ひらいたトランプ クリスティー文庫13
ブリッジは良くわからないのですが、ルールを読んでみると、チームがはじめからわかっているナポレオンみたいな感じなのかなぁと。
ブリッジを知っていると、より楽しめそうなので、そこがちょっと残念。
クリスティのミスリードのテクニックは、凄いなぁと思います。
しかし、最後のポアロのアレ、多分、日本では許されないのでは。というか、裁判で証拠としての能力がないのでは?
自白があればいいのか?
草場 純、ファンのわたしです(笑)このトランプの本も、楽しかったです。
子どもの頃には、お正月や夏休みなんかに、友だちや親戚たちと「大富豪」や、「ページワン」を遊んだ記憶があります。「スピード」も、けっこう遊んだなぁ。
ぐるぐる温泉の「ナポレオン」が、ボードゲームで遊ぶ大きなきっかけになっていると思います。
そう考えると、わたしのゲーム歴のなかでは、トランプというのは、けっこう重要な位置にあるはずなのですが……。
ボードゲームをはじめてからも、「スペキュレーション」とか、「オーサー」とか、けっこうおもしろいトランプのゲームを教えてもらってはいたのですが、ルールを憶えきれなかったりとかいろいろあって、結局、トランプを遊ぶ機会は、とっても減っていました。
子どもたちと遊ぶとしても、「ババ抜き」か、「七並べ」ぐらい?それをするぐらいなら、なんか、ボードゲームをしたいと思っていました。
でも、今回、この本のおかげで、ちょっとトランプをする機会が増えました。
最近は天気が悪いときは、(よその家の)子どもたちと、この本で知った「ゴー・フィッシュ」や、「ぶたのしっぽ」なんかを楽しんでいます。
この前は、「ゴー・フィッシュ」を何回か遊んだメンバーで、「オーサー」を楽しみました。
なんか、この本を見てると、今まで子どもと遊ぶときに、難しい、めんどくさいと思っていたルールの説明が、けっこう、スムーズにいきます。
トリックテイキングのおもしろさが、子ども(小学2年生)に伝われば、いいなぁというのは、今のところの野望です。
ウィザード・カードゲームの原型の「オー・ヘル」あたりは、はじめるのに良さそうな気がしています。
あと、マジックも、子どもを惹きつけてます(笑)下手だけど。
「6ニムト」は、トリックを取っていくゲームではないので、実はトリックテイキングではないのかも。
前回(というと7月のMMGはもうあったのでこのレポートということになってしまいますか?ようするに5月です)のMMGでは、「6ニムト」して、
「極意を会得した~」
とか思っていたのを覚えているのですが、なぜか、今回の「6ニムト」は、全然、記憶に残っていません(爆)
きっと、負けたか、たいしたことなかったんだ(苦笑)
自分が、勝ったことだけ覚えている便利な(ある意味)とても健康に良い頭です。
「七つの印」は、すごいお気に入りで、実は自分ではけっこうやるもんだと思っていたゲームでした。
でも、今回は、「七つの印」の熟練プレーヤーたちとプレーして、自分の未熟さを知りました(ホントかよ~)。
もしかすると、わたしと熟練のプレーヤーの人たちとは、プレイ回数とかは、一緒ぐらいかも知れません。
でも、熟練者の人たちは、1回のプレーで、わたしなんかの何倍も熟練していってしまうわけですね。
今回のテーマは、「『妨害者』しっかり仕事をする。」だったと思います。
いやあ、今まで、お邪魔者というのは、自分の手札が中間だったりして何枚取れるかわからないときに消極的に取りに行くもんだと思っていましたが、あんなに、攻撃力があるとは思いませんでした。
と、いうか、わたし、妨害者のせいで、えらい目にあってしまいました。なんか、マイナス15点とか、20点とか、はじめてとらされたよ~。
で、「妨害者」をどんなときに選択して攻めていくのかというのは、実はわかんなかったりする。
わかったことは、つまり、「『妨害者』は、使えるぞ」と。
あぁ、使えない~。
で、「妨害者」を選ぶために、ペナルティが増えていくというルールは、妥当なような気がします。
↑ 自分が、「妨害者」を選ばないものだから、「妨害者」に厳しいルールの方が、実はうれしい(笑)
あと、トリック数の宣言をするときは、今までは、「力いっぱい取れるだけ」宣言していましたが、「人が宣言しているチップを見ればその人がどんなカードを持っているかもわかるよ」ということを理解しました。
奥が深くて、おもしろ~~い。
「ボトルインプ」は、とっても不思議な感じのトリックテイキングでした。
まず、カードが変わっています。
スート(色別)の違いがあるんですが、各スートの数字が連続になっています。
えーと、「6ニムト」みたいに、ザーーーッとならんだ数字のカードがあると思ってください。それが、それが、メチャクチャに3色(だったかな)に色分けされているような感じです。
そして、マスト・フォローのトリックテイキングです。
リードする人が、黄色いカードを出せば、あとの人は持っていれば黄色のカードを出さなければなりません。
基本的には、数の大きい人が、そのトリックを取って、取ったカードの数字がそのまま点数になります。
でも、このゲームには、貧しきものにも幸運をもたらしてくれる悪魔の入った壺がでてきます。
壺には、値段がついています。
そして、その壺を、今ついている値段よりも安く買い取る人は、壺の魔力によって幸運を得ることが出来ます。
つまり、今の壺の値段とされているカードよりも小さな数字のカードを出した人は、なんと、そのトリックを取ることができちゃうのです。
ただし、壺の悪魔も、一緒についてきます。
さて、幸運をもたらしてくれる「壺の悪魔」ですが、所詮、その正体は悪魔です。
それを買い取った人は、ゲームが終了するまでに、その壺を自分が買い取ったよりも安い値段で誰かに売らなければなりません。
そうしなければ、おそろしい不幸(と書いてペナルティと読む)が、まっているのです……。
カードの絵柄は、雰囲気たっぷりです。
文字ばっかりのカードもあって、きっと、「壺の悪魔」のお話がのっているんだと思います。
いつ、壺を人に押しつけるのか?
もう、いくらトリックを取っていようと、壺があれば、いきなり負けになってしまいます。
すごい、ドキドキです。
おもしろい!!
基本的に、「ナホレオン」1とかも好きなので、トリックテイキングには、甘めの評価をしているかもしれません。
えーと、ただひとつだけ難点がありました。
このゲームの得点、カードの数字の合計なんです。
で、その計算が、メチャクチャ、ジャマくさいです。
えーと、「6ニムト」で自分の取ったカードの点数を足さなきゃいけないとすれば……なんて、考えてみてくださいな。
要、電卓。
次に遊んだゲームは、来た方がその日に購入された<b>「七つの印」</b>でした。
はじめルールの説明を聞いているときは、なんか難しそうだと思っていたのですが、やってみるとごく普通のわかりやすいトリックテイキングでした。
トリックテイキングは、「ぐるぐる温泉」の「ナポレオン」をしてから好きになりました。
テレビゲームをしていたころというのは、遠い昔のように感じます。
今では、テレビすらほとんど見ない生活ですからねぇ。
「1」から「15」までのカードが5色あります。
プレーヤーは、最初に15枚のカードを配られます。
親からリードをはじめて、同じ色のカードをもっていれば、子はかならずそのカードを出さなければなりません。なければ、好きなカードを出します。
全員がカードを出し終わると、カードの強さを比べます。
実はこのゲーム「赤」がいつでも絶対に切り札になります。だから、まずは、「赤」のカードがでていないか。複数枚の赤があったら、数字の一番大きい数のカードが強いことになります。
つぎに強いのはリードされた色です。親が「黄色」を出していれば、「黄色」のカードで一番大きい数のカードが勝ちになります。
そのトリックを取った人が次の親になって、15回戦戦ってすべてのカードがなくなったら、ゲーム終了です。
うーむ。すごいオーソドックスだ。
でも、ゲームの勝敗は、たくさんのトリックを取ればいいとかいう単純なものではありません。
15枚のカードが配られた時点で、プレーヤーは、自分のカードをみて、何色で何トリック取れるかを予想しなければなりません。
「ナポレオン」とかだと、この予想をつり上げていって、予想の分以上取れればOKという感じなのですが、この「七つの印」の場合は、予想の数とピッタリあうようにトリックを取らなければならないのです。
このピッタリとるというのが、けっこうくせ者です。
プレーヤーは、順番に自分が取れると思ったトリックの「色」のチップを予想した「数」だけ取っていきます。
例えば、赤いチップ2枚と黄色いチップ1枚という具合にです。
そして、ゲームが始まって、予想通りその色でトリックを取ることができれば、1枚ずつチップを返していくことができます。
だから、ゲーム終了後に手元に残っているチップは、失点になります。1枚ごとにマイナス2点です。
みごと、チップが手元になくなれば、0点です。
それなら、少ない目にチップをとれば……。
でも、自分がトリックを取ったときに、手元に対応するチップがなければ、黒いチップを受け取らなければなりません。
この黒いチップは、1枚なんとマイナス3点です。
だから、予想以上に取れなかったときよりも、予想以上に取ってしまったときの方が、失点が多くなります。
チップには、白色のチップというのもありまして、これは、何色でとりつくを取ったときでも、すぐに返せるオールマイティなチップです。でも、ゲーム終了時に持っていると、1枚でマイナス4点になるというリスクの高いチップです。
あと、「妨害者」というチップを取らない役目の人もいて、これは、ペナルティが少ないかわりに、人に黒いチップを取らせるようなテクニカルなプレーをしなければなりません。
今回、遊んでからですが、この妨害者のペナルティがちょっと甘いんじゃないかということで、ヴァリアントルールが公開されているということが、「Table Games in the World」に載っていました。
今回は、ヴァリアントルールではなく普通のルールで遊びました。たしかに、この「妨害者」を何回も選んでおられた方が、強かったようです。
↑ ただし、「妨害者」って、どうプレーするのがいいのかは、イマイチ難しそうです。終わったとき、その方、疲労困憊されてました。
このゲーム、単純ななかにもけっこう考えるところがあって、気に入りました。
「ナポレオン」みたいに、トリックをたくさんとっていくゲームだと、どうしても強いカードを持っていると必然の流れみたいな物が出てくるのですが(そして、よくプレー中におこわれるという)、このカードの場合は、みんなの思惑が絡んでいい感じです。
ちょっとこれは、購入リストにいれておこう。
箱がなんだか、こんなに単純なゲームがはいってるとは思えないような箱なので、ここで遊ばなかったら、一生出会うこともなかったかも……。
感謝。
どうやら、4月から半年以上も行ってなかったプロコアゲーム会に参加してきました。
まぁ、白紙さん不在のだいぶ長い間、ゲーム会自体があんまりされてなかっということもありますが……。
遊んできたゲームは、
「アイムザボス」
「七つの印」
「セット」
の3つでした。
Torolicさん、てぬきうどんさん、紹介していただいてから約1年、りんは、とうとう「セット」を購入しました(笑)
まだ、見ていらっしゃるでしょうか?
「七つの印」が、面白かったです。
トランプゲームの「ナポレオン」ぽい感じでした。