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教室の悪魔

豊かになって手に入れたもの。この自由。
そして、この不安。
もともと、人間は、自由に生きられるようにつくられていないのかもしれないなぁ。自分が望んで、手に入れた自由なんだけれど。

かなり酷いいじめの現実と、それに対して、大人がしていかなければならないことが書かれています。
大人顔負けの。というか、子どもだからできる執拗さ。

大人ならある程度、いじめられても、それだけが世界ではないとわかるのだと思います。でも、被害者の子どもにとって、学校という場は世界のほとんどを占めている。逃げ場がない。
それは、加害者も理解していて、さらに追い詰めていく。

マスコミは、「責任」が好きだけれど、「責任」以上に、今やらなければならなければならないことがある。
もし、誰かに、「誰かが悪口言っていたよ」とご注進するヤツがいたら、そいつは、親切ではなくて、親切顔なトラブルメーカーだ。でも、そんないつも接している世間やマスコミに、そんなトラブルメーカーが、大きな顔してまかり通っている現実がある。

ほんと、マスコミ、ご注進好きですよね。

センセーショナルな「責任」で、解決に向かわずに、引っかき回して喜んでいるのも、多分、いじめが、少なくならない原因だと思う。

まぁそれでも、文句の1つも言わず(1つ、2つしか言わず)、大半の教師は、24時間教師をしている。
せめて、後ろから、鉄砲で撃つような真似だけは、しないようにしなければ。

つの丸,読書たいようのマキバオー,つの丸,週刊プレイボーイ・コミックス,集英社

たいようのマキバオー12

仮面の下は……だよなぁ、当然。金太のせいで、犯罪者なんてことになってしまうのではないかとちょっと心配になってきます。
マキバオーは、知ってて連れてきたんだろうし。

そして、ギャグにみせかけて、内容は、あいかわらずハードです。
しかし、ギガモッコス、あいかわらず馬に見えない~。

原泰久,読書キングダム,ジャンプ・コミックス,ヤングジャンプ・コミックス,原 泰久,集英社

キングダム9

キングダム、武術は男より女の子の方が強いのかも。少なくとも、個々の武力では。
羗瘣にしろ、山界の王にしろ。
貂もそのうち、強くなるんだろうか?

謎の勢力ありすぎだと思いながらも、おもしろいのでいいですねぇ。

中村光,読書モーニングKC,中村 光,聖☆おにいさん,講談社

聖☆おにいさん2

ものすごい、隅っこの方のネタをもってきているのか、それがたまたま、自分の身の回りにあった、神様ネタなのか?
カンダタの話、聖骸布の話とか、ものすごくさりげない展開に見えて、ものすごく計算され尽くされている感じがします。

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ライオンブックス1 手塚治虫文庫全集

多分、題名が「ライオン」だったので、「ジャングル大帝」みたいなお話かと思っていましたが、全然、違っていました。

けっこう、意欲的な短篇集。短編の傑作集とかで、読んだことがある話も見られました。

お話があふれる人なので、同一のキャラクターでシリーズかくよりも、こんな短編の方がむいていたのかもしれないとも思います。

長編が、おもしろくないわけではないのですが。スターシステムとも、関係しているのかも。