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龍陽君始末記2

前巻の感想で、「八卦の空」から、不思議を抜いた感じという感想を書いた本作ですが、不思議がない分、わたし的には、ちょっとノリきれない感じです。

水準以上だとは、思うのですが。

えーと、ライト・ノベルではなないですよ。コレ。
だれに向かって、言っているんだか。

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龍陽君始末記1

青木 朋の新作は、清の時代のお話です。
雰囲気的には、「八卦の空」とそんなに変わっていない感じです。これから、不思議な出来事を抜いたら、こうなったみたいな。ちょっと、ミステリーぽい話になっています。

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八卦の空5 ふしぎ道士伝

「八卦の空」完結編です。

そうか、今さら、気がついたのだけど、これは、三国時代といいながら、魏の国だけの話だったのですね……。
そして、あんまりそういう時代的なものを感じさせないまま終わっちゃいました。

でも、その感じさせないところが、かわらないこの人たちの「人生」の考え方に、似合っていたのかもしれません。

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八卦の空4 ふしぎ道士伝

「規矩の厳」みたいなお話は、好きですねぇ。

わたしは、きっと自分のことを真面目だと思っているからだろう。よく考えれば…というか、まわりから見れば、必ずしもそうではないかもしれないのですが……。
紫藤 恭子の「辺境警備」にも、似たような話がありましたね。

こういう、真面目な人が報われる話は、それでも、救われるのです。

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八卦の空2 ふしぎ道士伝

世界は歪んでいる。
でも、その歪みこそ世界かもしれない。

太極のなかに陰陽が混じり合うように。

以下、ネタばれっぽい疑問です。