この道は、いつか来た道

二ノ宮知子,読書

のだめカンタービレ20

恋人が最大のライバルであるということを意識してしまうとつらいですね。

ぼくたちは、人間の走っている姿が好きだから、走れる人間にはどうしても「走れ!走れ!」と言ってしまう。
でもそれが、その人にとって、本当に幸福かどうかはわからない。
本当に、人よりも、並外れて走れる人間には、走る義務があるのだろうか?

やってみなければわからない。でも、実際に選択できることは少ない。
一方を選べば、一方の可能性は潰れていく。

もしあのときに……。