エンジェル・ハート11
この物語の雰囲気は、どこか知っているなぁと思っていたのですが、松田 優作の「探偵物語」1に似ているなぁと思いあたりました。
ハードな過去。そして、今は、ドブみたいな街を、その中で生きている人を愛している。
そんな雰囲気。
- テレビドラマの方ですね。 [↩]
永野 護の「ファイブスター物語」の名場面集みたいな本です。
「ファイブスター物語」は、奥が深すぎるのと、連載が長期になっているので忘れていることも多いので、ときどき、こういう本で、復習をしないといけない。
それって、どうよ。という話でもありますが。
わたしのベストは、ヨーンの話とクリスティンの話かな。
BEST OF FSS
THE FIVE STAR STORIES
(トイプレス)
七仙姑の話も、きれいにまとまりました。
そして、また冒険に。
トラブルに巻き込まれながら旅をしているのを見ると、「西遊記」という感じがしますね。
少年週刊ジャンプで、バスケットボールのマンガが始まりました。
といいつつ、これはちょっと、変化球です。必殺技のある(笑)バスケマンガ。
しかし、1巻にしてすでに、弱点が……これ、長い期間おしていくには、ちょっと辛いかも。
でも、こういう広がりというのは、バスケというスポーツが、わりと浸透しているということで、楽しいし嬉しいかも。
まあ、ルールは、わたしらがしてたころと、本当に全然違ってきているのですが。
けっこう算数、数学、得意だったんですよ。
といっても、理解できるのは、高校の数学まででしたが。
でも、今までわからなかったことが、すーーっと理解できたときの一瞬というのは、数学の他の学問にはない快感だったなあと、この本を読みながら思い出しました。
今回は、フェルマーの最終定理を巡る数学者たちの物語です。
それが、なんの役にたつのか、何を示しているのかはわからない、1つの数学的な仮定を、魅入られたように追求し、それ故に、すべてを失っていく人々。
なんで人間は、こんなに、できないことをできるようになりたいと、知らないことを知りたいと思うのでしょう。
それは、業のような気もしますが、だから、人間ってすごいのだとも思います。
最終章は、思わず涙が出てきます。
なんの涙やこれは!
と自分で、ちょっとビックリした。