完璧な世界

大暮維人,舞城王太郎,読書

バイ オーグ・トリニティ14

なんというか、途中、訳がわからんとか思っていたけれど、それでもなんかなっとくの大団円。

ホサの存在って、ある意味、藤井にとって邪魔者の異物にしか過ぎないんだけれど、それを藤井が最初から全面的に受け入れているというのが、このお話のすべての救いの源泉だなぁと。
完璧な世界は、でも完璧さ故に閉じてしまっている。
他者を受け入れることは、その完璧さを壊すことにもなるけれど可能性は広がっていく。

言葉にすると、ちょっと陳腐かな。