風の又三郎 雪渡り・十力の金剛石 ますむら・ひろし賢治シリーズ2
どっどど どどうど どどうど どどう
この始まり方が、ものすごく好きなのです。
自分が、この地方の言葉を理解できない、使えないというのが、ものすごく残念な気持ちになります。きっと、ものすごく、当たり前で、切実なことを、みんな言っている気がするから。
どっどど どどうど どどうど どどう
この始まり方が、ものすごく好きなのです。
自分が、この地方の言葉を理解できない、使えないというのが、ものすごく残念な気持ちになります。きっと、ものすごく、当たり前で、切実なことを、みんな言っている気がするから。
ますむら・ひろしと宮沢 賢治のコラボです。
これは、マンガとしては、かなり原作に忠実にかかれています。雰囲気や、言葉も、場面も、ものすごく注意してかかれている。
まあ、わたしは、ますむら・ひろし贔屓なので、そう感じるのかもしれませんが。
初期型の「銀河鉄道の夜」の方が、賢治の思っていること、メッセージをストレートに伝えているなぁとかわったり、だからこそ、賢治が、その「お説教」を「物語」として昇華していきたくて、推敲に推敲を重ねていたのだと感じたり、いろんな発見がありました。
ますむら・ひろしの「星がない!」という話と、「お盆だった」という話は、特に、あんまり誰も指摘していないことだけど、ものすごく重要なことですよね。
こうやって、いろいろな人に、読まれ込んでいくことは、とても意味のあることだと思います。
うーん。あんまり、面白くなかったです。
しゃべったりすると、また、違ったおもしろさがあるのかもしれませんが、少なくとも、文字で読むたぐいの本ではないな。
古本や行きです。
扶桑社
発売日 : 1996-09
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