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エリア88 3

物語が、1話完結ではなくなって、グングン動いていきます。

けっこう、神崎ってかわいそうな人だとか思っていたのですが、そうでもないか?
けっこう、年齢によって受け取り方は変化していくのかも。

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エリア88 2

まあ、読唇術があんなに便利で正確かという問題はあるのですが、ストーリーは、本当にすごいですよねぇ。20年近くも昔の物語とはとても思えません。

今と違って、割と平和だったあの時代に、よくもこんな物語を考えつけたのだなぁと感心します。

今は、だんだん笑い話ではなくなってきていますが……。

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エリア88 1

これも、懐かしいマンガですねぇ。
はじめて見たのは、多分、アニメ版の映画でした。これが、けっこう出来がよくって、あと、コミックを読むようになりました。

コミックの方は、不死鳥のようにいろいろと大きさが変わって、新書版、ワイド版、それから、スコラから文庫がでて、今回のメディアファクトリー版文庫と変わりました。
だからわたし、多分、このマンガ、3回ぐらいは通しで読んでます。それでも、何回読んでも、結構楽しいです。

このマンガは、最初の1巻目は、まだストーリーがはじまっていない感じですねぇ。いつ終わっても、大丈夫な感じで続いています。
でも、あの伏線も、ものすごくしっかりとひいてあります。

中盤から後半にかけて、怒濤の展開を楽しみに少しずつ読み返していきます。

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白と黒の羊

「モノトーンシープ」というテーマの短編連作集ということになるのでしょうか?
まあ、あんまり、それぞれの作品にストーリー上の関係はなく、それどころか作風もバラバラで連作というより完全に短編集といった方がいいかも。

レースものから、戦争もの、学園もの、後の「砂漠の薔薇」につながるようなものまで、なんか、すごいバラバラです。

これは、新谷かおるの作風の幅の広さも表していますねぇ。

わたしは、短編よりも、やっぱりじっくり読める長編を好みますが、こういった短編のなかに、長編になりそうな芽をみつけるのは、楽しいものです。

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銀色の照星

アメリカン・ポリスの物語です。
しかも、短編連作。

ハードなアクションというよりも、人間ドラマが中心です。

し、渋い。渋すぎる。
まあ、どことなく西部劇っぽいのは、松本零士の血かも。

これが、コミックにまとまるぐらいまで、連載が続いていたんだから、マンガにとってよい時代だったんだなぁと思います。