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きみのカケラ6

「忘れたくない!」

シロに生まれたたった1つの欲望。
同じコトを繰り返しているようにみえて、人は螺旋の形で少しずつ成長していく。痛みを伴いながら。

「いいひと。」の高橋 しんは、そこにある「辛い現実」や、「きつさ」を知っていながら、主人公一人に全部それをおっかぶせて、読者にすらそれを見せないところがあった。
でも、「きみのカケラ」は、その痛みをできる限りみせようとしている。

そりゃ、青年誌の読者ですら耐えきれなかったこと、少年誌では無理だ……。そう思うけど、それでも、この物語を最後まで読んでいきたいと思わせるそういう物語です。

無事に完結して欲しい。
祈るように思っています。

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きみのカケラ5

そうか、シロはチセに似ていると思ったけども、シロだけではなくてイコロもチセだったのか……。

急に、大人の顔をして、ドキッとします。

酷い話なので、また、そぞろ「いいひと。」のファンの人たちが、作者にいらないプレッシャーをかけているのかもと思うと、少し心配になってきます。

作品に責任を持つことは、作者の責任です。
それは、作者がすべて背負います。だから、読者は、どんなショックなことがあっても、それを受け止めて、そして、なぜそう描かれなければならなかったのかを考えなければなりません。

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Dr.コトー診療所2

なんか、島に来た理由が明らかになります。
なんと、自分のミスは、なんにもなかったんだね。

そして、誰も責めないドクターコトー。それが、人を追いつめているような気が。

………この反発の仕方は、「いいひと。」と同じだ(笑)
あぁ、そういえば、キャラも、同じ感じが…。

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いいひと。18

実は、なんだかんだと批判をしていた「いいひと。」ですが、最後まで読んでしまっていますし、何回も泣かされております。
おもしろいと思います。

今回も、駅伝のシーン。それから、二階堂さんに泣かされました。

まあ、「道の真ん中でアレをやったら、他の人たちに迷惑だろう」とか、そういうことは、おいといて。

ただ、主人公の性格が、いまひとつ信じられないのだな。

その意味で、稲葉くんは、たいへん正しいと思います。

そして、いまひとつ、リセットの制度自体をわたしは理解していません。
つかうと、どうなるんだ?

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いいひと。17

ということで、この17巻と次の18巻で完結だそうです。

さすがに、今回のリストラ話は、主人公もつらそうで、つらそうで、何か変わろうとしているこの人は、まあ、それほどキライでもないかもしれない。
↑ これでは、人の不幸がうれしいだけの人のようだ。まあ、そうかも、しれない。

そして、最終章も、けっこうドロドロしていて、わたし的には好きです(邪悪だ)。

でも、この最終章の題名は、全部歌の題名なのかな。いいですねぇ。
はっ、もしかして、いいまでの題名もそうなのかな。

今、「いいひと。」ファンの人のサイトを見てきました。
あぁ、わたしが受け入れるこの展開は、従来のファンの人は、いやだったみたですねぇ(笑)