おてばん,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,2004年10月おてばんおてばん,ゆうもあ,アベ・カエサル,ピット,ミシシッピクイーン,乗車券,子ども

アベ・カエサル

お次は、なかなか手に入らない名作ゲーム「アベ・カエサル」を教えてもらいました。

あれ?「乗車券」の方が先だったかな?まあ、いいや(笑)

「アベ・カエサル」は、ローマ帝国時代の戦車レースを題材にしたゲームです。
この時代の戦車っていうのは、あれですね。なんか、イスみたいなのの左右にタイヤをつけただけみたいな。アレを馬にひかせて爆走するという。
き、危険だ(笑)

これまでも、何回か、遊ばれているところは見たことがあるのですが、これまた、

「難しそうなゲームだぞ…」

ということで、敬遠しておりました。
でも、小学生ぐらいの子どもが遊んでいたのを以前『ゆうもあ』で見て、

「なんだ、案外、簡単なのか?」

と思っておりました。今回、プレーする機会を得ました。
割と簡単でした(笑)

でもなんか、レースゲームという感じではないなぁ(笑)

えーと、レースゲーム、よく考えるとそれほど遊んだわけではないですね。「フォーメルファン」とか、「スライムレース」ってのも、この前ちょっただけあそんだな(笑)。
あと、「ミシシッピクイーン」も、ちょっとかわっているけどレースゲームか。

レースゲームには、自分の分身が走るゲームと、走っているものを応援するゲームがあるようです。

「フォーメルファン」など自動車のレースゲームなんや、「ミシシッピクイーン」は前者です。
競馬のゲームとかは、後者の場合が多い気がします。「スライムレース」なんかも、後者ですね。

「アベ・カエサル」は、前者のストレートなタイプのレースゲームです。
だから、自分の分身であるコマを選んで、ひたすらそのコマがレースに勝つように動かしていくことになります。

コマの動かし方も、簡単。
手札に数字の書かれたカードを3枚だけキープしておいて、そのうちから、出せるカード1枚を出して、その数だけ進む。それだけです。

もし、1枚も出せるカードがなかったら、左隣の人に、自分のカードを見せて、本当に出せないことを確認してもらって、カードを出さずに手番終了になります。

自分の手番でするのは、3枚のカードから1枚選んで出す。コマを進める。自分の山からカードを捕球する。こんだけ。簡単です。

カードは、ランダムに配られるのではなくて、プレーヤーごとにきっちり、枚数、種類が決まっています。
このあたりは、計算し尽くして作られたゲームという感じですね。
プレーヤーによって、出てくる順番はランダムになるのですが、まあ、最終的には、有利不利というのは、ないはずなんです。

このゲーム、説明を聞いていると、ただ単に団子になって戦車が走っていくようなゲームに思えませんか?
そんなに、差が出るとも思えないし……。

しかし、このゲーム、差がけっこうつきます。それはなぜか?
道幅が、異様に狭いんです(笑)

ただ単純に、道幅が狭いだけなら、後からスタートしたプレーヤーが、けっこう損。
いや、たしかに、その傾向は、このゲームあるみたいで、1回目遊んだときは、プレー順そのままの順位でゴールになりました。
だから、何回か、プレイ順を変えて遊ぶことになっているみたいです。
今回は、2回遊びました。

えーと、道幅が狭いだけだと、カードが出せなくて、前に進めないだけなのですが、なんとこのゲーム、意地悪なことに迂回路というのが設定されています。
だから、ちょっと、遠回りだけど前に進めちゃったりするんですね。
そして、進めるときは、必ずカードを出して進めないといけない。

迂回路は、遠回りです。つまり、そこに行くと順位が落ちてしまう可能性が大。しかも、カードは、計算され尽くされたカツカツ状態ですから、なんども、遠回りをさせられると、なんとゴールまで届かなくなります。

そう、これは、自分が速く走ることを楽しむゲームではないのてす。
いかに自分の後ろを走る戦車を上手に邪魔をするかというゲームです。

それから、もう1つしばりがありまして、このゲーム、皇帝陛下(カエサル)の御前試合です。
3周で、レースが終わるのですが、この3周走るうちに、必ずカエサルに、

「アベ・カエサル!!」

とご挨拶をしなければなりません。
しかも、ご挨拶をするには、専用のご挨拶ロードに入っていかないといけないのです。ちょっと、カーレースのピットみたいな感じの道です。

なんと、レースにいくら勝っても、このご挨拶ができないと、不敬罪という罪で「死刑」
(だったっけ?)になっちゃいます。
つまり、ゴールできないよりも、挨拶しない方が、悪い(笑)

このご挨拶ロードが、また、イジワルというか、邪魔をしてくれといわんばかりのところに道があるんですねぇ。

つまり、このゲーム、自分がいかに速く走るかということが重要ではなくて、いかに人の邪魔をして走るかというのが、重要なのです。

イヤーー(笑)

しかも、動かせるカードが、決まっているので、もう、ほとんど最良の邪魔ポイントも決まって来るという……親切さ(笑)

たしかに、子どもにも出来るおてがるさ。
でも、これは、けっこう、遺恨を残しそうなゲームでもあります。

うーむ。小学生にも出来そうだけど、あえてすすめはしないかな。

大人になってから楽しむゲームだ(笑)
そうでも、ないか?

えーと、途中で、不敬罪か決定してしまったプレーヤーは、あとはもう、他のプレーヤーの邪魔することに命をかけるしかないという……。
でも、カードは3枚。しかも、いくら邪魔しても、不敬罪よりわるい順位はないという……。

このあたりが、けっこう辛い。
大人だと、笑えるんですけどね。

ヴォルフガング リーデッサー,Wolfgang Riedesser
Asmodee
発売日 : 2006-08

おてばん,ゲーム会参加報告,ボードゲーム,ボードゲーム日記おてばん,アベ・カエサル,クク,サンクトペテルブルグ,ニムト,ブロックス,ムガル,乗車券,暗闇のフロア,6ニムト

10月の「おてばん」に参加。

えーと、もうすでに、11月は参加できないことがわかっているようです(笑)
次は、12月ということなるのかなぁ。

今日、遊んだゲームは、

「ブロックス」
「アベ・カエサル」
「乗車券」
「6ニムト」
「暗闇のフロア」
「ムガル」
「サンクトペテルブルグ」
「クク」

などなどでした。
久方ぶりに締めの「クク」ができたので、良かったです(笑)