オリエント急行の殺人 クリスティー文庫8
このトリック、そしてストーリー、兄貴から聞いてしっていました。
割と兄貴は、歴史の話とか、小説の話をするのは、上手だったのではないかと思います。この話を聞いたのだって、きっと、小学生か、中学生ぐらいで、でも、ちゃんと印象に残っています。
読みながら思ったねぇ。
「聞いてなきゃ、もっと、楽しめたのに」
知ってても、楽しめたのは確かです。でも、聞いていなきゃ、もっと楽しめたのも確か。
その頃は、自分がミステリーを読むようになるとは思ってなかったからなぁ。確かに、兄貴も、
「自分で読む気なら、聞かない方がいいぞ」
と、ちゃんと言っていた気がします。
でも、その兄貴の話を聞いていなかったら、クリスティーに興味を持つこともなかったかもしれないので、これでいいのかもしれない。