ぼくの孫悟空3 手塚治虫文庫全集
いきなり、三蔵法師が作者と交代しちゃうという、メタな展開。
凄い。これは、新しすぎる気もするけれど、その頃の演劇のおおらかさが出ているのかもしれないとも思ったりしました。
人気キャラは、お話と関係なくても、時代すらちがっていても、ちょっと出てきて、去って行くみたいなおおらかさがあったらしい。よくは知らないけれど。
まあ、今読むと読みにくさはあるけどね。そして、西遊記特有の問題として、後半は、おもしろくするのが難しい。
大団円。
「西遊記」って、最初から牛魔王ぐらいまでは、よく語られているのですが、後半ってあんまり知らない。
唯一、昔読んだ子ども用の西遊記は、最後、弟子たちが人間になって、みんなで温泉に入って終了。
で、子ども心に、「なんじゃそりゃ」とか思っていたのですが、この終わり方は、けっこう好きですねぇ。
旅は続く。
でも、あんまりにも、日本人好みな物語になりすぎている気もちょっとします。
まぁ、日本人が書いて、日本人が読むんだから、これでいいのか。
かわいい悟空。気のいい八戒。渋い悟浄。八戒が、ものすごく成長しておいしいところをとっていった分、悟浄は、ちょっと渋い役どころで目立たなかったかな。
あぁ、「パタリロ源氏物語!」だけでなくて、こっちも、途中で終わっているんだ。
外伝って、なんだよ!!
しかし、こうやって見てみると、「パタリロ源氏物語!」も、「パタリロ西遊記!」も、作者が意図したところで終わっている様な気もしないではない。
特に西遊記は、後半、けっこうグダグダみたいだからなぁ。