5月京都ドイツゲームサークル その8 右往左往
右へ左へ
7人のお巡りさんが道を教えてくれます。
「お巡りさん、どう行ったら着けますか?」
「3つ 左ね」
「それから1つ 右ね」
「あと4つ 左に行ったらつくから」
てな感じ。
でも、お巡りさん、みんなてんでバラバラな方向いているんですよ。
だから、どっちがお巡りさんにとって、「右」なのか、「左」なのか考えなければなりません。
子ども用のゲームです。
えーと、「レオナルド」というゲームがありまして、ちょっと、おもしろいのかこれ?というようなゲームなのですけど、この「みぎにひだりに」も、なんか、同じ感じのゲームです(笑)
2年生の子と遊んでみたのですが、子どもとやったら難しすぎでした。
いや、ルールは、とっても簡単なんですけどね。
で、大人とやってみたらおもしろいかということで、白紙さんがつき合ってくれて、2人でプレーしました。
7人のお巡りさんカードを、場にまるくならべます。
お巡りさんは、前を向いている人や、後を向いている人など、いろいろな人がいます。それから、そのお巡りさんが立っている場所の目印がカードにはかかれています。
指示カードを1枚めくります。
指示カードには、「出発地点」と3つの指示が書いてあります。
指示は、「いくつすすむのか」と「左右どちらにすすむのか」の組み合わせ出てきています。
例えば、「3つ 左」という感じです。
まず、出発地点にいるお巡りさんをさがします。そのお巡りさんが、最初に指示を出してくれるお巡りさんです。最初の指示に従って、移動します。
移動した先のお巡りさんが、2番目の指示を出してくれるお巡りさんです。そこからまた、2番目の指示に従って、移動します。
またまた、移動した先のお巡りさんが、3番目の指示を出してくれるお巡りさんです。そこからまた、3番目の指示に従って、移動します。
そしてたどり着いた先が、目的地です。そのお巡りさんを指さして、立っている目印を大きな声で言った人が勝ちです。
勝った人は、指示カードをもらえます。
という感じで、ゲームは進んでいきます。
子どもとすると、何が難しいかというと、絶対に指でカードをたどっていくからです。目だけで追っていくルールなんですねぇ。
ということで、訳にも「初心者向けルール」がのっています。
これは、一番上の指示だけして、ゴールにするというものです。これなら、なんとか出来るかなぁという感じでした。
それでもやっぱり、お巡りさんが後ろ向いていたら、自分の体も同じ様に後ろ向けてから考えておりました。
そして、指示2つにすると、途端に指で追ってしまうという……。
あと、「右」、「左」の指示がドイツ語でしょう。やっぱり、そのあたりは、子ども用ゲームとしては難しいなぁと。
大人だと、「right」、「left」から「右」、「左」が何となく連想できるのですが。
ということで、大人の白紙さんとやったらどうなるか、プレーです。
すげー速い。3秒ぐらいでとってしまうのですが……。
わたし、でんでん取れないんですが……。
はっ。よく見ると、目が全然カードを追いかけていない。
計算している!
さすが大人、
「3つ左」
「1つ右」
「4つ左」
だったら、
3-1+4=6
「こたえ、左に6」
てな感じで計算してから、スタートから数えて左に6進んでいるんですね。
それが、わかれば……。
さすが、理系。計算速い(足し算ですが)。文系のわたしでは、太刀打ちできません。
と、そこで、ハッと気づく。
「これ、途中で後ろ向いてるお巡りさんいるから、計算結果と違うようになるよ」
大人も、やっぱり地道に目で追っていかないといけないという……。
ちょっと、目がグルグルまわります。
うーむ。これしかゲームがなかったら、これ遊ぶかもしれませんが、他におもしろいゲームがもっとある状態では、どうなんでしょう(笑)
遊びって、修行じゃないからね。
と思いつつ、もう1回ぐらい、子どもと遊んでみようと思う、りんでした。
しつこい??