ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,京都ドイツゲームサークル,2003年3月京都ドイツゲームエルフェンランド,カイロ,ゲーム会,トランスアメリカ,バケツくずし,フラットエクスプレス,ムガル,メトロ,子ども,1号線で行こう

フラットエクスプレス

そして、さらに意地悪は続く(笑)
はっ、またしても鉄道ゲーム?
って、自分で持っていったんですけどね。

まぁ、最近は、だいぶん鉄道ゲームにも慣れてきました。
「トランスアメリカ」でしょう、「メトロ」でしょう、「1号線で行こう」でしょう、「ムガル」でしょう、それにこの「フラットエクスプレス」。
もう、なんでもこいって感じでしょう。そろそろ「トレインレイダー」もできるかもしれない(笑)
甘いゲームばっかりですか?一部、鉄道ゲームでないのも入っていますか?

カードゲームということで、またバンプレスでの記事なども読んで、「子どもと遊べるかな?」という淡い期待を持ちながら買ったこのゲームですが、ルールを読んで、よく理解できなかったのでお蔵入りになっておりました。

で、そのまま忘れられていたのですが、ゲーム会に持っていくゲームを選ぼうと思いまして、その時ちょうどおのさんの「Table Game in the World」のトップの記事で「ドイツカードゲーム賞」のことが出ていたのです(今は、「過去のニュース」の方にいっています)。

1位:ケープからカイロへ(Vom Kap bis Kairo/G.Burkhardt/Adlung)
2位:フラットエクスプレス(Frachtexpress/J.Kyle/franjos)
3位:バケツくずし(Alles im Eimer/S.Dorra/Kosmos)

てな感じでです。

それを見て、

「おっ、2位と3位のゲーム持ってるじゃん。これ持っていこう」

とか思ったわけです。
なんせ2位ですから、誰かインストしてくれる人もいるだろう。
というわけで、「京都ドイツゲームサークル」のサークル掲示板の方に、

おのさんのところで、カードゲーム賞が紹介されていたので、
「バケツくずし」と「フラットエクスプレス」も持っていきます。

でも、「フラットエクスプレス」は、インストができません(笑)
遊ばれないかな?

というようなことを書いて持っていったわけですねぇ。

何がいけなかっかというと、わざわざ「インストできません」と書いたのが、いけなかったようです。
『フラットエクスプレス』しようか」
「はい。でも、インストできませんよ」
「うん。それもちゃんと読んできた。じゃあ、持ち主にインストお願いしよう(笑)

い、いじめだ。
という意地悪のため、よくルールをわかっていないわたしがインストを(泣)

インストというか、もう、ルールブックを読んだだけでした。
ゲーム慣れをしていない人の集まりだったら、きっとゲームにならなかったと思います。
というか、だれもしたことなかったですか?

ゲームは、基本ゲームと上級者用のヴァリエーションルールがあります。
今回は、もちろん初めてということで、基本ルールです。

「フラットエクスプレス」は、カードゲームです。線路の描かれたカードを場に出していき大きな地図を作って、その上に列車を走らせます。
「1号線で行こう」の場合は、ゲームが2つの場面に分かれていてほぼ道ができてから列車を走らせたのに対して、「フラットエクスプレス」は、カードをおいて線路を造りながら同時に列車も走らせていくという感じです。

最初、A駅からJ駅までの10枚の駅のカードを場にならべます。
駅同士は、それぞれつながっていませんので、その駅から駅を線路のカートでつないでいくことになります。

カードは、今出てきた、駅カード、線路のカードの他に、手番で自分がどんな行動ができるかが書かれた(ただしドイツ語です)汽車のカードがあります。あと基本ルールでは使用しない特殊カードです。

このゲームのルールの理解しにくいところは、この線路のカードにあります。このゲームの基本になる線路のカードですが、実はかかれている情報は、線路だけではありません。
中央に線路がかかれているのですが、正方形のカードの四隅には、「貨物ポイント」、「連結マーク」、「切り離しマーク」、「アクションポイント」の情報がかかれています。1枚のカードに5つの情報。なかなか、濃縮されているのが理解できるでしょうか。

「連結マーク」と「切り離しマーク」には、駅の名前がかかれています。例えば、「連結マークB駅」で「切り離しマークA駅」のカードがあれば、そのカードは、列車がB駅につけば、貨車として「汽車カード」の後に連結させることができ、その後、A駅に着けば、荷物を無事に運んだことになり、切り離され「汽車カード」の後におかれます。
ゲーム終了時、この後におかれた「線路カード」の「貨車ポイント」の合計が高いものが勝ちます。

ようするに、ある地点からある地点まで、荷物を運んでいって点数を得るゲームです。
うん。このあたりは、まだ理解できますねぇ。

「貨物ポイント」は、2~9までの数字がかかれています。
さて、勝利条件になる「貨車ポイント」なのですが、実はこれ、ゲームエリア上を汽車が移動できる移動力も表しています。
だから、「貨車ポイント 5」の線路カードは、貨車として目的地まではこび終えたら5点のカードになるのですが、移動のカードとして使えば、枕木5つ分移動できるわけです。
たくさん移動すると点数にするカードが減って、点数にするカードが増えると移動がままならなくなるわけです。

「アクションポイント」は、1から5までのダイス目がかかれています。
「アクションポイント」には、3つ意味があります。1つは、移動にかかわります。移動はさっき書いたとおり「貨物ポイント」の分だけ移動するのですが、このとき、カードにかかれている「アクションポイント」の数が、その時点で連結している貨車の数以上でなければなりません。
だから、移動は、移動力である「貨物ポイント」以外に、「アクションポイント」と連結している貨車の数を比べなければなりません。
また、「アクションポイント」のもう1つの役割は、線路カードの補充です。各プレーヤーは、手番の最後に線路カードを1まい捨て札にすることによって、そのカードの「アクションポイント」の分だけカードを引くことができます。
つまり、1回の手札補充の最大数は、5枚です。そして、もっていい手札の数の限度は決められていません。
「アクションポイント」の3つ目の役割は、交差点のカードとかかわってきます。交差点上を列車が通過するたびに山札から線路カードが1枚引かれます。このとき、交差点を通過する列車は、このめくったカートの「アクションポイント」の分までしか貨車を持つことができません。もし、超えている場合は、その分を選んで捨てなければなりません。

1枚のカードに、「線路」、「貨車ポイント」、「アクションポイント」、「連結マーク」、「切り離しマーク」の5つの情報が入っているわけですが、「貨車ポイント」に2つの意味があり、「アクションポイント」に3つの意味があり、合計8つぐらいの意味が、1枚のカードにかかれていることになるんです。

うーむ。
特に、なにが「アクションポイント」で、なにが「貨車ポイント」なのかは、まちがえそうになります。

ゲームは、全員コマをA駅においてスタートです。
自分の手番では、最初、山札から1枚カードを引きます。後は、自分のカードと相談して、次の1~5番目までのアクションを好きなだけカードの許す限りすることができます。
6番目の行動をすると手番が終了となります。

  1. 線路をひく
  2. 線路の拡張
  3. 貨車の連結
  4. 貨車の切り離し
  5. 汽車の移動
  6. 線路カードの補充

2の「線路の拡張」は、「1号線で行こう」の線路のおき直しと同じようなものです。必ず前におかれていた線路を残して、さらに線路が増えるようなカードをおかなければなりません。

ゲームをはじめてみて、2まわりもするとかなり慣れてきました。だから、やってみると、ルール読んだときほど難しいわけではなかったです。

ちょっと、移動が枕木ごとだということをインストしわすれて、タイルを1として数えてしまっておられた方が最初の方におられたのが、わたしとしては、申し訳なく悔いが残りますが(だ、だからインストはダメといったのに~)、それ以外は、けっこうスムーズに進んでいきました。

電車を走らせるとというよりも、いかにカードを上手にマネージメントしていくかという感じのゲームです。
人に線路をひいてもらって、自分は、移動と点数にカードを利用するというのが、多分、かしこいやり方かなぁ。
線路のつながりは、「1号線で行こう」ほど意地悪じゃなくて、グルグルしなけりゃ駅にたどり着けない~ということはなかったです。

「えーと、あそこで連結して……」

「そうすると、このカードなくなるから」

独り言っぽく考えるところとか、自分の手番にはひたすら自分ばっかりがドンドンすすんでいくところなどは、なんとなく「エルフェンランド」なんかを思い出したりしました。
これも、多分、けっこう長考型のゲームに分類されると思います。でも、旅行の計画しているみたいで、こういうのはちょっと好きかも。

移動につかわれたカードは、捨て札になって、またシャッフルされて山札になります。

線路になっり、貨車として使われたカードの分、また、手札を何枚でも持てるので手札としてため込まれた分だけカードはどんどん減っていきます。

山札がすべてなくなったらその瞬間にゲーム終了です。

けっこう、今回は、駅の半分ぐらいしかつながらない感じでした。J駅とかI駅とか遠い駅には、だれも踏み込んでいないという。
上級ルールにすると、「航空チケット」という汽車を飛ばせるすごいカードがありますので、線路のないところでも、バビューンと跳んでいって世界が広がるのだと思います。

なかなか、それも、豪快でおもしろそうです。

ちょっと、インストもできそうな感じがしてきたので、今度機会があったら、上級ルールをやってみたいですね。

お、前向き。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,京都ドイツゲームサークル,2003年3月京都ドイツゲームゲーム会,トランスアメリカ,マスターラビリンス,メトロ,ラビリンス,1号線で行こう

1号線で行こう

えっ、このゲームのレポートもするの?
はい。いやならやめればよいのです。多分、書こうとしているのは、いやではなかったからでしょう(笑)

わたしの苦手な鉄道ゲームです。
「メトロ」みたいな見たくれをしています。うーん、見たくれだけなら、「メトロ」よりも複雑でないかも。
でも、「メトロ」よりもずっと、難しくて意地悪なゲームでした。
いや、いい意味で(なんじゃそりゃ)

ゲームは、大きく大胆に前半戦と後半戦の2つに分かれます。
前半戦は、線路をひいていくゲームです。そして、後半戦は、ひいた線路の上に列車を走らせるレースゲームです。

前半戦は、線路をひいていくゲームです。自分のスタート位置に対応するゴールに向かって、ひたすら線路をひいていきます。線路はタイルでてきています。直進、カーブ、二股に分かれた道、いろいろなカードがあります。そのカードを順番にどんどんおいていきます。
そうそう、スタートとゴールは、人によって場所が違います。多分距離は同じで、不公平にはならないようになっていると思います。
それから、自分のスタートからゴールに最短距離で線路をひくのではなく、途中で2ヵ所ほど経由しなければならない停留所を決められています。
ゲームボードには、はじめから、この停留所になる建物が描かれているわけですが、これも、タイルと同じく四角い形をしています。
普通なら、この横を線路が通るだけだでオッケーだと思うでしょう?しかし、なんと意地悪なことに、このゲームは、それだけでは許してくれないんです。その建物を最初に横切った線路のとなりに停留所が建ってしまうのです。建物には、上下左右と4つの辺があります。自分は、

「右側を通過したら楽だ」

とか思っていても、

「あぁ、この駅じゃまー」

とか言って、自分より先に駅の左側にカーブなんかつけちゃった人がいると、そこに停留所ができちゃうわけです。
そうすると、自分の線路をその線路にドッキングさせるしか、道はない(うむ。まさに言葉通り)わけです。

そして、ドッキングした先は、人がひいてきた線路です。自分が進みたい方向に線路がひいてあるなんてラッキーなこと少ないわけです。

「トランスアメリカ」なんかの線路ひきだと、つながってさえいたら、たとえどんな風にカーブしようと問題ないですよね。
でも、「1号線で行こう」の場合は、後でその線路の上を列車が走ります。当然、列車はヘアピンカーブや、後退はできません。
だから、たとえ線路がつながっていても、行けない道があるのです。

どういうことか?
例えば、二股に分かれた線路の描かれたタイルがあります。おしりみたいな形です。逆さま向けたら、カモメがとんでいるみたいな形です。伝わりますか?
このタイルは、二股の根本(おしりの割れ目、カモメの体)を中心に2つの道がつながっています。でも、おしりの形においたとき、上から右、上から左、右から上、左から上には列車が走れるのですが、決して左から右や、右から左には列車が走ってくれないのです。

タイルはもうおかれたタイルでも、一部の例外を除いて、道がつながりさえすれば、おきかえてもいいというルールがあります。最初、これはなんて思いやり深いルールだと思いましたが、だまされました。
意地悪なことに、左から右、右から左に走っている直線タイルをこのタイルにおきかえることができるのです(だだし、二股の根本の部分にまだタイルがおかれていない状態でなければなりません)。
そうすると、なんと、あら不思議今までつながっていた道が、すっかり不通状態に(笑)

そのために、せっかくゴールの駅を目の前にして、いらんところをグルグルグルグルとまわるはめに。

スタートからゴールまでつながると、「つながった宣言」をして、みんなの前でそれを証明します。証明できたら、その人は、後半戦の列車レースに移ることができます。
後半戦は、サイコロを振って、出た目だけタイルを進めます。なかに、スペシャルな目があって、その時は、一気に次の停留所まで跳んでいくことができます。うーん、豪快な気持ちいいルールだ。

「『H』マーク!次の駅までワープだって、1しか進めないやんけ!」

どこまでも、意地悪ですか?
はやくゴールした人、たった1人だけが勝者です。勝負の道は厳しいのです。

まずは、線路引きで苦労します。
ゴール地点の前で道がカーブしていて、とんでもない方に続いています。
このとんでもない方から、ゴールまで続けるしかなさそうです。

「そこ、おきなおした方が、速いじゃあ……」

えっ、せっかくここまでつながったのに……。

「よし。線路つながりました。見てて」

こーいって、あーいって、そういって……。

「つながってなかった……」

すいません。わたしは、このお手つきを2、3回してしまいました。
地図を見るのは、苦手なんだよーー。

ゴール前で2回ぐらいグルングルンと謎の旋回をするコースがやっとつながりました。
みんなは、もう、スタートしています。

出遅れて、長距離コースで、勝てるわけありませんねぇ。

今回のゲーム会では、これと「マスターラビリンス」が、頭を限界まで使ったゲームでありました。
まぁ、すぐ限界になりますが。

元気なときに、またしよう。
意地悪に耐えられる強いぼくのときに(笑)

文中、不適切な表現が会ったような気がしないでもありません。
ここでまとめて、お詫び申し上げます。

「1号線で行こう」補足

 

どうやら、「1号線で行こう」は、わたしが書いたほど意地悪なゲームではなかったようです。

白紙さんのご指摘によると、

「タイルを置きかえる場合は前のタイルの線路部分は残らなければならない」はずです。
つまり直線のタイルを置きかえたいならば、直線の部分は残ったまま、そこに曲がった線路が付け加わったタイル(俗に矢印タイルや富士山タイルというやつ)を置くことになります。
だから直線タイルをお尻タイル(かもめタイル)には置きかえられないはずです。

とのことでした。
ルールにあたったわけではないのですが、Webで検索かけて調べてみても、そんな感じてした。

ですから、下の文章のタイルおきかえのルールは、信じずに読んでください。
お騒がせしました。

わたしだけが、勘違いしていた可能性もあり、
その場合、1番人に意地悪をしていたのは、わたしということになるかもしれません(笑)

Y(゜_゜)Yヒエー。お許しください。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,京都ドイツゲームサークル,2003年3月京都ドイツゲームマスターラビリンス,ラビリンス,子ども

マスターラビリンス

自分で持っている「ラビリンス」の方は、まだプレーしていないのですが、こちらの「マスターラビリンス」を先にプレーすることになりました。
まぼろしの名作で、けっこう手に入れにくいといううわさですが、「ぱふ」の宇治店にも、あべの店にもおいてあるのを見かけました。
入手まだの方は、「ぱふ」に急げ!!
急がなくても、いいかも……。

「ラビリンス」と違うところは、「マスターラビリンス」の場合は、宝物(魔法の材料)のチップがボードから独立してあること、魔法の杖があることなどかな?
ルールにも変化があって、ラビリンスは、カードで示された自分の宝物を取っていくゲームですが、マスターラビリンスは、魔法の材料を数字の順番に取っていくゲームになっています。

どっちが簡単かどうかは、うーん、「マスターラビリンス」しかプレイしていないわたしには、わかりません。

「マスターラビリンス」は、刻々と姿を変えていく迷宮を探検して、魔法の材料を集めるゲームです。

ゲームボードは、7×7の正方形のタイルから出来ています。ボードに固定されたタイルと、ボードから離れて自由に動くことが出来るタイルの2種類のものがあります。
タイルは、全部で50枚あって、つねに1枚があまるようになっています。

最初、ゲームボードにタイルをならべて迷宮をつくります。ランダムで適当にタイルをおいていきますので、全然道がつながらないところや、道が壁にぶつかっているところなどができますが、気にせずにタイルをおいていきます。

次に21枚ある魔法の材料のチップを配置します。

この魔法のチップを番号順に取っていくのが、ゲームの目的です。自分のとったチップの番号が、最終的な点数になります。だから、終盤になるほどチップは重要になってきます。

各プレイヤーは、魔法の杖を3本とレシピカード1枚受け取ります。レシピカードには、3つの魔法の材料がかかれていて、この材料を自分のものにすることができれば、ゲーム終了時1品につき20点のボーナス得点になります。

プレーヤーは、自分のコマをスタートにおきます。手番のプレーヤーは、1枚あまったタイルをゲームボードの矢印の部分から差し込むことができます。
すると、今まで手元にあったタイルは迷宮の1部にと姿をかえて、迷宮から新たにあまりタイルが出てきます。
そして、差し込まれた1列がスライドして、あたかも迷宮が生きているかのように、道がつながったり、ふさがれたりします。

迷宮を移動させたら、いよいよ自分のコマを動かします。コマは、道がつながっている限り、どこまででも移動できます。また、その場からまったく移動しなくてもOKです。
ボード上の1番小さな番号の魔法のチップのところにたどりついたら、そこで移動をやめて、そのチップを取ることができます。

移動が終了したら、手番終了です。次のプレーヤーに移ります。

あと、魔法の杖を出すと2回連続で自分の手番をすることができます。ここぞというときに、一発逆転を狙うことができます。

持ち主の方のお話によると、

「レシピカードによるボーナス20点というのは、けっこう高すぎる」

ということでしたが、今回は、ルールそのままでプレーしました。

最初、道はつながっていないことが多いのですが、中盤以降だいぶ整理されてきます。
そうなると、1回の手番で必ず魔法の材料をゲットできるようになってきます。もっと、1回1回の手間がかかると思っていましたので、このあたりは、最初考えていたよりも、スムーズでした。

問題は、魔法の杖の使いどころですねぇ。
わたしは、1回の手番では魔法の材料がとれないときがあったので、そのときに使ってしまいましたが、終盤の大きな番号の材料を取るときとか、ボーナスのあるレシピカードを連続で取りに行くときとかに上手に使えればよかったと思います。

レシピカードですが、4人で遊んでいると3つ先の番号の材料とか、4つ先の番号の材料を狙って取るというのは、ほぼ不可能ではないかと思います。まあ、自分のばんにまわってきたり、魔法の杖を使えるところでまわってきたりするとラッキーぐらいの感じでしょうか。2人ぐらいでやると、多分、狙うことは可能なのではないでしょうか。

けっこう、長考型のゲームだと思います。だから、ワイワイと話をしながらゲームができる雰囲気が楽しむためには大切だと思います。
じっくりと時間をとってあげることができれば、子どもたちでも充分に楽しめそうな感じでした。

ぜひ、ラビリンスの方も、1回遊んでみねば。
うーん、従兄弟の子どもたちが家に来るのが、1番うれしいのですが。
そろそろ春休み。チャンスがあるといいなぁ。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,京都ドイツゲームサークル,2003年3月京都ドイツゲームカラバンデ,カラバンデ アクションセット,ゲーム会,セット,バケツくずし

カラバンデ

軽いゲームやりましょうということで、「バケツくずし」をやっている最中に向こうでカラバンデが始まった時は、泣くかと思いました。
それぐらい、やりたかったゲームのナンバー1がこれです。

気もそぞろの「バケツくずし」を終えて、まずは、見学に。
ジャンプ台などのアクションセットもプラスされたコースです。

カラバンデは、おはじきの要領で進めていくレースゲームです。
だいたいのイメージは、今、ここを読んでいるみなさんが頭の中で想像したとおりだと思います。

ただ、おはじきというと、こぢんまりとしたイメージがありますが、このドイツのおはじきは、なかなかに豪快です。

まず、コマ。木でできた丸いコマです。でかい。小さなセンベイぐらいの大きさがあります。こんなん、指で弾いたぐらいで滑るんか?とちょっと思ってしまいます。
そして、コース。コースも、木でてきています。よくぞ、このゲーム会の主催者のバラックさんは、電車で滋賀から京都までこのゲームを運ぶことができたもんだ。それぐらい凶悪にでかくて、重たいコースです。
↑ しかも、当日は雨降っていたというのに……

このコースの上で、コマを弾くと、ビックリするぐらい気持ちよく、このコマが滑るんです。

順番に、コマを指で弾いてコースを走らせます。コースを3周すればゴールです。
もし、自分のコマを弾いたときにコースアウトしてしまったら、その手番ではコマを進めることができません。元の場所にもどります。また、他の人のコマにぶつかることはOKなのですが、他の人のコマをコースから押し出してしまうと、やっぱり、ペナルティで元の場所にもどらなければなりません。あと、ジャンプ台がらみでなくては、あまり起こりませんが、コマが逆さま向いてしまうと、次の手番は1回やすみ(コマを表向けにするだけで手番終了)です。

コースには、壁のついてあるところもあり、その壁に反射させて、カーブを曲がることや、他の車を追い抜くなどのテクニックを使うことができます。

見ているだけでも、けっこう見応えがありました。
アクションセットのジャンプが、やっぱりすごい難しいようでした。
ジャンプ台の前で8の字カーブになっていて、ジャンプ台の下に交差した道が通っていました。
普通、ジャンプ台で失敗してコースアウトすると、ジャンプする前の地点からスタートになるはずなのですが、ここは、チビってしまうと、下の道に落ちてしまうんです。そうすると、もう一度8の字のカーブを曲がってこなければなりません。落ちたはずみで、コマが裏返った日には、泣きっ面にハチ(笑)
2回ぐらい、ハチにさされて苦労している人もいました。

さて、最初の人たちが、カラバンデ終了。
待ってましたということで、わたしたちが、次のゲームに。

こんな感じで、順番待たれたゲームって、あんまりないと思います。
しかも、後半も、ちゃんとギャラリーついてました(笑)

やってみると、やっぱり見てるより楽しいです。

特に今回は、直線とジャンプが、楽しかったです。
カーブのところは、わざと壁が使いにくいようにセッティングされていて、ビビリながら走らせていた感じでしたが、直線で一気に距離を稼ぐときの快感と、ジャンプが華麗に決まって、ギャラリーから拍手もらったときの快感は、やみつきになりそうでした。

といっても、たいして上手なわけではなく、わたしが3周する間にバラックさんは4周してゴールまで行っておられたあたりは、さすがに持ち主(持って来主)の貫禄でした。

あんまり、こればっかりやりすぎたら、飽きてきちゃうのかなぁと思わないではないですが、とにかく、今回やったゲームのなかでは、1番オススメで、楽しかったです。

惜しいのは、このゲームが手に入りにくいということですねぇ。
このサイト立ち上げてすぐぐらいの時に、「ほしい。ほしい。」と書いたので、わんこさんがいろいろと調べてくださったのですが、どうも、本体だけ中古製品で3万円から4万円ぐらいで売られているようです。
バラックさんも、それぐらいのお値段で手に入れられたようです。
ドイツまで行くと、ときどき1万円ぐらいで見かけるという話も聞いたのですが……。今のところ、難しいですねぇ。

「これは、もっかい出さなあかんわ」

とわたしは言っておったのですが、決して、今すぐもう1回出してゲームすると駄々をこねていたわけではなく(ちょっと、そういう意味もあったかも)、

「再販希望」

と言っていたわけです。

木のゲームだということが、けっこうネックになっているようでした。
もちろん、木のぬくもりとか、良さが損なわれることを承知でいうのですが、このゲーム、プラスチックの製品になってもいいから再販してほしいなぁ。

切に願います。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,京都ドイツゲームサークル,2003年3月京都ドイツゲームアフリカ,エルフェンランド,スピード,ニムト,ニューエントデッカー,ミシシッピクイーン,6ニムト

ミシシッピクイーン

「持ってるけどやったことのないエポック発のゲームをしよう」企画第2弾です(笑)
ちなみに、第1弾は、「エルフェンランド」で、第1回の京都ドイツゲームサークルで遊ばせてもらいました。

「6ニムト」と「アフリカ」は、けっこう遊んでいますので、次回は、「ニューエントデッカー」を持っていこうと思います。
長そうなのですが、だれか遊んでくれますか?

「ミシシッピクイーン」は、蒸気船のボートレースのゲームです。
カッチョイイ5色の蒸気船のコマを動かして遊びます。
このコマのどこがカッチョイイかというと、船は外輪船のかたちをしているのですが、この外輪の部分が動くんです。

もちろん、外輪の部分が動くのには、ちゃんと意味があります。
外輪には、1から6までの数字がかかれています。左の赤い外輪の数字は、その船のスピードを表し、右の黒い外輪の数字は、その船の石炭の残量を表します。

ゲームの目的は、2人のお嬢さんを船に乗せて、できるかぎり速くゴールすることです。

船は、6角ヘクスで表された川のゲームボードの上を走っていきます。
ボードは、いくつかに分かれていて、先頭の船が新しい川のボードに入った時点で、次のボードを継ぎ足します。ミシシッピ川は、グネグネと曲がりくねっているので、川が直進しているのか、右折しているのか、左折しているのかは、その時にならなければわかりません。

また、川の所々には島があって、そこには、お嬢さんたちが待っています。船は、ゴールするまでにこのお嬢さんを2人船に乗せなければなりません。
思いっきりスピードを出している船に、スカートのお嬢さんが飛び乗れるはずはありませんので、お嬢さんのいる船着き場では、船のスピードを1まで落とさなければなりません。

はじめは全員、スピード1、石炭残量6からスタートします。
自分の手番ではプレーヤーは、スピードを1変化させることと、船を1回だけ60度の角度にカーブさせることが出来ます。
しかし、川には障害物もたくさんあります。ときには、川が思わぬ方向にカーブすることもあります。また、レースの駆け引き上、どうしても相手を引き離したいときもあります。お嬢さんのいる船着き場の前なので、減速をしなければならないこともおこります。
1以上の急なスピードアップや、スピードダウン、急カーブの時などは、その度に、石炭を消費していかなければなりません。
最初は6ある石炭ですが、ゲーム中減ることはあっても増えることはありません。
0になってしまえばそれ以上は、無茶な運転がいっさいできなくなります。そのまま、島にぶち当たったりしてしまえば、ゲームオーバーになります。
だから、石炭は、ここぞという勝負どころで、しっかりと使っていかなければなりません。

2人のお嬢さんをしっかりと船に乗せて、すべてのミシシッピ川のボードを走りきれば、ゲーム終了です。

さて、ゲームスタートです。
5人でできるゲームということで、最大人数の5人でスタートしました。でも、途中、まだ序盤のあたりで、事情のため1人抜けてしまったので、ほとんど4人でのレースとなりました。

スタート。
みんなは、スピードを1から2へ上げてのごく真っ当なスタートです。
わたしは、いきなり石炭を1使って、スピードを3まで上げてのロケット(というほどでもないか)スタートを切りました。

やけくそではなくて、もちろん作戦があります。
トップを走るというのは、確かに川の流れがよめないというリスクがあります。スピードを出して走っていて、突然、前に障害物が現れたりすると、石炭を大消費してそれをされることになったりする可能性があるわけです。
でも、川はとても幅が狭いのです。前に船がつまっていると、それらを飛び越えて進むことはできません。特にお嬢さんをのせる船着き場のあたりは、島があったり、前を進む船が減速したりと混み合ってしまいます。
このゲームは、手番が「左回り」とか限定されていません。トップを走っているものから順番に自分の船のコマを動かしていきます。
ですから、トップを制していると、いいポジションを制しやすいのです。

作戦は、とにかくトップを維持して、はやくお嬢さんを2人乗せて、一気にゴールに躍り込むです。

コロコロ。
川の流れの向きは、サイコロを振って決めます。六面のダイスには、右と左と直進の矢印が描いてあり、出た目通りに次の川のボードをつなげていきます。
川の中には、船着き場がある島があることがあって、そういった島には、お嬢さんが船を待っているのです。

「小屋があるから、ここには、お嬢さん2ひきね」
1ぴき、2ひきって言わない!」

減速して、船着き場に到着します。

「では、お嬢さんを1人拉致します(笑)」
拉致って言わない!」

なんでしょう。ほら、普段、こういうふんわりスカートでパラソルさしたお嬢さんにあんまり縁がないもんだから、きっと照れているんでしょう。

ゲットしたお嬢さんは、手元においておきます。船に乗せなくてもいい(笑)。
船の構造上、思わず乗せたくなりますが……2人は乗れないんですねぇ。
でも、誰が何人のお嬢さんを乗せているのかというのは、けっこう大事な情報だから、乗せて見えるようにするというのは、けっこう良いアイデアだと思います。

サイコロの出目もそれほど悪くなく変な方向に川が曲がることもなく、最初のダッシュもきいて、お嬢さん2人もゲットして、順調にトップを走っています。
いよいよ、最終のボード。ゴール地点が、見えてきました。

ゴールするときもお嬢さんを乗せるときと同じで、ゴール地点の船着き場に速度1で止まらなければなりません。
後から、わたしの船についてくる船が1艘ありますが、ここまでくれば、もう大丈夫でしょう。

減速して、スピード1。あと1マス。次の手番には確実にゴールです。
後の船も、横からゴール地点を目指してあと1マスのところに移動。スピードは2。

3位、4位の人も動かしていきます。

???

次の手番は、もっとも前を走っている船からです。そして、どちらも同じ場合は、スピードの速い方から。

えっ!

ゴールまでの距離は、わたしも、相手も1です。
そして、スピードは、わたしが1。相手が2。

いすから転げ落ちました(笑)
最後の最後で!

相手の手番が先です。

「1減速して、スピード1にして、ゴール!」

「そのままの速度で、1進んでゴール」

最後の最後に、逆転2位……。
これは、どう考えても、最後に気を抜いたわたしの操船ミスでした。

最後の最後にさられてしまいましたが、なかなか、楽しいレースでした。