リーンの翼3
3巻を読むと、原作者が、誰に心をおいていたのかが、よくわかる。
若者の物語でありながら、やっぱり、思いの正しさという部分では、迫水に共感していたのだなぁと。
それでも、若者に希望を託そうとするところが、この人の健全なところであります。
バイストン・ウェルの物語は、富野 由悠季がつくった世界の中で、わたしが1番好きな世界です。
ただ、作者の中で限界が見えていた世界であったようなので、もうこれ以上語られることはないのかなぁと思っていました。
だから、今回、新たに語れたバイストン・ウェルの物語を読めたのは、とても嬉しい経験でした。