西山優里子,読書マンガ,講談社,講談社コミックス

Harlem Beat 29

ストリートバスケから始まって、わりと普通の高校バスケマンガになったこのお話。すごく好きですが、残るものはあんまりないかもしれません。

わりと好きな作品があると、作者を追いかけて読んでしまうわたしですが、西山優里子の作品をこの先追いかけていこうとは全然思わないです。いや別に、避けようとも思いませんが。

うーん、なんでだろう。

ある意味、潔い作品で、作品の中にできたことは、全部、消化して終わっちゃっているということはあると思います。
そういう意味では、完成度は高いのかもしれない。

何年か後に読み直して、全然覚えてなくて、また、楽しめそうなマンガでした。

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Y十M4 柳生忍法帖

気楽に読めるのがマンガのいいところだとして、でも、この巻から読み始めて話を理解できるかというと難しい世なぁ……と、ちょっと考えました。

そうなると大事になってくるのは、せがわまさき絵の魅力ということになるのかもしれません。

まあ、この話とかは、勧善懲悪なので、他のに比べるとわかりやすいんですけどね。

でも、この巻読んで、他の巻も読んでみたいと言った人もいたからねぇ。わたし的には、「バジリスク」の方をオススメしましたが。

西山優里子,読書マンガ,講談社,講談社コミックス

Harlem Beat 28

これも、購入していたもののしばらく行方知らずになっていたマンガでした。
この巻まぜて、あと2巻で完結するというのに……

成瀬いい人だと思っていたのに、最低のことしていますねぇ。
まあ、物語としては、もう終わっていて、「まとめ」に入っているから、どうでもいいのかというのはありますが……。

 オフィシャルは、一方のチームの味方したらダメです。
これは、実際にあり得る話なので、よけいにダメだ。

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13枚綴りのお客人

ちょっと、一条ゆかりの「こいきな奴ら」を思い出しました。1977年から1983年までの作品が掲載されています。時代的にも、もしかしたら、一緒なのかも。

中山星香というひとは、かなりしっかりとした「自分のかきたいもの」があって、でも、それはその時代の少女マンガの枠からは、はみ出してしまうものだったようです。
それで、少女マンガという枠組みは崩さないで、そこに少しずつ自分のカラーをいれていくことで、読者や、編集者の枠を広げていったみたいなところがあります。

この本に入っているお話は、そんな時代のお話なのかなぁと思います。

だから、作者にとっては、不本意とはいわないまでも、「かきたいことが全部かけた」とは、微妙に言えないのではないかと思います。
でも、そうしてできた物語が、決して悪いものではなく、多分、その時代にとっては、バランスのいいものにしあがっていると思います。

もちろん、本当の傑作は、自分を解放したときにできるのだと思いますが、こういう試行錯誤の時期というのは、とても大切なのだと思います。

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comic新現実6

あすな ひろしは……全然、知らないです。

「ジャンプ」とか、「マンガ少年」だとかの名前が挙がっているので、絶対にどっかで見ていても不思議でない人なのですが。 

今まで特集されてきたマンガ家は、ほぼ知っている人ばっかりだったのですが。この人は、絵柄も含めてしらないです。

でも、こうやって、みなもと 太郎が解説すれば、少女マンガの原型も、青年マンガの原型も、作ったようなすごい人のようです。

みなもと太郎の知識はすごいです。
これで、この「comic新現実」という雑誌は終了なのですが、この雑誌で1番の収穫は、このみなもと太郎の対談かも。

この対談が本になっているのなら、探さねば。