「チケットトゥライド」がやって来た!,お店訪問,ボードゲーム日記イズミヤ堅田店

売れた?

 

さて、近所のイズミヤ堅田店で見かけた、「チケットトゥライド」ですが、イズミヤによるたびに、売れたかどうか、様子をうかがいに行っております。

最初、2つ入荷していて、わが家が1つ購入しました。
ということで、残りは、1つ。

しばらくは、何回見に行っても、1つ残っていたのですが、8月に入ったぐらいに見に行ったとき、なんと2つになっていました

これって、これって、最後の1つが売り切れて、新たに2つ入荷したってことですよねぇ!!

がんばれ、「チケットトゥライド」。お盆休みに、遊んでもらえ!!

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子どもと大人をつなぐもの

日本で、ボードゲームが広まってほしいというのが、「あ・そ・ぼ」管理人りんの願いです。
子どもたちには、いっぱい人とふれあうゲームをして欲しい。

でも、日本で遊ばれているゲームといえば、テレビゲームがほとんどです。
子どもは、テレビさえつけておけば、またまた、新しいゲームソフトさえ与えておけば、大満足で遊んでいます。

それは、子どもたちの選択したことのように見えます。
でも、本当にそうでしょうか?

もちろん、テレビや、テレビゲームには、それぞれの良さがあります。
なによりも、テレビやテレビゲームに子守をさせておけば、大人は煩わしい子守からその間解放されることが出来ます。

「子どもがしたがっているから……」

子どもがテレビから離れられないのは、本当に子どものせいでしょうか?実は、それ以外のことをしたいと思ってる子もいるのに、それしか与えていないのではないでしょうか?

ほっておいても、テレビを見ている?

でも、外は不審者がいて出られない、家で暴れたり、散らかしたりすると怒られる……そうすると、自然と子どものとれる選択肢は限られてくるのではないでしょうか?

子どもと遊びたいと思っている親も、きっとたくさんいると思います。
できれば、短い時間でいいので、毎日続けられると素敵です。

そして、いろいろ試してみます。
休みの日には外にお出かけ。でも、毎日出かけるわけにはいきません。これは、あくまで「ハレの日」です。
外で元気に遊ぶ。これは、帰りが遅くなることもあります。なかなか、毎日というわけにはいきません。
昔ながらの将棋や、囲碁。どうしても、実力差が出てしまいます。
テーブル囲んで「人生ゲーム」?子どもはきっと楽しいと思いますが、大人は何回も遊ぶのは辛いですよねぇ。

夜のほんの少しの時間。大人も、子どもも楽しめて……。
となると、やっぱり、テレビは強いです。
子どもと大人の好みがあえば、なお素晴らしい。一緒にテレビで楽しめます。
でも、この好みも、やっぱり子どもと大人では違ってきます。
昔なら、熾烈なチャンネル争いがあって、そこでまた、いろいろコミュニケーションできたのですが、幸か不幸か、今はテレビが何台もあるお家も多いです。
大人は居間で、子どもは子ども部屋でテレビを楽しみます。
???アレ?本末転倒です。

なんか、豊かになって、それはもちろん素晴らしいことなのですが、なくしていくものは、やっぱりあるようです。

子どもと大人は、実は時間の流れ方が違います。
人によってそれぞれな部分もあるのですが、子どもの時間の方が、のんびりじっくり流れていきます。
だから大人は、ついつい子どもを、追い立てるようにしなければなりません。
子どもの遊びは大人にとって単調すぎますし、大人の遊びは子どもにとっては難しすぎます。一緒に遊ぶのは、なかなか大変です。
でもそれは、けっして子どもが大人より、のろまで劣っているという訳ではありません。子どもは、じっくりと何回も繰り返し、いろいろな経験をためているのです。
だから、大人と同じスピードなんでもできる子どもは、かえって要注意です。もちろん、今までの間に、人知れない苦労をして成長しているだけかもしれません。でも、もしかすると、積む経験を積まずにやり過ごしているのかもしれません。

さて、子どもと大人の時間の流れが違うのなら、一緒に遊ぶことなんて、とても無理なのでしょうか?
それとも、大人が子どもに、いつもあわせてあげなければならないのでしょうか?

ときに、子どものスピードにあわせてあげることは、とても大切なことです。
でも、いつもそれでは、息がつまります。また、大人が楽しんでいるかどうか、けっこう子どもは敏感に察知します。
それが退屈でストレスがたまって子どもにあたってしまったら、それこそ、今までの苦労が水の泡です。

では、いったいどうすれば??

それは、優れたおもちゃの力を借りるのです。

おもちゃ?
日本では、おもちゃの寿命は3カ月なのだそうです。その短い期間の間に、パーッと売って、パーッと消えていく。 
そこにあるのは、テレビゲームと、キャラクターグッズです。

ここでいう「優れたおもちゃ」というのは、そういった短命なもののことではありません。
何年も、何年も、子どもたちに遊ばれつづけてきたおもちゃがあるのです。

では、「将棋」?「囲碁」?「オセロ」?確かに、それらに近いかも知れません。でも、最近では、遊ばれつづけてきたとは、なかなか言えないようです。
それが、ヨーロッパで遊ばれている木のおもちゃや、ボードゲームなのです。

優れたおもちゃは、子どもと大人の心と心をつないでくれます。

「でも、そんなのおもちゃ屋さんで、見たことないよ。」

そうです。大人だって、知らないのです。子どもと楽しく時間をすごせるおもちゃがあることを。
だって、普通のおもちゃ屋さんでは、売ってなかったり、目立つところにおいていなかったりするのですから。

ということで、ここからが本題です(笑)

今まで、ずーーっと、普通のおもちゃ屋さんでは、こういうすぐれたゲームが売っていませんでした。
しかし、ちょっとずつ、テレビゲーム以外の人と人とで遊ぶゲームが、見直されるようになってきました。

その風穴を空けたのが、ビバリーの「ブロックス」でした。このゲームは、定番として普通のおもちゃ屋さんにおかれるようになりました。

その後、昔出ていたいろいろなボードゲームが復刻されたりしました。でも、このあたりのゲームは、懐かしさはあるのですが、大人が遊ぶには少し辛いです。

それから、カワダの「ラミィキューブ」。これは、復刻されたゲームといっていいのかな?これは、とてもいいゲームです。これも、おもちゃ屋さんの定番になりそうな感じです。

「ブロックス」も、「ラミィキューブ」も、素晴らしいゲームです。
ただし、この2つのゲームは、遊びの中に物語性の少ないゲームです。
子どもと遊ぶのなら、もっとイメージがふくらむようなものがいいなぁと思っていたら……

きました!!「チケットトゥライド」

これは、「乗車券」という名前で、ボードゲームを遊ぶ人のなかでは、有名なゲームです。
ボードゲームの賞のなかでも1番権威があるといわれているドイツ年間ゲーム大賞を2004年に受賞しています。また、なんと、日本でも、2004年に日本ボードゲーム大賞を受賞しているという傑作です。
ただし、今までの「乗車券」は、海外の会社が作ったゲームでしたので、輸入するか、特別なお店で買うしか方法がなかったのです。

それが、バンダイから「チケットトゥライド」として、発売されました。
近所のおもちゃ屋さんで、この素晴らしいゲームが買えるのです!!

ルールは簡単。でも、大人も子どもも、一緒に楽しめるゲームです。
「人生ゲーム」などのすごろくしかしたことのない人にとっては、新しいおもしろさを提供できること間違いなしです。

発売日は、7月15日。
ということで、発売日の次の日、7月16日に、近所のイズミヤ堅田店のおもちゃコーナーをのぞいてきました。

近所のイズミヤ堅田店のおもちゃコーナーにも、一応、ボードゲームのコーナーがあります。
品揃えは、「オセロ」とか、「モノポリー」とか、「ブロックス」とかの定番。あとは、テレビとのタイアップものとか、キャラクターものです。

ざっと、棚をまわって……ないかな……と、ふと足元を見ると……

ありました!!

なんか、1番下の目立たない棚に2つ。

早速、1つはゲットしました。
9月になったら、ゲームクラブの子どもたちと遊んでみます。その時は、きっとレポートを書きます。

さて、この「チケットトゥライド」、売れ行きはどうなんでしょう?
こういったゲームが、どんどん日本で出て欲しいので、売れて欲しいです。

はたして、「ブロックス」、「ラミィキューブ」のような定番になれるのか?
しばらく、イズミヤに行ったときは、動向を見守りたいと思います。

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メビウス、奥野かるたという聖地を2カ所巡礼した後は、明日のゲームマーケットの準備で熱気に包まれる浅草へ。

浅草では、3回目のボードゲームシンポジウムが、おこなわれることになっていました。
今回の東京行きの主目的です。

過去2回のボードゲームシンポジウムは、関西の大阪で開催されていました。
関西でのシンポジウムは平日開催で、第1回目のときは、ラッキーなことに仕事がお休みだったので参加できたのですが、第2回のときは、参加できませんでした。

第1回目のときは、岩城敏之さんのお話が、素晴らしいかったです。

第2回目のときは、「メビウスママさんの話がおもしろかったよ~」と、ねぇさんに言われて、悔しい思いをしました。
このときは、ゲームのルールの翻訳の話なんかが出て、議論も白熱していたそうです。
参加したかったです。

で、今回は、第3回。今回は、土曜日開催ということで、仕事を休まなくても参加できます。
でも、場所が東京。うーん、東京……遠い……。
行けないだろうなぁと思っていましたが、急遽行くことになりました。

さて、浅草です。
ゲームマーケット前日ということで(笑)、すごい人でした。
会場は、浅草セントラルホテル。2日目のゲームマーケットも、ここから近い(らしい)ということで、わたしたちの宿泊場所も、ここにしていました。
駅から、10分から15分ぐらい、けっこう近いこのホテルですが、着くまでに3回ぐらい、

「人力車、乗りませんか?」

と誘われました。
よっぽど、おのぼりさんに見えたらしい……。

人力車には乗らずに、浅草セントラルホテルに。荷物を置いて、会場に。
参加者としては、1番のりだったかな。関東のスタッフの方2人を中心に、用意をされていました。四国の方や、大阪の方も、おられましたが……。

わたしたち2人は、あんまり邪魔にならないようにということで、受付の横で、なぜか、領収書切りを。
あと、デジタルカメラを貸していただき、写真撮影も、ちょっとだけ担当しました。
もし、後日、『ゆうもあ』関係の広報で、ピンぼけな写真があれば、それは、きっとわたしの仕業です……。

さて、今回のスピーカーの方は、3名。

「ボードゲーム天国」や、「ボードゲームキングダム」を作った「オフィス新大陸」のヒゲさんこと、坂本犬之介さん。

午前中にお世話になった、「メビウス ゲームズ」の店長さん能勢良太さん。

第1回の「ボードゲームシンポジウム」でもお世話になった、とってもよい人「ゲームストア・バネスト」の中野将之さん。

それぞれ、自分たちでゲームの翻訳をして、販売しておられるショップの方々です。

参加者の方々は、ゲーム業界の方が多かったようです。わたしたちのように、ゲーム関係の仕事ではない人は、もしかすると、少なかったかも。

まずは、ボードゲームシンポジウムは、2005年度の日本ボードゲーム大賞の授賞式から始まりました。

それぞれのゲームメーカーや、デザイナーからのメッセージが、読み上げられていました。
実は、このメッセージ、『ゆうもあ』の日本ゲーム大賞のページにも、アップされています。1ただし、英語のページに原文で載っているのだけなのです。
今回は、その日本語訳が発表されて、けっこう受けていました。

さて、このあたりが、前置きで、いよいよ、3人のスピーカーの方々のお話です。

まずは、坂本さんのお話。
演題は、「ボードゲームの文化を根づかせるために、我々ができること」ボードゲームのすそのを広げるためにできること、やっていることのお話がありました。
専門誌である「ボードゲーム天国」や「ボードゲームキングダム」のお話はもちろん、ボードゲームキャラバンや、ゲーム販売のお話まで、いろいろなお話をしていただきました。

続いて、メビウスの能勢さん。
「ゲームルールの日本語化」ということで、メビウス訳の歴史が語られました。
なんと、今のメビウスのゲーム訳は、ほとんど1人の方がされているということで、すごい驚きです。

最後は、バネストの中野さん。
「ウチの店のこれまでとこれから」ということで、中野さんの生い立ち(笑)が、熱く語られていました。

パネルディスカッションでは、「翻訳ゲームの邦題の統一」というテーマで、会場もまじてえて、いろいろな意見が出されました。

この「邦題の統一」というのは、わたしたちみたいに、ボードゲームを紹介している人間には、けっこう切実な問題です。
例えば、『ゆうもあゲーム会』では定番ゲームの「Ruesselbande」は、「こぶたのレインボーレース」、「コブタのかけっこ」、「すすめコブタくん」、「リュッセルバンデ」、「ラッセルバンデ」などなど、たくさんの名前で、売られています。

『ゆうもあゲーム会』で遊んでいただいたご家族が、名前を覚えていただいて、木のおもちゃ屋さんに行って、

「『ラッセルバンデ』ください」

と言っても、『すすめコブタくん』じゃないと、探せなかったりすることがあったりします。
で、どの名前で紹介したり、説明したりしたらいいのだろうということで、けっこう、迷うことが多いです。

まあ、もちろん、どの名前でも、ちゃんと理解できるように情報を集めておくというのは、店の仕事として大切なのかもしれませんが、なかなか、ボードゲーム屋さんと木のおもちゃ屋さんでは、接点がなくて、わからないのが現状のようです。

邦題の統一については、3人の方とも、できるならしていきたいなぁ、してもよいよというスタンスでした。
ただ、かなり実現するのは、難しそうです。

どのお話も、聞いてみればもっともなお話で、なかなか、邦題の統一というのは、難しいものなのだなぁと思いました。
なかなか、問題は、山積みです。

それでも、せめて、特に混乱が激しい子どもたち対象のゲームについては、なんとか、木のおもちゃ屋さんなどとの話あうルートがあれば、考えていきたいなぁということでした。

なかなか、それぞれいろいろな考え方があるのだなぁと考えさせられるお話ばかりでした。

シンポジウムが終われば、懇親会でした。

懇親会には、メビウスママさんも来て下さり、楽しく、熱く、ボードゲームの将来について語られていました。

中野さんの「ボジョーレ・ヌーボーに負けて、ゲームが届かなかった話」が、なかなか、印象的でした。

次回も、土、日だったら、参加したいです。

その後、『ゆうもあ』の方々などと、3次会。楽しいお話をさせていただきました。

さて、そんなこんなで日が暮れて、夜も遅いので、持ってきた「ジャンボ」も遊ばずに、早寝して、翌日のゲームマーケットにのぞみます。

  1. 現在は、ないようです。 []

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「メビウス」から歩いてすぐということで、「奥野かるた」にも行ってきました。
「奥野かるた」も、ゲーマーの間では、けっこう有名なお店のようです。この前、「マルチプレー三昧」を読んでいたら、

「おくのさんへ行って、カタンを買ってこい」

みたいなセリフがあって、きっとこれは、「奥野かるた」のことなんだと思います。

行く前のわたしのイメージは、「怪しいお店」(笑)
「かるた」ですよ。しかも、なぜか、ドイツゲームがおいてある。
情報によると、2階にドイツゲームがなんかがおいてあるらしい。きっと、2階は、日も差さずにだれも入らないようなところで、ものすごい数の訳なしのゲームが、所狭しとならんでいるのでは……。

ちょと、ビクビクしながら、メビウスから歩くこと5分から10分ぐらい。
「奥野かるた」が、ありました。

あっ、普通の本屋さんみたい。
奥野かるたは、2階建ての普通の本屋さんのようなお店でした。けっこう、子ども連れでも、入りやすい感じです。
実際、子連れのお客さんが、かるたをさがして来店していました。

1階は、カルタや、囲碁、将棋など、日本の伝統的なゲームがおいてありました。

「はっ、今さっき買った、『天九牌』の高級品が……」

ケタが、1桁違うのとかありました。

2階は……。想像通りの怪しさでした。
2階には、海外のゲームがありました。
ボードゲームだけではなくて、古本も積み上げられていて、どこになにがあるのやら。
でもそれが、「あさればなにかありそう感」を醸し出していました。
最近のゲームよりも、どっちかというと古典的なゲームが多かったようです。

「バックギャモンとかは、いいボードがほしいねぇ…」

「するのか??」

てな感じで、「奥野かるた」では、九路盤と十三路盤が、リバーシブルになった碁盤を購入しました。
九路と十九路とか、十三路と十九路は、今までもあったのですが、これぐらいのが欲しかったのです。

さて、昼ご飯をたべて、ボードゲームシンポジウムにGOです。

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東京。
この前に来たのは、ウン年前。妹に連れられての大雨のコミケでした。
次の日、本屋巡りをして帰りました。

その前は、それこそ、ひと昔以上前の大学時代。
これは、1週間ほど宿泊しましたが、クラブの試合で行っていたので、あんまりウロウロせずに、試合会場と宿泊施設を往復していただけでした。

で、3回目の東京です。
この日のはじめの目的地は、ボードゲーマーの聖地(笑)「メビウス ゲームズ」です。

わたしたちの持っているボードゲームの半分以上が、このメビウスでつくられたメビウス訳が入っているはず。
また、いろいろなボードゲームの情報を調べる時に、メビウスのWebサイトを利用したこともあります。
もちろん、通販も、何回か。

でも、今まで、そんなにお世話になっているメビウスですが、行ったことなかったのです!!1

ということで、一路、水道橋へ。

水道橋に降り立ったのは、10時半。
きっと、10時開店だから、ちょうどいい時間。2

えーと、話によると、駅から見えるらしい……。
見えない……。

マクドナルドのある方。
うーん、ありそうにないぞ~。と歩いていくと、ビルに、「ポードゲーム」の文字が!

「メビウス ゲームズ」は、マクドナルドのとなりのビルの5階にありました。

「あっ、開店時間、11時からだ……」

「まあ、場所だけ確認して、マクドでお昼食べてもいいし」

ということで、エレベーターに乗って、5階に。

エレベーターが5階に止まって扉が開くと……

……いきなり、「メビウス ゲームズ」のお店でした……。

店の奥に、おじさんが1人。

「開いてる?開いてる?」

「入って、いいのかなぁ?」

てなことをしゃべっていると、

「どうぞ、どうぞ」

と声をかけて頂きました。

「まだ、開店時間じゃないんですが……」

「いいですよ」

ということで、開店30分前から、お店に入れてもらっちゃいました。

メビウスのお店の印象ですが、思っていたより小さい。
小さい、狭いというのとは、ちょっと違うかな?わたしは、もっと、ゲームが所狭しとならんでいるようなお店を想像していました。

今まで行ったことのあるボードゲームのおいてあるお店は、イエサブにしても、プロコアにしても、ゲームが本みたいな感じで、側面を表にして展示してありました。
ちょっと推しているゲームがあると、それだけ表紙向けておいてあるというところが多いです。

でも、メビウスのおきかたは、ほとんどの商品が、ちゃんと、表紙向けておかれていました。
だから、もしかすると、その分、おけるゲームの種類は少なくなってしまうかもしれません。
でも、1こ1このゲームをしっかり見せて売っているんだなぁということが、感じられました。

おじさんは、大変いそがしくパソコンをずっとたたいておられました。でも、わたしたちが、ゲームを眺めながら、

「これって、どんなゲームだ?」

と話していると、的確なフォローが飛んできます。
この方が、店長の能勢さんでした。
この日お昼から「ボードゲームシンポジウム」で講演、そして、翌日は大切な「ゲームマーケット」ということで、大変、お忙しそうにされていました。

「今日の講演、聞きに行くんです。楽しみにしています」

と言うと、

「あっ、それもあったなぁ。もう、明日の用意で……」

とのことでした。

で、お店で思ったことですが、やっぱり、ボードゲームって、お店に来て、実際に品物を見て買うのが楽しいですよ。

「あー、『カフェインターナショナル』は、カードゲームは売ってあるのみたことあるけど、ボードゲームは、売ってあるのはじめて見た。欲しい……」

「『天九牌』は、けっこうおもしろかったよ。欲しい……」

「『マメじゃないのよ』と『フェットナップ』は、定番だから、家にないと困る。欲しい……」

「えっ、ちょっと待って、こんにたくさん荷物を抱えて、今日、明日とうろつくの?」

「ほら、1万5千円以上買えば、送料無料で家まで送ってくれるよ」

てな会話がありまして、ゲームマーケットに行くまでに、恐ろしいことに……。

そして、お忙しいのに、能勢さんは、その日にゲームを送って下さったそうです。

お店を出たのが、ちょうど11時ごろ。お店の開店時間でした。
ご迷惑をおかけしました。

「うちのゲームも、あんな風におきたいんだけどなぁ……」

「いや、うちのは、売り物じゃないから……どこに、そんなスペースが……」

  1. もっとも、そんなこと言い出せば、ゲームストア・バネストにも、プレイスペース広島にも、行ったことはないのですが…… []
  2. 10時開店ではありませんでした。念のため []