とでんか6
壮大っぽくて、思わせぶりで楽しいのだけど、「Xファイル」と同じで、お話を先に進める気がないのに気づくと、ちょっと興ざめなんですよね。
そこが、最近の大塚さんのちょっとう~んなところです。
終われないのと、わざと終わらせないのは、また違うと思う。
壮大っぽくて、思わせぶりで楽しいのだけど、「Xファイル」と同じで、お話を先に進める気がないのに気づくと、ちょっと興ざめなんですよね。
そこが、最近の大塚さんのちょっとう~んなところです。
終われないのと、わざと終わらせないのは、また違うと思う。
いつものキャラクター論で、それはそれでそれなりにおもしろいです。
で、おもしろいのですが、題名の話を期待していたので、ちょっと期待はずれ感がありました。
そして、多分、わたしにとってピッタリなのだが、今の読者からは作品が古くなりつつあると思う。明らかに。
古典に古典としての価値があるとしても、もうちょっと、今をいれてきてもいいのかも。
これも、笹山サーガの1つみたいです。
死舞能は、バーコード人格みたいに、人格が移転する話なのかな?
まだ、設定を見せてるみたいな感じですが、このままの調子であんまり盛り上がらずに続いていく予感がします。
大塚 英志、昔は設定だけでなく、大きなお話をちゃんとかこうとしていた気がしていたのですが、最近の作品はなんか、Xファイル的にヒキだけがあって、その先をかく気が見えないんですよねぇ。
それはそれで、マーケティングとしては、正しいのかもしれないけれど、なんか、不満が残るなぁ。
ステマ的なお話。
まあ、検索エンジン自体が、そのために発達してきたようなとこどろは、あるのかな~。
情報を提供する側の問題ではなくて、1番の問題は、僕たちが、簡単なことがあるともうそちらしか選ばなくなってしまうという部分にあるのかもしれません。
うん、なんか壮大な話になってきた。
なってきただけで、広がっていかないところが、Xファイルというか、大塚 英志の思うつぼなんですけれども。
でも、昔は、壮大なお話を動かそうとしていたんだと思うんだけれどなぁ……。