地元で、気楽に、楽しく その7 12時間耐久ゲーム会の夜は更けて

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彦根カロム

このゲーム会1日のうちの3回目の「彦根カロム」です。大人も、1回は経験してみたいこのゲームです。
今回は、大人と2人で遊びました。

今時の子どもたちは、やっぱりこの手の指で弾くゲームって、あんまり遊んだことないんだろうなぁと思います。
コントローラーのボタンはすごい速さで正確に押せても、力の入れ具合の調節というのはないですしねぇ。

それに比べると、昔の子どもたちというか、今のおっちゃんたちは、やることがないときなんか、そこら辺のものを弾いて遊んでいたんだなぁ。
例えば、10円玉や、百円玉。それに、四角い消しゴムなんてのも、弾いて遊んだ記憶があります。消しゴムは、服を着てないやつ(ようするに、紙が周りにまいてないやつですな)は、滑らないから仲間に入れてもらえなかったりしましたが。
たいがい、机の上で弾いて、他の人のコマを机から弾き出すという遊び方をしていました。自分がでるとアウトだから、コントロールとともに、力の調節もちゃんとしていました。

ということで、不器用なわたしでも、初心者の子どもに比べるとまたまだ分かあるんですねぇ。
これが、経験をつんだ子どもになると、おそらく簡単にひねられちゃうと思うのですが、こっちは、まだ遊んだことありません。

大人同士だと、けっこう互角な勝負でした。

とかいいつつ、もう、数回は経験しているわたしと、初体験の人で互角では、ダメなんですけどね。
しかも、負けてました(笑)

終盤は、上手にコマを落とすテクニックだけでなく、どんな順番でコマを落としていくかという作戦もすごく大事になってくるようです。

なかなか、奥が深そうです。

タムスク

なんか、ちょっとコツがわかってきたような気がしていた「タムスク」でしたが、気のせいということが判明しました。負けました(笑)

わたしは、お気に入りのゲームなのですが、遊んだ相手の方は、

「うーむ。もうちょっと、何かが足りないなぁ……」

とのこと。
そういえば、ギプス・プロジェクトのシリーズでは、この「タムスク」だけが、賞をもらっていないそうです。
↑ 他の3作全てもらっているという方が、すごいことなのだそうです。

だから、他のゲーマーの方の評価も、一緒なのかな?

話を聞くと、不満のでそうなところは、やっぱり砂時計の部分のようです。そこが、このゲームのミソだと思うのですが。

でも、確かに、ちょっと難しい部分もあります。
例えばこのゲーム、交互に砂時計を動かしていって、7手目には、最初に動かした砂時計を逆さま向けなければならないわけです。
6手目までが、けっこうスピーディに動かされていたり、7手目で動かす砂時計が1番最初に動かした砂時計でない場合は、この7手目に逆さまに向けられた砂時計は、他の砂時計に比べると砂が少ない可能性があります。
そうすると、相手方は、自分の手番をギリギリまでひきのばして、その砂時計をアウトにしてしまうことができます。
それを嫌うと、7手目で急に自分が長考するとかいう作戦が必要になります。

もちろん、このあたりは、紳士協定で「無駄な時間のひきのばしをしない」とルールに書いてあるのですが、まあ、無駄に時間をひきのばしているのか、考えに考え抜いたために時間がかかったのかは、自己申告でしかありません。
だから、ちょっと曖昧さが入ってきます。

そういった曖昧さをなくすために、15秒の砂時計というのもあり、さらに上級のルールでは、15秒以内にコマを動かさなければならないというルールもあるのですが、こっちのルールを使うと、ちょっとゲームがギスギスしそうなんですよねぇ。

うーむ。わたしみたいな考えなしのいらちな人間が、あんまり考えない子どもと遊ぶには、時間もかからないしよいゲームだと思うのですが。

てなことを考えているうちに、ゲーム会終了の時間です。

さて、ビギナーのためのゲーム会でしたが、今回のビギナーは?

わたしと、あたしの誘いで来てくれた子どもぐらいかな。
あとは、超ベテランがそろいましたねぇ。

つまり、このゲーム会は、わたしのためにみんながよってたかって遊んでくれるゲーム会だったというオチで、このゲーム会のレポート、終了させていただきます。