その説明が、なんにもないままに物語が進んでいきます。
登場人物も、いっぱいでてくるのですが、はっきりいって主人公サイドは、一郎、ルミ、龍子だけで充分じゃないかと……。
年齢も、6年生というのは微妙です。もしかすると、5年生ぐらいなら、ギャング・エイジのしっぽにひっかかるかということで、こんな風な冒険が成り立つかもしれないと思わせるモノはあるのですが。
でも、そんな変なお話にもかかわらず、不思議と先を読ませるモノはあって、読んでいる間は退屈はしなかったです。
オチは、これだけ引っ張って、余韻を薄めた安房 直子みたいなオチ で、読んだあとに、ちょっと不満というか、不安というか、物足りなさが残ります。
うーん、小学校時代に読んでいたら、おもしろかったのかなぁ。
ディスカッション
こちらで初コメ失礼します。
これ、文庫で出てたんですか!!
知らなかった。。。
子どもの頃に読んだんですよ。
ハッキリとは覚えてないんですが、
ニンジンの切り口が。。。なんてやつですよね?
「光車よ、まわれ!」って叫ぶやつですよね?
かなりハマッた方だったと思います。
ただし、「光車よ、まわれ!」って。。
他に叫び方がなかったんかい!つっ込んだ記憶があります~。
確か表紙はもっと不気味だったような気がします。
コメント、ありがとうございます。
初、コメントですよ(笑)
けっこう、伝説のジュブナイルらしくて、読んだ人の感想は、なかなか絶賛だったのですが、わたし的には、けっこう、
「なんだこりゃ…」
でした。
「こうしゃ」じゃなくて、「ひかりぐるま」だもんなぁ……。
でも、昔は、こういうタイプの少年少女向けの小説って、あんまりなくて、ものすごく衝撃的な作品だったんだろうなぁとは思います。
最近は、感性の衰えを感じますので、昔読んだらもっと感動したかもと、ちょっと残念な気持ちもした1冊でした。