SHAMAN KING-シャーマンキング-27 KC完結版
死んだら強くなる。
なら、死んで修行をしたらいいではないか。なんと、「DRAGON BALL」な展開。
まあでも、復活する選択肢を絶たれる危険は常にあるのだけれど。
鳥山 明って、このサイトでマンガの感想を書きだしてから、1冊も読んでいないことに気づいてちょっとビックリしました。
まぁ、そう言えば、「DRAGON BALL」が終わって以来、長期連載ってしていないですものねぇ。あの巨人は、「Dr.スランプ」と「DRAGON BALL」だけで、巨人になったのだという。凄い。
その後は、ちょっと短いマンガや、絵本なんかはかいていたと思いますし、それも、それなりに面白かったけれど、やっぱり、あの2作というのは、ものすごいです。
桂 正和は、絵が超上手くなって、女の子が色っぽいマンガをかいているけど、原点は「ウィングマン」で、この人のヒーロー物をずっと読みたかったです。
で、「ZETMAN」で、だいぶん嬉しかったのですが、少年物のヒーローを読みたいという気持ちが強かったです。
その2人が組んだ作品集ということで、なかなかに最強タッグです。
そして、少年マンガで、ヒーローで、良かったです。
このテイストで、長編マンガが読みたいのだけれど、今はウケないのかなぁ。
けっこう、読み飛ばしていて、あのキャラクターは、こんな所に出てきていたんだ……みたいな人が、いっぱいいることに気がつきます。
1巻から読み直したい気持ちもあるけれど、60巻もあるからなぁ……。
それは、完結してからのお楽しみにしておこう。
でも、「DRAGON BALL」と同じで、きっと読み返したら、止まらなくなる可能性大です。
「シャーマンキング」は、ジャンプのマンガの最高峰だと思っています。
「DRAGON BALL」、「HUNTER×HUNTER」に匹敵する物語だと思います。
「DRAGON BALL」は、鳥山 明が連載を終わりたくても終わらせてもらえなかった(しかも、にもかかわらず爆裂に面白かった)作品。
「HUNTER×HUNTER」は、何年も休載が続きながら、未だに冨樫 義博がかけば連載を続けてもらえるという、ジャンプの中で考えられないぐらいに優遇されている作品です。それだけ、ファンも待っている名作。
でも、それに比べたら、武井 宏之の「シャーマンキング」は、連載打ち切りの未完の作品。
しかも、途中ぶつ切れです。
それでも、この作品は、バトルを繰り返すジャンプのマンガの中で、それを超えていくポテンシャルを持った作品だったと思うのです。
ということで、今回の完全版は、メチャクチャうれしい。
何よりも、あの「蜜柑」の先が読めることが。
今、こうやって、1巻を読んでみて思うのは、まん太も、竜之介も、道蓮も、初登場の時は、目がつり上がってピリピリしてるんだなぁということ。
でも、連載が進むと、穏やかな顔になっていきます。これが、このマンガのすごいとろだと思います。
あと、1話目の表紙を見て、かなり後の方まで設定はできていたこに気づいてビックリしました。
あぁ、これから毎月楽しみだ。