隠の王10
この巻で完結かと思っていました。
秘術が発動して、ふりだしにもどって、きれいな終わり方だなぁと思ったのですが、このお話は、まだこの先をかこうというのですね。
これは、先をぜひ見てみたいです。
バンパニーズ大王との2回目の接触です。
そして、ダレンの本当の少年期の終わりかな。
このバンパニーズ大王の正体とか、ラストで退場する1人とかは、まあ、物語の文法に則った感じですねぇ。とても、わかりやすいです。
でも、このとてもわかりやすいものを引っ張って引っ張って書いていく手腕は、巧いです。
久しぶりのソード・ワールドの小説です。
ソード・ワールド短編集は、けっこう小粒がおおいです。
以前は、本格派というか、ファンタジー色の強い物も多かったのですが、最近は、ちょっとコメディよりで、そのあたりは読むのは楽だけど、不満かなぁ。
「ギルドの掟」が、変な感じ。
掟って、そういうものか?
潜入している者は、退治されてもしかたないと思うのだが……。
ダンジョンズ&ドラゴンズ版少年探偵団。
そういわれれば、そんな気もしないでもない。
今のところ、おもしろさは普通ぐらいです。「デルトラ・クエスト」よりは、こっちの方が好きです。
D&Dの世界の日常というか、そういうのは、よく書けていると思います。
今のところのネックは、弟の存在が……必要ないやんと思ってしまう。だって、ケラックが、リーダーで、戦士で、魔法使いで、名探偵なんだから……。
まあ、少年探偵団でも、そういう役回りの子は、いたか?
でも、お調子者かというと、そういう感じでもない。
モイラは、いいんですよ。明らかに職業(クラス)が違うから。
でも、バックにいろいろなお話がありそうな感じで、期待はしています。
なつかしいキャラクターが出てくる8巻目でした。
彼の方は、まあ、予想通りというか……アレでしょう、アレ。
でも、先生の方は、もうでてこないと思っていたので、しかも、出てき方が突然だったので、けっこうビックリした。
こういうところが、ダレン・シャンは、巧いと思う。