KUROZUKA8
不死というわけではないんだよなぁ……。
不死だとしたら、最初のイエス・キリストみたいな人は、どうなったんだという話だし……。
というか、もっと、けっこうたくさんそういう人がいないとおかしいし……。
不死というわけではないんだよなぁ……。
不死だとしたら、最初のイエス・キリストみたいな人は、どうなったんだという話だし……。
というか、もっと、けっこうたくさんそういう人がいないとおかしいし……。
この男は、弁慶なのか?
そうすると、弁慶も、血を吸ったのか?
けっこう、謎が謎を呼んでいます。
本当はない「日本SF全集」の解説を集めた本。
これは、楽しかった。日本SF史にも、なっている1冊です。
おもしろいわ、コレ。
でも、こうやって見ると、わたしは自分がSF者だと思っているけど、実はたいしたことないのが良くわかりますね。だいたい年代別に3期に分けて解説してありますが、どの時期にも、何人かは、「誰それ?」という人がいます。
比較的、第1期の人は、みんな知ってるし、何編かは読んでいる人が多いです。
星 新一、眉村 卓、平井 和正は、特に好きで追いかけていました。他の人も、けっこう代表作を外していることがか今回わかりましたが、まあ、読んでます。
今日泊 亜蘭と広瀬 正は、名前しかしらないけれど。
広瀬 正は、SFの人だったとは知らなかったです。
第2期の人は、名前はしっているけど、ほとんど読んだことがない人ばかりでかさす。
山田 正紀と川又 千秋ぐらいですねぇ。でも、この人たちも2、3作品を読んだぐらいです。
山尾 悠子、鈴木 いづみ、石川 英輔あたりは、全く知らない。
第3期が、新井 素子から始まるのは、とっても正しいなあと思いました。
新井 素子、夢枕 獏、高千穂 遙、栗本 薫、田中 芳樹、笠井 潔、野阿 梓、菊地 秀行、大原まり子あたりは、今は追いかけきれていない人もいるけれど、大好きです。
でも、式 貴士って、誰よ~。
あと、この本の作者の日下 三蔵っていう人も、しらいな(笑)
でも、グッジョブ!!
でも、世の中には、知ってる人でも、知らない人でも、おもしろそうな小説はいっぱいあるっていうことですね。
そして、こういう全集を読むと、そういう意外な発見があったりして楽しいです。
ぜひ、この全集出して欲しいです。
でも、1600ページか~。文庫で出ることはないなぁ。
これ、コバルト文庫で出ていたんですよねぇ。
まあ、その頃のコバルト文庫は、新井 素子や、大和 真也なんかもデビューしていて、けっこう、いろんなチャレンジをしていた元気のいい文庫シリーズでしたから。
他にも、「ヘッドフォン・ララバイ」の窪田 僚、氷室 冴子、久美 沙織とか、なかなか、コバルトの黄金時代だったなぁと今にして思います。
わたしは、その頃、コバルト文庫とソノラマ文庫が好きで、夢枕 獏も、その流れで読んだのだと思います。「キマイラ」と「オルオラネ」と、どっちが先に読んだのかは、覚えていません。
コバルト文庫の解説(たしか2巻目ぐらいかな)では、これがロマンチック・メルヘンであるということをとても照れておられたけれど、それでも、その頃のコバルトからしても、この作品たちって異質で、やっぱり夢枕 獏だなぁと思いました。
メルヘンといいつつ、全作品、泥臭いところをひきずっています。それは、リアルさといいかえてもいいし、夢枕作品の魅力のひとつだと思います。
ふられて反吐を吐く、ロマンチック・メルヘンの主人公ですもの。
それでも、その泥臭さが、すーーっと浄化される、透明になっていく瞬間があって、それが、本当に変わらない夢枕 獏の小説のすごいところで、ずっと惹かれているところ、読み続けているところなんだと思います。
オルオラネのお話は書かなくても、こういうお話は、また続けてかいていって欲しいなあと思います。
書かなくてはいけない長編が多くて、難しいのかもしれないけれど。
首をすげかえた??
そういえば、最初の方で、そんな描写があったような気が。