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チキン・メモリー

これは、近所で一緒によく遊んでいる小学2年生の子が、

「あたしのうちにも、ゲームあるんだよ」

と持ってきてくれたものでした。1
この子は、カードゲームの「ピノキオ」とか、「リトルゲーム・ニャーニャー」とかも持っていて、宇治や草津のぱふにも、家族でいったりしているらしいです。
うーむ。英才教育をうけてますな。(^_^;)\(・_・) どんなだ?

わたしは、この子は「あ・そ・ぼ」の影響で、ゲーム好きになったのかなぁと思っていました。
いやぁ、マズいなぁ。わたしの影響で、新しいおもちゃを買ってとか保護者にねだっていたとしたら、保護者の理解がなければ、文句言われるかもしれないとか思っていたわけです。
でも、実は、元々ご家族にそういう文化があったようですね。
それで、「あ・そ・ぼ」に出会って、周りの子たちがそういうゲームをするようになってきて、しばらく遊んでいなかったゲームをまた遊びはじめたみたいです。
そういうご家族が、実は近くにけっこうおられるということは、心強いことです。

ニワトリの記憶ゲームということで、けっこう、「ぱふ」など木のおもちゃ屋さんには、問い合わせがあるそうです。
最近、再販されたという話で、けっこう入手しやすいそうです。
わたしは、ちょっと売られているところを見たことないですが、ぱふ・阿倍野店などにあったという情報をいただきました。

蛇足ですが、最近は、ニワトリの記憶ゲームということで、「にわとりのしっぽ」も、けっこう問い合わせがあるらしいです。こっちは、木のおもちゃ屋さんではなぜかあつかっておられないんですよねぇ。けっこうふさわしいゲームだと思うのですが……。

円いニワトリの巣をかたち取ったタイルと、スタンドに立てたニワトリを使って遊びます。

タイルをバラバラに、場にならべます。
タイルには、巣が描いてあるのですが、ヒヨコのいる巣となんにもいない巣があります。ヒヨコのいる巣の上に、ニワトリを立てていきます。ニワトリのスタンドが、ちょうどヒヨコの描かれている上にのっかって、上手にヒヨコが隠れるようになっています。

手番のプレーヤーは、ニワトリを1ぴきつかまえて、空の巣に移し替えます。ニワトリを動かしたとき、巣の中にヒヨコがいたら、その巣をもらうことができます。

最初は、簡単です。だって、全てのニワトリの下にヒヨコがいるはずですから。でも、遊んでいるうちに、動かしたニワトリがどれかわからなくなってきてしまいます。

こうやっていって、ニワトリと場にある巣の数が同数になったら、ゲーム終了です。
手元に取ったタイルのヒヨコの数を数えて、多い人が勝ちます。たしか、ヒヨコは、1ぴきだけしかいない巣と、2ひきぐらいいるラッキーな巣があったような気がします。
勝った人は、チップがもらえます。

これを何回戦か続けていって、1番チップをたくさん集めた人が、勝ちです。

さて、実際にゲームをしたのですが、実はこの2年生とは、昔、「にわとりのしっぽ」をしたことがあるのを思い出しました。
その時の様子は、実は、「あ・そ・ぼ」にかいております。9月11日の日記です。

この子は、この日記の中の突然暴走しだした子です。

はい、結果がどうなったのか、もうおわかりですね。

記憶力ゲームでは、わたしは、この子に勝てません……。

「2回戦目するとき、イチイチ、ニワトリをおきなおしていたらめんどくさいやろう。
 だから、2回戦目は、ヒヨコのいない巣を見つけたら、もらえることにしたらいいねんで」

なるほど。2ひきヒヨコがいたりするボーナスの部分はなくなってしまいますが、それなら、自分の取ったタイルを場におきなおすだけで、スムーズに、ゲームを始めることができます。
そういう、ファミリールールができるぐらい、お家でやりこんでいるということですね。

うーむ。この子の記憶力のよさというのは、案外とこうやって、ゲームで鍛えられたものなのかもしれないですねぇ。

  1. 「ゆうもあ」では、家に眠っていてやったことのないゲームや、オススメのゲームを持ってきてプレイしていただいてもけっこうです。ただし、ゲームの棚においちゃうと、色々な参加者の方が自由に使ってしまうので、コマがなくなったり、破損したり、劣化したりということがおこりえます。その場合、こちらとしては、責任を持つことができませんので、充分ご注意ください。 []

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そっとおやすみ

大人数ですから、2テーブルに以降は2テーブルにわかれて遊びました。

まずは、「そっとおやすみ」。

午前中のインストの不甲斐なさをチャラにするために、そして、はじめて遊ぶ従姉の子どもたちに、気に入ってもらうために、いつも以上に、慎重で気合いの入ったインストです。

いきなり、口の前に1本人差し指を立てて、

「シー」

からはいります。

「これから遊ぶゲームは、おっちゃんのお気に入りのゲームです。『そっとおやす』といいます。だからねぇ、みんなをおこさないように、そっと、そっと、しずかーに、するんだよ」

雰囲気重視です(笑)

おかげさまで、楽しく遊べておりました。
従姉の子の妹の方に、ちょっと、おねむちゃんカードが集まってたかな。
でも、ふんわりと、残酷にならないところが、このゲームのよいところです。

ちょっと、気に入ってもらえたようです。

リトルゲーム・ジュニア・ポーカー

次は、「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」。
多分、4人以上でも捨て札をシャッフルしてまた山札にするとかすれば遊べると思うのですが、今回は、大人は抜けて4人の子どもで遊びました。

はじめての子ばっかりだったので、最初は、「役」のない同じカードを集めるゲームから。
でもこれ、今回やってみて、自然な形で「役」のあるルールにレベルアップできることに気がつきました。

同じカードが、たくさんあった方が勝ちです。
2枚あると、「ワンペア」か、「ツーペア」になるわけです。

「こういう場合は、どっちが強い?」

と子どもに聞と、

「こっちの方がそろっているのが多い」

と「ツーペア」の方をさします。
「ツーペア」と「スリーカード」は、「ツーペア」の方が4枚そろっているので強いのかなと誤解しそうになるのですが、「同じカードがたくさんある方がいい」ので、「スリーカード」の勝ちです。

「スリーカード」と「フルハウス」は、どちらも、3枚カードがそろっています。そろったカードが同じだったら、他のカードがそろっている方が強いので、「フルハウス」の勝ちです。

「フォーカード」、「ファイブカード」は、もう、カードの強さで勝ち負けが決まってきます。

数字を使ったストレート系や、スートをあわせるフラッシュ系の役がないために、とても簡単に、「役」を覚えさすこともできますね。
強さを覚えたら、あとは役の名前だけですが、フルハウス以外は、ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブと、子どもにも覚えやすい言葉です。

うまくできています。
「ベット」のルールの方は導入していないのですが、こちらも、2、3回遊んだ後なら、導入できそうです。

でも、後からみていると、けっこう、チェンジしているカードは、「何考えてるのかな?」というのも多いです。

まあ、手札に「ツーペア」があったとき1枚だけ捨てて「フルハウス」を目指すのと、3枚すてて、「ワンペア」、「ツーペア」になるリスクをとってでも、「フルハウス」、「フォーカード」、「ファイブカード」を目指すのと、どっちが、確率的に得なのか、わからないので、けっこう子どもが正しいのかもしれませんが。
↑ 大人は、ちょっと手を抜こうとして、3枚捨てたりします。そして、手札が「フォーカード」とか、「ファイブカード」になって、ビビるという。

ただ、手札を1回交換したらワンゲーム終わりですので、1回1回の勝負までの時間がすごく短いです。それを子どもが、おもしろいと感じるか、このゲームが子どもにうけるかどうかの境目になると思います。

これも、「ベット」のルールを導入すれば、熱い駆け引きになってくるんですけどね。

リトルゲーム・ニャーニャー

今回は、リトルゲームづくしですね。
最後のゲームは、リトルゲームの「リトルゲーム・ニャーニャー」です。
このゲームも、「そっとおやすみ」の次ぐらいに、ここの子どもたちには人気があります。

5人用のゲームですが、今回は、わたしも、お母さんも入って、強引に7人で遊びました。
これも、多少、捨て札をくって、山札にする作業が増えてしまいますが、充分、7人でもあそべます。
多分、シーソーゲームになってしまうと、ネコの顔の点数マーカーが、足りなくなってしまうことが、あるかもしれませんが。

今回は、あっさりと、3、4回遊んだだけで、点数マーカー2つ集めた子がいて、終わってしまいました。
「カードチェンジ」とか、おもしろいカードも、あんまり活躍できませんでした。

人数多くなると、終わりにくくなるはい゛なのに、おかしいですね。
でも、まあ、時間もきたことですし、終了です。

さて、終了して、お店にもどって、「ねことねずみの大レース」を買うぞと思っておりました。
お店にあるのは、今日遊んだ見本用のゲームと、あと1つ。

なんということでしょう。
今日、遊んだばっかりの子が、1つ購入していきました。

「残っているのは、今日、使った見本しかないんですよ。今日、開けて、今日使っただけですが、これでいいですか?」

ちょっと、申し訳なさそうな、お店の方。

「いいです。いいです。いいですとも」

と、喜び勇んでサイフを開けてみると……。
お金が足りませんでした。

「じゃあ、お金はもう、今度来られたときでかまいませんよ。使われるんなら、もっていってください」

こんなこと、言ってくださるおもちゃ屋さんって、ツケが利くおもちゃ屋さんって、他にはないと思います。
本当に、ありがたいことです。

ご厚意に甘えようかなという声も、心の中にあったのですが、今回は、残念ながら我慢して帰りました。
また、今度の楽しみに取っておこう。

子どものようなことを考えながら、9月の「ころぽっくるの家テーブルゲーム会」は、終了です。

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そっとおやすみ

「そっとおやすみ」普及委員会として、南草津でも、「そっとおやすみ」を遊んできましたよ~。

最近、遊びに来る子たちですが、2人の子たちが、この「ハバ」のリトルシリーズを夏休み中に手に入れたようです。

「そっとおやすみ」、「リトルゲーム・ニャーニャー」なんかを買ったと報告してたくれました。
「そっとおやすみ」は、2人とも買ったようです。

なんか、すごいうれしいですねぇ。

「ころぽっくるの家」でも、

「1番人気は?」

と聞かれると、「そっとおやすみ」という声が聞こえてきます。

2人の子に、

「どこで買ったの?」

と聞くと、

「えんまち」

という答え。はじめ、縁日かと思ったのですが、よく聞くとどうやら、京都の円町というところにおもちゃ屋さんがあるらしいです。

なんてお店だろう?
情報求む。

あぁ、全然、南草津のゲーム会のレポートじゃない……。

リトルゲーム・ジュニア・ポーカー

では、気持ちを入れかえて。
「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」は、ハバのリトルゲーム・シリーズの新作です。

このサイトでも、今まで何回か紹介してきました。子ども用に簡単にアレンジされたポーカーです。

今回は、いよいよ、今まで遊んだことがない上級の「動物ポーカー」+「ベット」のルールで遊びました。

遊んだのは、大人3人と小学2年生1人だったと思います。

今までは、「動物ポーカー」だけのルールでした。
1枚だけカードを交換して、勝負。勝ったら「食べ物カード」を1枚ゲットするというルールで遊んでいました。

ベットのルールは、最初に「食べ物カード」をプレーヤー全員に同じ数だけ配ってスタートします。
「食べ物カード」は、ようするにチップみたいなものです。

ゲームは、親を決めて進行します。
まず、プレーヤー全員は、場代として「食べ物カード」を1枚自分の前におきます。
それから、普通の「動物ポーカー」と同じように手札の交換をします。

真のゲームは、ここから始まります。
親は、自分のの手札を見て、「食べ物カード」を追加するかどうか決めます。
勝てるかと思えば追加します。これが、ベットです。
相手の手より悪そうならゲームから降ります。親がゲームから降りた場合は、次の人が親になります。
他のプレーヤーは、勝負にのるかどうかを順番に宣言していきます。
親に再び順番が回ってきたら、再びベットするか、勝負を終わらせるかを決めます。
勝負を終わらせる場合は、「食べ物カード」をさらに1枚だした上で、

「カードを見せてください」

と言います。親だけが、ゲームを終わらせることができます。
手札を見せ合って、勝った人が場に出された「動物カード」をすべて取ることができます。そして、その人が、次の親になります。
ベットができるのは、3回までです。
だれかの「食べ物カード」がなくなったら、ゲーム終了です。

あっ。
多分、ベットは、3枚までというルールは、忘れていましたねぇ。

最初にやったときは、けっこう派手なベットにみんな平気でのっていたので、けっこうすぐに、「動物カード」がなくなっちゃう人が出てきました。

3枚なら、そういきなりなくなりませんねぇ。

もっとも、すぐにフルハウスとかがそろうので、

「これはいい手だ!」

と思って勝負にのると、相手もフルハウスだったなんてことも多かったので、ある程度しかたなかったかもしれません。

もう1つ疑問があって、どんどん親がベットしていって、「動物カード」が足りなくなった人はどうなるのかという問題です。

  • その時点で、破産してゲーム終了。
  • 借金できる。
  • 親は、他のプレーヤーの持っている限界のカード枚数までしか、ベットできない。

「1」だと、お金持ちがどうしてもかってしまうよな~と疑問に思っていたのですが、ベットが3回までという制限があれば、それでも、OKかな。
実質、2枚以下になると負けになっちゃいますが。

もう1回プレーしたときは、いかに上手にプレーから降りるかというのが、大事になっていました。
本当のポーカーも、そういう駆け引きの部分が重要なのですね。

小さい子むけといいながら、このルールは、けっこう駆け引きなどがあって大人がプレーしても、ドキドキします。
難をいえば、やっぱりちょっと難しいかな。

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「ころぽっくるの家」のテーブルゲームの会に参加。
今日は、奥山さんも、今年の夏はじめての休みが取れたということで、見学に来られてました。おいおい、それじゃあ、今日も休みじゃないジャンというツッコミは、おいておこう。

午前中。子ども6人。大人、ころぽっくるの家のスタッフの方、りん、奥山さん、お母さん。合計10人。
すごい人数だ。
場所的な問題もあり、ころぽっくるの家のゲーム会は、ほとんど完全予約制です。

遊んだゲームは、

「ねことねずみの大レース」
「ディンゴ!」
「そっとおやすみ」
「カヤナック」

でした。

午後からは、子ども8人。大人、スタッフの方、りん、奥山さん、お母さん2人。合計12人。
こっちも、新記録ですねぇ。

「ねことねずみの大レース」
「そっとおやすみ」
「リトルゲーム・ジュニア・ポーカー」
「リトルゲーム・ニャーニャー」

ぐらいだったかな。
人数が多かったので、「ねことねずみの大レース」以外は、2つのテーブルに分かれて遊びました。

午前・午後の年齢制限がなくなったので、ゲームの内容は同じ感じですね。
午後からは、この前のお話通り従姉の子どもたちが遊びに来てくれてうれしかったです。うむ。お愛想でなかったのね(笑)
ここのページも、見ると言っていました。
見てるかな?
↑ 恥ずかしいので妹以外の身内には内緒にしていたのですが、お店で、わたしが「りんさん」と呼ばれているのでバレた。

帰りぎわ、「ねことねずみの大レース」を購入しようとして……お金が足りない(爆)

「それやったら、品物だけ渡して、お金は後でもいいですよ~」

とお店の方。まあ、住所とかがわかっているとはいうものの、いい人過ぎです。お店の方。
まぁ、りんが、ころぽっくるの家さんに入り浸る理由が、とってもよくわかりますね。

お金が足りないときは、神様が今買うべきではないと言っているときですので、やめておきました。
次回行ったとき、残っているかなぁ~。

そして、その後、奥山さんが一度行きたいと言っていたKID’S いわき ぱふへも行って帰りました。
2階では、男の店員さんが子どもたちにゲームを教えていたのですが、奥山さん、そのしゃべりのスピードのゆったりさに、ちょっと感銘を受けておられたようです。

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そっとおやすみ

さて、5月の「ころぽっくるの家ボードゲームみんなであそぼ!」の最後を飾るのは、管理人・りんが、もっとも愛するゲーム、「そっとおやすみ」です。

いやー、このゲームを子どもと遊ぶのに、わたしを選ぶとは、「ころぽっくるの家」のスタッフの方も、本当に見る目があります(笑)

「そっとおやすみ」は、7人まで可能なゲームですので、「リトルゲーム・ニャーニャー」ではアドバイス役をしていたわたしも、もちろんゲームに参加です。
↑ 下手すると、子どもを抜けさしてでも参加しかねない(汗)

「もう、1回『リトルゲーム・ニャーニャー』したいなぁ」

という声もあったのですが、

「今度やるゲームはな、おっちゃんがめっちゃ気に入ってるゲームやねん。オススメやで」

と、全然、取り合いません。

「見てみ!」

これも、ハバのリトルゲームです。缶の中に小さなカードが入っています。
缶からカードを出して、子どもたちにかわいい顔カードを見せます。

「この同じ顔のカードを4枚あつめるゲームです」

「宇宙人やー」

「ルヒィやー」

きみたちは、海賊はみんなルフィですか?(笑)
とにかく元気のいい子どもたちですので、このゲームにはむかないかも。
いやいや、インストが肝心です。インスト次第で、遊ばれかたも変わってくるところのあるゲームですので、ここはわたしも気合いの入れどころ。

「そして、これがジョーカーです。ジョーカーは、どんなカードにもなることができます」

ちょっと、声を落としてジョーカーを見せます。
わかりにくいので、そろった顔カード3枚とジョーカー1枚の組み合わせ、そろった顔カード2枚とジョーカー2枚の組み合わせ、顔カード1枚とジョーカー3枚の組み合わせ、ジョーカーばっかり4枚の組み合わせをつくってみせて、これでそろっているということを具体的に示します。

「わかる?」

「うん!」

今回、小学校中学年以上の子どもたちですので、ルールの理解ははやいです。

さて、ここからがインストの腕の見せ所。
おもむろに声を、小さく小さくします。

「さて、4枚同じカードがそろうでしょう。ここからが、このゲームのオモシロいところです。
4枚そろった人は、いつでもそのカードを、できるだけ他の人に気づかれないようにそっと、テーブルにふせるの」

自分の持っているカードを、そっとそっと、音を立てずにテーブルにゆっくりふせます。

「そうしたら、気づいた他の人も、自分のカードがそろっていなくても、そーっと、カードふせなければなりません。
最後まで、気づかなかった人は、この『おねむちゃんカード』がもらえます。かわいいでしょう。
このカードをできるだけもってなかった人が勝ちになります」

「そっとおやすみ」なので、「そっと」を強調しておきます。シビアな反射神経サバイバルゲームにならないところが、このゲームのよさですから。

さて、実際のゲームのスタートです。

カードを配って、スタートプレーヤーから順番に、1枚ずつ自分のいらないカードをとなりの人にまわしていきます。

このゲームの特徴は、けっこうすぐにカードがそろうところです。なんせ、プレーヤーの人数分ジョーカーが入っています。7人で遊ぶと、7枚ジョーカーが。
まぁ、ジョーカーは、あまりいらない札としてまわされることが少ないので(まわすのはよっぽどのひねくれ者というか策略家)、最初に配られたカードの中に何枚ジョーカーが入っているかというのは、けっこう大事な要素です。
でも、手が悪くても、1番最後にさえならなかったらよいゲームですので、気楽に行きましょう。

ジョーカー2枚と同じ顔カード2枚。そろった。

子どもたちは、いい感じに自分の手札をにらんでおります(笑)
いや、カードゲームするときって、けっこう大人でもこんな状態です。

まずはお手本ということで、いらないカードをまわした後、そーっと、そーっと、カードをふせます。

「えっ」

ていう感じで最初に気づいたのは、やっぱり大人、お母さんでした。
それに対して、目配せして、指を1本口の前で立てて「シー」と合図。

「うーん、これ」

とわたしのとなりの子は、まだ気づかずにカードをまわしております。
そのカードを取ろうとした子が、気づいて大あわてで、カードをふせます。

こういう激しい動きがあると、ほとんどの子は気がついて、カードをふせるのですが、まだまだ気づかないのんびり屋さんもいます(笑)

全員気づいた後、

「じゃあ、この『おねむちゃんカード』あげる」

と1枚目のおねむちゃんカードを渡して、わたしの手札を見せます。

「同じ顔のカード2枚とジョーカー2枚」

「やっぱり、ジョーカーがとくやなぁ」

「ジョーカー3枚やったら、あと、どんなカードてもいいからね」

で、2回戦目。
カードを配っている間、子どもたちは、

「ジョーカー来い。ジョーカー来い。ジョーカー来い」

と、大叫びアンド大はしゃぎです。
となりでは、低学年のグループが遊んでいますので、邪魔にならないようにしないといけませんが、ゲームが始まると、ピタッと静かになるので、まぁ、いいか。
というより、すいません。わたし自身が遊びはじめると、すぐに必死になって、周りが見えなくなるタイプです。
ちょっと、となりで遊んでいる子たちには迷惑をかけてしまったかも。

「うわー。ぼくもそろってたから、ふせようと思ってたのにー」

「はじめてそろった。見て見てー」

という感じで、何回か続くと、得意な子、苦手な子がでてきます。
やっぱり、負け続けるのは楽しくないわけです。ときには、泣いちゃうこともあるわけです。
泣いちゃっても、大人は絶対に手を抜かずに叩きつぶして、子どもは根性でゲームを続けるのが、「その子のためだ」という考え方もあるかもしれませんが、わたしは、別に子どもをゲーム選手(?)に育てたいわけではありませんので(笑)、笑って遊んでくれるのがうれしいです。また、たまには泣いちゃってもいいかと思いますがね。ゲームのこときらいにならない程度には。
ただ、あからさまに手を抜いたりするのはイヤですし、子どもに「大人はチョロイ」と思われるのは、シャクにさわります。

このゲームは、そんなとき、ちょっと一緒にゲームしている大人が調節できるよさもあります。
わたしは、自分が負けるつもりは全然ないわけですから(鬼)、当然、トップを取りにいっている子を狙うように、できる限りビリの子がこっちを見ているときにカードをふせようとするわけです。

トップは、「おねむちゃんカード」を1枚も取っていない、男の子とそのお母さん、そして、わたしです。
ここはやっぱり、大人の貫禄で、男の子を狙って、1枚ぐらい取らせてギャフンと言わせたいところです。
逆に、今日の「おねむちゃん」に確定しそうなのが、わたしの右隣の女の子です。

うーむ。わたしのカードがそろったら、カードを女の子に渡した後、男の子が見てなくて女の子がこっちを見ているときに、カードをふせなければ。

こんなことを考えていると、けっこうそろわない……。

そろった。チャンス。
こっち見ろ。女の子、こっち見ろ!

そんなことを思っている間に、他の人が、カードをそっとふせます。

しまった。ちょっと、遅れた。

「今のはおくれた人、けっこう微妙やったなー。おっちゃんか、この子か、この子が、遅かったけど、だれやと思った?」

こんな風に聞くと、絶対、子どもたちは、おっちゃんを指さすという(笑)
うぅ。雑念があるとダメだ。

その後、なんと、わたしは、一緒のことをやって、2枚のおねむちゃんカードを集めてしまったという。

だれが、手抜くのきらいやって?というか、全然、手を抜く必要がないという……。

「ぼく、1枚も『おねむちゃん』なしやーー」

狙っていた男の子は、大喜びです。
まぁ、今日のところは、これぐらいで勘弁しておいてやろう(笑)

「おっちゃんは、きみを狙ってたんやけどなー。すごい。きみは、今日の『めざめちゃん』やな」

思いの外、「めざめちゃん」という言葉が、うれしかったようです。

お母さんも、0枚のままゲームセット。注意深いのは、遺伝子かも。

全然、調節できてないやんって?

いえいえ、「おねむちゃん」に認定された子の顔も見てください。笑ってるでしょう。
ほかもう、2回ぐらいは、大人のおっちゃんを負かして、自分がカードをふせられたこともあったのですから、満足そうです。

終わりよければ、すべてよし。

ここは、大人は、思いっきりくやしがるところ。

「くそー。もう、1回!」

「もう、時間です」

スタッフの方にたしなめられているという(笑)

子どもたちにも、このゲームうけがよかったようです。
よかった。よかった。ちょっち、幸せ。

次は、6月8日(日)です。