第2回ゆうもあゲーム会・大阪 その2 爆発!

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レーダー作戦ゲーム

最初に遊ぶゲームは、最近復刻された「タカラ」のアメリカンゲームシリーズ。
先月は、「手さぐりゲーム」が、大人気でした。
今月はさらに「よこどりゲーム」と「レーダー作戦ゲーム」も初お目見え。

「よこどりゲーム」、「レーダー作戦ゲーム」とも、まずは、コンポーネントの切り離しから(笑)
お客さんの少ない午前中に、整えとかなくっちゃね。

最初は、「よこどりゲーム」をするつもりで、カードを台紙から切り離していたのですが、

「あ、これ家にあるわー。最初、これしよう!」

という5年生の子の声があり、急遽、「レーダー作戦ゲーム」の方の用意を。
細かいプラスチックの棒が100個ぐらいついてまして、これを取り外すのがなかなか大変でした。
まあ、1回外せば、2回目はないですから、いいんですけどね(笑)

ちなみに、5年生の子の家にあるのは、ポータブルサイズのものだそうです。
どうやら、お父さんが、大事に残しておられたものですね。

このゲームですが、今30歳代ぐらいの人たちは、小学校のときにノートとかで似たような遊びをした記憶があるのではないかと思います。
わたしも、学校とかでノートのマス目を使って、離れた席同士で叫びながら遊んだ思い出があります。

2人用の対戦ゲームです。

ノートパソコンのようなケースが、あの頃は子ども心に格好良く感じたと思います。
まあ、その頃は、ノートパソコンなんてなかったわけですが。でも、正太郎くんは、鉄人28号をあんな感じのケースで操縦していたよなぁ。
なんか、ハイテクな雰囲気があったのです。
あくまで、雰囲気だけで、実際にはプラスチック製のただの箱。電気などはいっさい使っていないのですが。

このケースをつき合わせて2人で遊びます。
お互いのケースの中身は、隠されています。

さて、ケースのキーボード側には、自分の艦隊のコマを配置します。
マス目に穴が開いてありまして、そこに自分の艦隊のコマを差し込むことで配置できます。
コマは、戦艦、 巡洋艦、駆逐艦、潜水艦などいろいろな種類があります。
どこが違うかというと、大きさが違います。例えば、潜水艦などですと2マスの大きさです。

縦に船を置くか?横に船を置くか?
それは、それぞれの作戦ですが、ななめにはおけません。
船は、1度配置されると、ゲーム終了まで動けません(笑)ので、初期配置は大事です。となんか、カタンみたいなこといってますが……。

えーと、ベテランスタッフに、わたしだけ作戦を授けてもらう。なんで、わたしだけかというと、きっと、どう見てもわたしの方が弱そうに見えたからでしょう(笑)
なんでも、2隻の船をT字方に配置するのが、ポイントなのだそうです。

2人ともが、すべての船の配置を終わったら、ゲームスタートです。

プレーヤーは、自分の手番で1回、相手の艦隊に向かって爆弾を落とすことができます。
といっても、

「Bの3」

って感じで、相手の艦隊のいそうな座標を宣言するだけなんですが。
そうすると、相手は、そこに自分の艦隊がいるかいないかを確認して、

「あたり」

とか、

「はずれ」

とか言うわけです。
ケースのフタの部分が、レーダーになっています。手番のプレーヤーは、

「あたり」

と言われたらあたりのピンを、

「はずれ」

と言われたらはずれのピンを、差し込んでいきます。

そして、レーダー上には、次第に、おぼろげに、相手の展開している艦隊の姿が浮かび上がってくるわけですね。

敵の艦隊を全て撃沈することができれば、勝利します。
大きな船は、たくさん爆弾を落とさなければ撃沈しないかわりに、スペースをたくさんとるので爆弾があたりやすいです。
逆に小さな船は、すぐに撃沈されてしまう可能性はありますが、小さいので見つかりにくいです。

最初は、なんの情報もないところから始まるので、かなり当てずっぽ状態です。
で、ちょっとでも「あたり」が出たら、その縦横の延長線上に船があるということですから、縦横を潰して、1隻ずつ沈めていきます。

推理……というよりも、当てずっぽで少しでもはやく相手の船に爆弾をあてることが大切なだけという気もします(笑)

なにか考えて艦隊を配置すると作戦が読まれると艦隊の位置を推理されやすくなるので、かえって、なんにも考えずに配置した方が強かったりして。

ゲームそのもののモチーフも、ちょっと殺伐としていて、わたしの感性には合わないかなぁ。もちろん、ゲームだということは充分にわかっていても、ちょっと兵器嫌いな部分があるわけですね。
なんだろう。コンピュータゲームだと、けっこうウォーシミュレーションとかもするのですが、対人で爆弾落とすようなゲームは、どこか生々しく感じちゃうのかなぁ。

確かに、子どものときは、ドカーーンとか、爆発するイメージは、嫌いではなかったはずなんですけどねぇ。

いや、別に、結局負けたから、こんなことを言っているわけではないですよ。
教えてもらったT字作戦ですが、相手は、教えてもらわなくてもけっこうやっていたというところが、ちょっとショックでした。

ルールそのものは、シンプルでプレーしやすいと思います。でも、ちょっとシンプルすぎるかなぁ。もう1ひねり欲しいところです。
それに、マス目100マスっていうのも、多すぎる気がちょっとしました。

アメリカンな大味な感じということで。

隣では、「よこどりゲーム」が遊ばれておりました。
これも、「手さぐりゲーム」と同じく、子どもたち興奮しまくっておりました。

今回も、たのまれて「手さぐりゲーム」のインストをしましたが、確かに、子どもたちにはウケていたし、盛りあがっています。

うーむ。
でも、ちょっとクールダウンするところが、けっこう少ないような気がして、そこが気になりました。
自分からは、積極的にオススメはしていかないかなぁ。アメリカーンゲーム。
魅力的では、あるのですが。