とうきょう小鬼らいふ
消えたので、書き直しです。
小鬼が普通にいる世界。甘くはないけど、優しい世界です。
居候に小鬼。
そして、実はけっこう小鬼の方が、なんというか俗物。鬼だから、俗物でもいいのか。
あと、うちの遠縁の身元の確かな鬼ってなによ。そういう雑なとこ好きです。
MF文庫の山田 ミネコのシリーズは、これで完結。
「異形列伝」、「妖怪風土記」あたりは、関連作としてもっと出して欲しいとも思うのですが、これまで、よく出たなぁという感じでもあります。大好きな「月読の剣」は、関連作ではないから、まぁ、無理か。
まあ、関連作といえば、小説のシリーズとかもあるし、本当はそっちも同じ判型で出てくれるととってもうれいかったのですが……あんまり贅沢をいってはいけないか。でも、朝日ソノラマ、白泉社、東京三世社、秋田書店と、本当にバラバラなところからでていた、「最終戦争シリーズ」が、アリスシリーズまで含めて、まとめて読めたというのは、とってもいいことでした。
特に、初期の花とゆめコミックスに収録されていた分については、作者自身が、封印しようとしていたふしもありましたので。
このあたりが、少女の目が、どんどん大きくなっていく感じです。そして、この目の大きな女の子、めっちゃ好きです。
今の生神は、このなつみちゃんの生まれ変わりでいいのかな。
ほのぼのしているんだれど、仕組みというか、摂理については、容赦ないのは、なんとなく女性作家ならではという気がします。男のホラーって、ひさんなことはおこるんだけれど、そっちの方面はけっこう、ガバガバというか、夢見てるところがある気がします。
多分、わたしが少女マンガを読み出すきっかけになったマンガ家さんが何人かいて、確実に、竹宮 惠子は、そのうちの1人です。
けっこう、ハッキリしない記憶ではあるのですが。
ものすごいマンガ好きの従姉がいて、その従姉のところで「地球へ…」は、はじめて読んだんです。マンガ少年の別冊になっていたものだと思います。その頃のわたしは、わりとマンガならなんでもよかった。で、少女マンガだと思わずに、多分、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」と同じぐらいの感覚で、少年マンガ、少女マンガ関係なしに読んでいたと思います。まあ、掲載されていた雑誌自体も、ものすごく不思議な雑誌でしたからねぇ。
「火の鳥」とか、「アタゴオル物語」とかのっていた記憶が……。
それから、同じ従姉の家で、多分、和田 慎二「明日香ララバイ」かなんかのマンガを読んで、メチャクチャおもしろいなぁと思ったんです。これが、意識して読んだ少女マンガの最初の1冊。そして、それが、「花とゆめコミックス」で、なぜか、「あいつ」という題だと間違えって覚えていて、後日、成田 美名子の「あいつ」に出会って、これ俺が思っていたのと違えけど、メッチャおもしろいということで、「エイリアン通り」とかに繋がっていくわけです。
多分、それが小4位のときですねぇ。
それから、「アンドロメダ・ストーリーズ」が始まって、原作は「百億の昼と千億の夜」らしいと聞いて、大津駅の2階にあった本屋さんで、昔の秋田書店のマンガ文庫で萩尾 望都の「百億の昼と千億の夜」を読んで、萩尾 望都にもすすみ。
少女マンガとしての竹宮 惠子は、多分、花とゆめコミックスの「夏への扉」が、最初の1冊だったはずです。
思春期だしね。背伸びしたい頃でもあったので、ハマったというのもあったかも。「ホットミルクはいかが?」というとてもわかりやすい物語があって、それと、「地球へ…」の面白さへの信頼が、他の作品への抵抗感をものすごく低くしてくれたということがあると思います。
ということで、「地球へ…」。
振り返ってみたら、真面目なSFマンガというのを読んだの自体が、これが1作目だったのかも。
ということで、カラーで読めるんなら、買ってしまうんですよ。
今読んでみると、けっこう勢いだけでかいているところもあるなぁと思います。ジョニーの成人検査を見ていた子どものミュウって、どうやって生まれたのとか?
でも、そんな細かいことは関係なく、名作なのです。