STEEL BALL RUN 11
多分、言葉にすると「理屈を知った上で、理屈を越えろ」という感じになるのだと思います。
でも、それをマンガで表現するのは、かなり難しいですね。それに真っ正面から、取り組んでいる感じです。
そして、真っ正面すぎて、間違ってるような気も……。
いや、いいよコレ。
1つも、甘い試合なんてない。
今できる精一杯をやってみせるだけ。
そして、それは相手も同じこと。
なんか、あえて既存の物語に挑戦をしているのかと思う。そういうすごさが「あひるの空」にはあります。
女子部のホイッスル後に泣かされました。
男子部は?本当に、予断を許さないマンガです。
わたし、実は心理学徒なんですよ。といっても、いい加減な勉強しかしていないので、興味本意なことしかわからないんです。
で、この本。心理学、多重人格と、興味深いキーワードがいっぱい。そして、サスペンス仕立て。
もう、面白くないはずがない!!
と思って、それなりに期待して読みだしたのですが……。まるで、面白くない……。
なんだろう?
真実としてかかれるカウンセラーの能力が偏見に満ちているからか?多分、顔の表情から、考えていることは読み取れないはず。
キャラクターの魅力も、乏しい。
おっちゃんとか、おばちゃんとか、嫌いなわけではないんだが……。
なによりも、もしかしたら文体がのらないのかも。
うーん。かなり苦労して最後まで読み進めました。
なんか、面白くなる要素はありそうなんですけどねぇ。
ねぇさんからは、テレビドラマは面白かったという微妙な情報が。そして、この続きの千里眼のお話は、この小説の続きではなくて、ドラマ版の方の続きらしい。
うーん、いろんなシリーズがクロスオーバーするのは、好きなんですけどねぇ。
これは、初期のころの作品なんですよね。最近のは、面白いのかな?
うーん、微妙。もう1作ぐらい読むか?
古くからの香山 リカファンのわたしですが、この本には、首をかしけます。
出版社が、こういう本にしてしまったのかなぁ。
14歳の娘がわからない(理解したいと願う)お父さんのための本。
結論は、「娘と仲良くしたいなら、妻と仲良くしなさい」というお説教的な結論で終わるという…。
なんじゃ、こりゃ。
益田 ミリのマンガも、わけわからないし。内容と関係あるのかコレ?清水ハカセの本の西原 理恵子のイラスト以上に関係がわからん。
まあ、いつもの語り口や、急に「ナナ」の話が出てきたりと、香山 リカらしさはところどころあるのですが……。
なんか、香山 リカが、ちょっとかわいそうな一冊でした。
おぉ、ドロドロの展開を予想されるようなことに……。
「もう一度 歌って」
ということは、今は歌えないということだと思うのだが?今って、いつなんだろう。なんか、奈々に振れまわされて、ボロボロになつて歌えなくなったナナという図が最近、頭をよぎります。
しかし、奈々は一生懸命ではあるが、真面目ではないなぁ。その不真面目さが、周りを振り回してしまう。反省はするのだが、あんまり身にはついてないようです。
これはでも、誰でもそうなのかなぁと思ったりもします。
まあ、ああいうことは、男が一方的に悪いとわたしは思いますが。まだ、タクミのサイドからは語られてないので、なんとも言えませんが。
まあ、お婿にもらうなら、ヤスでしょう。そういう意味では、奈々も、ナナも、見る目ないな。