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夏休みは、銀河! 上

もう、夏休みも終わりなんですが(笑)
岩本 隆雄、復活の1冊「夏休みは、銀河!」です。

 朝日ソノラマがつぶれて、岩本 隆雄の本が読めなくなったと思っていたら、全部、朝日新聞出版の朝日ノベルズに復活して、ものすごくうれしいです。

今回はノベルズということで、文庫本よりは、学校の図書室に入りやすくなったと思いますし、届けたい層に届きやすくなったと思います。 まあ、今時の小学生、中学生が、この2段組の字ばっかりの本を手に取ってくれるかどうかはわからないのですが……。

 でもねぇ、本好きな子なら、1章読み出したら、止まらないと思います。
いっぱい、いっぱいの謎を提示しながら、どんどん違う事件が起こって、ストーリーがシフトしていくようすは、けっこう、ジェットコースターです。
それでいて、どこかのどかな「ぼくの夏休み」なのです。

 上巻は、夏休みらしく、オバケ屋敷編という感じの1冊。
そして、下巻で、本当の大冒険がはじまるみたいです。 これぞ、ジュブナイル。 ワクワクしてきた。

岩本 隆雄
朝日新聞出版
発売日:2008-10-21
 

 

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S○X3

ラストスパートは、思いっきりお約束の展開です。
この展開は、好きなんですよねぇ。かなーり、計算ずくで出てきている展開ではあるのですが(笑)

まあ、キャラクターを突き放しているからこそできるともいえるのだろうなぁ。

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S○X2

この人は、良くも悪くも、多分自分のキャラに愛着がないんだなぁと、つくづく思いました。

そこが、作りとしてしっかりと押さえられているので、一定のレベルの作品にはなる。でも、それ故に、暴走していく楽しさはない感じです。

わたしは、狂気なのが好きです。

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S○X1

大橋 薫のコメディ。あぁ、「八神くんの家庭の事情」とか……と思ったら、それは、楠 桂ですね。見分けついてないやん…というか、わたしあんまり、大橋 薫、読んだことないかな?1
たしか、「ウルフガイ」のマンガをこの人が書いていたような記憶が……。

ボディコンイケイケねえちゃん(死語?)が主人公の物語です。でも、こんな格好しているけど、実は純情なの~。みたいな。
これ、男がかいたら、絶対、性格はものすごくおとなしいというか、献身的な性格になると思います。
でも、このマンガでは、性格は、イケイケのままだという(笑)
そのあたり、微妙~に、男のツボにはまらないという気がします。

その分、男の子の姿が、ドリーミーになっています。才能も、金も、権力も兼ね備えています。たりないのは、年齢だけ?

  1. 豆知識・大橋 薫と楠 桂は、双子の美人(?)マンガ家らしい。絵柄もそっくり。 []

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鵺姫異聞

「鵺姫真話」と新版「イーシャの舟」のなかで語り尽くせなかった物語。
これで、残っていた謎というか、ちょっと不足していた部分がよくわかった感じです。

でも、その落ち葉拾いだけで、しっかりとした1冊の長編にまとまっているので、すごいと思います。
やっぱり、多少、端折っているところはあるのですが、楽しい。

これだけの物語を書ける人の本が、絶版で手に入りにくくなっているのは悲しいです。

どこかで、ハードカバーのジュブナイルとして出直さないかなぁ。そして、新作も読みたいです。

岩本 隆雄
朝日ソノラマ
発売日:2002-09