放課後さいころ倶楽部18
「宝石の煌き」は、いいゲームですよねぇ。
ところで、「ほうせきのきらめき」と読んでます?「ほうせきのかがやき」と読んでます?
さて、物語の方は終盤に向けて人間関係の整理かな。
なんというか、可愛い人たちです。
次巻、完結。
矢野 健太郎の「ネコじゃないモン!」の解釈が凄すぎて。でも、説得力ある。メッチャある。
あの1話読んで、わたしは、すぐに矢野 健太郎のファンになりました。多分、普通にかいていても、にじみ出るなにかはあったんだろうなぁと思います。いきなり、トラウマエピソードからはじめるとか、衝撃的でした。
矢野 健太郎に真相を聞いてみたい気もしますが、わたしのなかでは、もうこれが正史で決定みたいな解釈でした。
ちょっと、興奮しすぎた(笑)
さて、18巻目の表紙は、トンコさんとキスするホノオ。なんか、「999」のラストシーンみたいなキスです。
で、物語のなかでは、そんなシーンは、出てこない(爆)
これについても、いろんな説が出ているみたいですね。
トンコさんなんていなかったとか。いや、トンコさんは、すべての少年の隣にいる青春の幻影だとか。
このシーンは、実はカットされただけで…とか。
いろんな解釈を生み出すこのかきかたは、島本 和彦の天才と狂気を感じさせます。
京都舞台のボードゲームのマンガ。
これって、「すごろくや・京都店」のフラグ?フラグなの?と、めっちゃ興奮。1
怪しい四条あたりの雑居ビルに希望します。
いいよねぇ、これ。
なかなか、ゲームの楽しいところを伝えている!!
特に、ゲームを始めたときのドキドキや、アルアルが伝わる気がします。
わたしも、「はげたかのえじき」をしているとき、似たようなこと考えていたよとか。
「ごきぶりポーカー」の心理戦とかは、メタゲームの楽しさですよねぇ。
「アクア・ステップ・アップ」は、基本に1話に1つのボードゲームというしばりがあって、ボードゲームを遊んでいる描写は濃厚だったのですが、それ以外の話の展開がギュッと圧縮されちゃった部分がありました。あれはあれで、けっこう、それぞれのキャラクターにドラマがあると思うんですが、そういう部分は、小説版でないと充分かけない部分がありました。2
でも、「放課後さいころ倶楽部」の場合は、ゲームにいたるまでのパートも大事にしていて、そこが、楽しいなぁと思います。
まぁ、1話目読んだときは、
「ボードゲームの話、ないやん!!」
とか、思ったのですが、このペースが、すごい深みをだしていると思います。
これ読んで、ボードゲームって楽しそうと思ってくれる人が増えるといいなぁ。