3月うつぼゲーム会 その3 カードも踊る

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ダミー

「うつぼゲーム会」にこられているファミリーの中には、ゲームを始めて1年にもならないわたしなんかよりも、遙かにゲームにくわしいゲーム・ファミリーも何組かおられます。

「うつぼゲーム会」の日だけでなく、日常的にもお家で、親子でゲームをされているようで、とっても、うらやましいかぎりです。

さて、今回も、そんなファミリーの方に新しいゲームを教えていただきました。
ゲームの名前は、「ダミー」です。
実は、わたしオンラインでドイツゲームが遊べる「パーティキャッスル」というページに2、3回顔を出したことがあって、ここで、このゲームを遊んだことがありました。
てっきり、オンライン用のオリジナルゲームだと思っていました。

「パーティキャッスル」では、他にも、「6ニムト」や、「はげたかの餌食」、「ガイスター」、「トスカナ」などが遊べます。
「トスカナ」も、元のゲームがあるのかな?これ以外は、けっこう有名で簡単ななドイツゲームで、楽しむことができます。
でも、2、3回ぐらいしか行ってないですねぇ。忙しいということもありますし、やっぱりゲームは、顔をつきあわせてした方がはるかに楽しいということもあります。

「ダミー」。本当にカードゲームあったんですねぇ。
あまり、ゲームのサイトでも紹介されていないような気がします。

「ダミー」は、3から7までの数字のかかれたカードを使って遊ぶ5人まで遊ぶことができるゲームです。
なんでも、

「世界一ルールの簡単なゲームを作ろう」

という制作者の意図の元作られたゲームで、ルールはすごく簡単です。でも、勝とうと思うと奥はかなり深いです。
「6ニムト」と同じく、けっこう飽きの来ないくり返し遊べるゲームだと思います。

最初、カードをプレーヤーに同数ずつ配ります。これらは、それぞれのプレーヤーの前に山としておきます。

プレーヤーは自分の前の山から、カードを3枚取って手札とします。

自分の手番でプレーヤーは、手札を1枚から3枚場に出すことができます。

場に出されたカードは、かかれた数字ごとに分けてならべていきます。
例えば「3」のカードなら「3の列」を、「7」のカードなら「7の列」をつくってならべていきます。

出したカードによって、その列のカードの枚数がカードの数字と同じになると、その列のカードをすべて手に入れることができます。
つまり、「3の列」なら3枚目のカードをおけば3枚のカードが手に入りますし、「7の列」なら7枚目のカードをおけば7枚のカードが手に入ります。

そして、手札が3枚になるように山札からカードを取って手番終了です。
これを繰り返していって、誰かの山札がなくなった時点でゲームは終了します。

手に入ったカードが、点数になります。ゲーム終了時に1番たくさんのカードを持っていた人が、勝ちます。

人数が多い方が楽しいと思います。
「3の列」や、「4の列」は、すぐにカードがたまりますが、1回の実入りが少なくなります。
「6の列」や、「7の列」は、実入りは多いのですが、収穫までに時間がかかりますし、みんな狙っていますので、せっかく育てても他のプレーヤーが2、3枚連続でおいて、得をしてしまうこともあるわけです。

しかも、手札1枚から3枚出せるというのも、なかなかのルールです。
手札のが「6」2枚とか、「7」2枚だと、確実に2枚一気に出して取れるときを狙いたくなります。でも、そうそう思惑通りには行かなくて、いらないと思ったカードは、「えいや!」と捨てる判断もときには必要です。

勝とうと意識して、作戦考えてプレーするには、小さい子には難しいだろうと思うのですが、勝っていたのは、子どもだったような気がします。
うーむ、記憶が定かではないですが(笑)

だから、ある程度適当にしても楽しめるゲームです。そういうところも、「6ニムト」とちょっとおもしろさが似ているなぁと思います。

きっと、勝負師は、相手の出したカードや、山からめくったカードも覚えていて、後どれぐらいで試合が終わるぞとか、後「7」のカードは何枚あるぞとか、考えながらプレーするのだと思います。