偉大なる、しゅららぼん2
カロム、出た!!
ということで、やっぱりイメージは、彦根っぽい感じです。
ひろにゃん、出るかな?
途中、大阪全停止までの道のりが、長くて長くて。
そこにたどりつくまでは、イマイチなのかと思ったけれど、それ以降というか、イベントが始まってしまえば、いつもの万城目 学のスピード感で、安心の出来。
これは、一人称じゃ無かったのが影響しているかもしれません。
「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」も、三人称だったけど、あれは語りが入ったりしていたからねぇ。
おとうちゃんの話で泣いて、対決で泣いて、お母ちゃんのどんでん返しで、また泣いた。
おおさかのおっちゃん、おばちゃん、ステキや。
これは、なんだろう。愛の奇跡についてのお話……でもないな~。
読み始めは、今まで読んだ万城目 学ぶのなかでは、おとなしい方で、パワー不足かなぁと思っていたのですが、最終章の疾走感とかっこよさは、格別でした。
猫たちは、集会でこんな話をしてたのか。
いつか、その輪に入って、こんな冒険譚を直接聞いてみたいものです。
よかったです。
エッセイも、おもしろいけどやっぱりこの人のデタラメさが最大に発揮されるのは、小説ですね。
けっこう、エッセイもデタラメですが、やっぱり、小粒な感じになってしまいます。