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百鬼夜行抄9

マンガって、急激な変化というのはかけても、なかなか、緩やかな経年変化みたいなのは苦手な気がします。
そして、このマンガや、「夏目友人帳」は、時代をいったり来たりしながら、それをかこうとしているのかなぁと感じます。

そうすることで、あやかしの時間と人間の時間の対比もできる。

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百鬼夜行抄8

この手の話の難しさは、怪談そのものではなくて、多分、人情の落としどころなんだろうなぁと思います。
残った思いは大切だけれども、それにこだわり続けているとしあわせにはならない。

ある意味、あっちにいくか、こっちにいるかの選択を迫られる。
そして、出来る限りこっちにとどまって欲しいという思いがあります。

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百鬼夜行抄7

1話1話が、なかなか仕掛けをこらした長い話も多くなってきました。
時代を越えていろいろな因縁が絡みあうお話というのも確かに楽しいのだけれど、記憶容量の少ないわたしには、ちょっとキツいときもあります。
まあ、雰囲気だけ楽しんでます。

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百鬼夜行抄6

似たような感じの「夏目友人帳」が、割と外に友だちを求めていく作品なのに対して、あくまでも「百鬼夜行抄」は、身内に身内にとベクトルが向いている作品みたいですねぇ。
住職はいるけど最近は出番あんまりないし、あくまで身内(と妖怪)でかためていく感じです。

そして、母、祖母の2代が最強ですな。

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百鬼夜行抄5

おぉ、未来にボールを投げた。
その間を書いていくというのは、けっこう大変なことだと思うけど、なんとなく作者が覚悟したのかなと感じた1冊でした。