ボードゲーム一覧

1月 湖畔のゲーム会 その5 宝石箱 ひっくり返して 冬銀河

宝石の煌き

さて、そろそろいい時間ということで、締めのゲームは、「宝石の煌き」です。

みなさん、日本ボードゲーム大賞の投票は、お済みでしょうか?
わたしは、投票しました!!

毎年、何に投票したのかをブログに書こう書こうと思っていて、結局、結果発表されたときには何に投票したのかを忘れているわたしです。
ということで、今回は、ここに書いておこう。

わたしは、今年は、次の5つに投票しました。

  1. 宝石の煌き
  2. ロココの仕立屋
  3. コンコルディア
  4. カシュガル
  5. タシュ=カラール

以上の5つでした。

うーん、「ダンジョン・オブ・マンダム」も、「5本のきゅうり」も、「シェフィ」も、いい感じですし、「ブルームーン」とかも、おもしろくなって来そうな感じですが、今はちょっと、重いゲーム寄りになっている感じかなぁ。

さて、2014年の日本ボードゲーム大賞の最有力候補(とわたしが勝手に思っている)のこのゲーム、もう、40回ぐらいプレーしているのですが、この前、京の勉強会に出させていただいて、実は、今までルールを間違っていたことが判明しました。

まあ、間違っていたというよりは、抜けていたルールがありました。
やっぱり、知っているつもりのゲームでも、人にインストしてもらったり、人のインストを聞くのは大事です。

抜けていたのは、カードをがめて金を1枚取る場面です。この時にがめるカードは、場にオープンにされているカードだけだと思っていたのですが、実は、山札の1番上のカードをがめても良いそうです。

「え~~~」

っと思って、ルール読みなおしたら、確かにそう書いてありました。
うーん、知らんかった。
もしかしたら、最初にルール読んだときは、「ふぅん」ぐらいの感じで読んだことがあったのかもしれませんが、まあ、すっかりきっぱり、忘れ去られておりました。

「というわけです」

と、和邇乃児さんにも、落ちていたルールを説明。

「まあでも、そんな変わらないよねぇ」

というお言葉をもらいました。確かに。基本的に、オープンになっているカードをがめないと、後でそのカードが、邪魔になってきます。
でもまあ、最終局面では、山から引いた方が正解になる場面もあるのも確かです。

例えば、自分がスタートプレーヤーで、あと1枚金があれば、次のターンにすでに握っているカードが完成して15点越えることが出来る時。
他のプレーヤーも、12、3点でリーチがかかっているけれど、今オープンになっているカードでは、15点にはならない。でも、宝石はけっこう貯めていて、下手なカードがめくられて得点を取られれば(多分、貴族タイルであることが多いと思われます)、ゲームが次の自分までまわってこないとき。
こういう、絶対に、場のカードを新しくしたくない時というのは、あります。
そういう、自分は何をがめても大丈夫で、場のカードを更新したくないときは、時々はありますからねぇ。

さて、今回。
貴族カードは、赤が3枚被っています。この展開では、おそらく赤が絡む貴族カードを集めるのは無理っぽい。
でも、だからといって、2人が赤を無視して1人に赤が集まると、エラいことになりそうな感じです。

長期戦になりそうな感じなので、レベル1のカードも、負担が軽いカードは、けっこう積極的に集めていく感じでした。

わたしの最近の戦略としては、軽いカードをがめて、「金」を積極的にとっていく感じです。ちょっと、そして、握ったカードを出す時には、「金」を使わずにため込む。
ただ、今回、軽いと思って握ったはずのレベル1のカードが、けっこう出せなくて、苦しかったです。

和邇乃児さんも、

「あぁ、これは、いつものセオリーとは違うことをしている……」

と、ちょっと手札を握りすぎている感じでした。

案の定、貴族カードは誰も取れずに、一進一退な感じでした。
が、わたしが、5点カードを取れる体制に。そして、わたしの手番は、1番ラスト。
あのレベル3のところにある、5点のカードさえ押さえられなければ、それを取って終われます。

和邇乃児さんが、12点だったかなでリード。わたしは10点なので、まだ見逃されているかなぁ……。
目線で読まれたりするといやなので、自分の手番がまわってくるまでトイレに行ったりしておりました。

で、わたしの手番。
よかった、残っております。

「では、このカードをもらって、15点!!手番、ラストなので終了!!」

「えー、もう15点!」

「これ、押さえられるかと思って、ドキドキしていました。」

「2位は、12点。同点の場合は?」

「同点の場合は、カードが少ない人が勝利します。」

ということで、久々の1位。
1位、りん、15点。2位和邇乃児さん、12点。3位でこねぇさん、12点。

ということで、2015年最初の湖畔のゲーム会は終了しました。


1月 湖畔のゲーム会 その4 冴え渡る 運河の町で 賽を振る

ブリュージュ

購入したけれど、やってないゲームあるぞということで、「ブリュージュ」です。
「ブルッヘ」という題でも流通していたようですが、ゲームハウスにあるのは、アークライトの完全日本語版です。いや、あれ??ただの「日本語版」です。
「ブルッヘ」も、「ブリュージュ」も、同じ街の名前だそうです。「ベニス」と「ヴェニス」みたいなものかな。

前の湖畔のゲーム会で、「春秋戦国」を遊んぶ前に、ちょうど、「ブリュージュ」のルールブックを読んでいて、能力のあるカードを城に突っ込んで特殊能力を使うところや、カードに複数の使い方があるところとか、ちょっと似てるとか思っていましたが、やってみたら、似た感じのところは少なかったです。

というか、「ブリュージュ」の方は、1つま城の中に複数の能力カードを突っ込むことはできません。そういう意味では、どっちかというと、「銀杏都市」の方が「春秋戦国」に似た感じでした。

和邇乃児さんが、1度遊んだことがあるということで、インストをお願いする。(ルールブック読んでいたのではないのか??)

「でも、あんまり覚えていないなぁ……。そんなに難しかった感じはないけどなぁ」

ということで、ルールブックを確認しながら、インストしていただきました。

ブリュージュの街をいろんな人の力を借りて発展させていくゲームです。

まずは、手札にするカードを山から引きます。カードは、ユニークカードが160枚ぐらいあります。

カードの表には、ブリュージュの街を発展していくのに協力してくれるいろいろなキャラクターがかかれています。このカードは、5種類の色で分類されています。
カードの裏は、表と同じ5種類の色で、お城の絵がかかれています。

まずは、得点表示用のコマを得点トラックの5点のところに置きます。

ザワザワ。
「5点スタートということは、得点、減ることもあるんだ……」

このカードがふた山に分けられて、カードホルダーに裏向きに入っています。この2つの山のどちらを選んで1枚ずつ、手札が5枚になるまで補充します。
1枚ずつ、どっちの山から手札にするのか山の1番上のカードを見てきめていきます。つまり、引く時に、2つの山からやまのどっちのカードを引くかを選べます。欲しい方の色のカードを取っていく感じです。

全員が手札を用意できたら、スタートプレーヤーは、5つのサイコロを振ります。サイコロも、カードと同じく5色あります。
サイコロの「5」と「6」の目が出ると、全員が、その目のサイコロと同じ色の脅威マーカーを受け取ります。これは、3枚集まると、即座に災害が起こってペナルティが襲いかかってくるという恐ろしいチップです。
初期の得点が5点だったのは、この災害で得点が減る可能性があるということです。

その後、街に投資して名声を上げることができます。
ここで、投資する額は、サイコロで「1」か「2」がでたサイコロの出目の合計です。投資をすることで、名声を1つだけ上げることが出来ます。
ただし、「1」か「2」の目が何も出ていないときは、誰もこの名声を上げることが出来ません。

ここまでは、全員の処理で、ここから、スタートプレーヤーからの手番となります。
各プレーヤーはカード1枚をプレイして、6つのアクションから1つを選びます。
6つのアクションは、

  • ワーカーを得る
  • 収入を得る
  • 脅威マーカーを取り除く
  • 家を建てる
  • 建てた家へ人物を配置する
  • 運河を建築する

まず、収入を得るは、カードを1枚プレイして、そのカードと同じ色のサイコロの出目分だけ、お金をもらうことが出来ます。
最高6金。最低1金。

ワーカーを得るは、カードを1枚ぷレイして、カードと同じ色のワーカーを2こもらいます。これは、必ず2こもらえます。このゲーム、ワーカーも5色に分かれていて、なにかをする時には、対応する色のワーカーが必要らなります。

脅威マーカーを取り除くは、カードを1枚プレイして、カードと同じ色の脅威マーカーを1枚取り除くことが出来ます。もらう時は、全員一緒にもらう脅威マーカーですが、こうやって除去することによって、数が変わってきて、災害を受けるタイミングが変わってきます。
脅威マーカーが貯まっているということは、その色のサイコロが大きな出目だったということなので、お金にするか、除去に使うかは、ちょっと迷います。

家を建てるときは、建てる家と同じ色のワーカーを1つ消費します。そして、カードを裏向けにして自分の前に並べます。カードの裏側には家がかかれています。
家は、ゲーム終了時に1点になります。

建てた家に人物を配置するのには、お金がかかります。必要なお金は、カードにかかれています。お金を払って、自分の前の空き家の上に人物カードを配置します。人物カードは、それぞれ、別々の能力を持っています。160種類ぐらい。大きく分けると、4つぐらいに分けられます。
1つ目は、インスタント。出した時だけ能力を発揮するカードです。
2つ目は、パーマメント。出した時から、自動的にずっと効果を発揮するカードです。
3つ目は、発動型。1ラウンドに1回だけ使えるカードです。発動するのにワーカーを払うなどのコストが必要なものもあります。
4つ目は、得点型。終了時に、条件に応じてボーナスで得点が入ります。
また、人物カードは、それぞれに得点を持っていて、ゲーム終了時にその分の得点がプラスされます。

最後の運河を建築するは、ボードゲーム上の自分の運河の場所に、順番に運河タイルを配置していきます。配置するには、ボードで示された色のカードとお金が必要です。最初の設営は安価ですが、だんだんと高コストになっていきます。
すべての運河タイルを建築することが出来れば、最終得点ボーナスのチップを得ることが出来ます。このチップは、早く取ったプレレーヤーほど高得点になっています。

あと、ゲーム中のどこかの時点で、名声、雇用した人物の数、建築した運河の数が単独1位になったら、それぞれのボーナスチップを表向けにすることが出来て、そこにかかれた得点がボーナスとなります。これは、後から1位になったとしても、ボーナスはそのまま残ります。

このカードプレイを4ターン繰り返したら1ラウンド終了で、また、手札補充に入ります。
2つのカードホルダーのどちらかが切れたら、ゲーム終了になります。

まあ、160枚のユニークカードに、どんな能力があるかとか、人物カードの得点はどれぐらいが相場なのかとかは、カード同士の組み合わせによってどんなことが起こるかとかは、とにかくやってみないとわからないです。
多分、1回目は、お試しっぽくなるかなぁと思います。

最初は、手札のドロー。
うーん、やっぱり色が被らないようにドローするのが基本かなぁとか言いながら、ドローしていきます。
なんせ、特に最初は、なんの情報もありませんからねぇ。

最初わかりやすいのは、単独1位ボーナスです。まあ、最初にとって置いた方が取りやすそうですからねぇ。
わたしとでこねぇさんは、取りあえず名誉トラックを上げていきます。これは、どっちかが意地の張り合いをやめるまで、続く。
わたしは、ラウンドに運河を作って、単独1位ボーナスをもらいます。
和邇乃児さんは、それには乗らない形で、まず、家を建てて人物の数の単独1位ボーナスを狙います。

サイコロの大きな目で、お金を補充して。わたしも家を建てたいけれど、うーん、ワーカーが足りない。
なんか、運河の建築にも、家を建てるのにも同じ色のワーカーが必要な状況になってしまいます。

その間に、和邇乃児さんは、どんどん人物カードを出していきます。強そうだったのは、家を1つ建てれば、対応する色の脅威マーカーを1枚減らせるという人物です。

わたしは、けっこうバランス良くいろいろなことに手を伸ばしていたので、災害が怖い。2つ貯まった災害はチップは、地味にチマチマと手番を使って取り除いていました。

災害なんて、全く気にせず貯めまくっていたのが、でこねぇさん。バンバン、堤防を建築していって、あっという間に追いつかれました。
雇用する人物カードでも、堤防関係のカードを出していました。
そして、災害の被害を2回ぐらい受けながら(それでも、2回ぐらいしかうけてないからなぁ)、堤防をすべて完成させていました。

後半戦では、サイコロの「1」、「2」の目が全く出ずに、名誉トラックで、わたしもでこねぇさんも、立ち往生。結局、この単独1位ボーナスは、誰も貰えない共倒れでした。
後半、明らかにでこねぇさんが、ラウンドスタート時にお金がないときがあったのに……。

わたしは、赤のコマを使う発動型の人物を雇って、他の色のコマを赤のコマを産み出す発動型の人物も雇ってと、なんとかコンボが動くようにしたのですが、遅すぎました。

ゲーム終了。
でこねぇさんが、運河全部建築して、さらに、運河で追加ボーナスを貰える人物を雇って、すべてが絡みあっている感じでした。

結果、でこねぇさん42点、和邇之児さん42点の同点。
同点の場合は、お金の多い方が勝利。

1位和邇之児さん、42と2金。2位こねぇさん、42点。3位りん、36点。

うーん、このゲーム、最初に使える人物カードを見極めて、出すのが大事かも。そこで得意なことに特化して、手数を減らしていく方がよさそうな感じです。

ちょっと、どんなカードがあるかもわかったので、またやりたいです。
これ、2人でも、そんなに変わらない感じでプレイできそうですねぇ。
ただ、それでも、カードの引き運は強そうな感じのゲームではあります。

シュテファン・フェルト,Stefan Feld
アークライト
発売日 : 2014-12-20

タイトロープ

剣嵐の大地 下 氷と炎の歌3

だいぶん、勢力図が一気に塗り替えられる感じの動きのある第3部でした。

一気にピーンと張り切った糸が、もう引っ張りすぎて、バチバチと音を立てて切れていく感じ。
おもしろいのですが、なんか、悲しいことが多かったなぁという印象です。けっこう、重要人物も、退場したし。
本当に、誰でも死ぬから、油断できない。
そして、何かいてもネタバレになりそうで、書けない。

テレビドラマの方は、2部まで見ました。こっちも、いいよねぇ。

これを読んだりみたりすると、また、ボードゲームの方をしてみたくなります。

第4部と第5部は、続き物の話なので、第5部が文庫になってから一気に読むかなぁ。
続き、気になるので、出る前に読んじゃうかも。


11月中旬 湖畔のゲーム会 その3 遊ばれる拡張、遊ばれない拡張

ツォルキン マヤ神聖歴

ツォルキン 部族と予言

夕食後。3つ目のゲームで、この日も最後です。
サイコロ、コロコロ。

1 アグリコラ
2~4 炭鉱讃歌
5~6 サンクトペテルブルグ
7 プエルトリコ14
8~10 ツォルキン
11 宝石の煌き
12 チグリス・ユーフラテス

「ティカル」が遊ばれたので、11番の枠が「宝石の煌き」に変わっております。
夕食後。まったく新しいゲームは、これからするのは、ちょっと苦しい。

3つ目が、「炭鉱讃歌」だったら、この日「クラマー&キースリング」祭だったのですが、「マハラジャ」も、「ティカル」も、デザイナーを気にせずに楽しんでおりました。
ウォルフガング・クラマー、ライナー・クニツィア、アレックス・ランドルフあたりは、ボードゲームを始めたとこに、1番に名前を覚えたデザイナーさんですな。

でも、サイコロの目が示したのは、「ツォルキン」でした。

記録(記憶ではない)が正しければ、今年5回目のツォルキンです。通算では、10回目。
ツォルキンは、確か去年からのゲームですので、今年に入っても、けっこうコンスタントに遊ばれています。
これは、今年になってから拡張セットが出て、拡張セット込みで遊んでいるからですねぇ。
ということで、今回も、拡張セットありです。「部族と預言」。

ボードゲームの拡張セットは、今までは、けっこう購入していても遊ばれないことが多かったです。

「電力会社」や、「乗車券」のような、マップ(ボード)が変わって、ルール自体は比較的変わらないものについては、それなりにプレイするのですが、「カルカソンヌ」や「アルハンブラ」は、拡張セットがあっても、拡張セット入りでほとんどプレーしていません。

「拡張、かっても遊ばないよね~」

ということが多かったです。
まあ、初めて遊ぶ人がいる場合は、ルールがややこしくなる拡張セットは避けられて、まず基本からということがあると思います。
また、拡張セットを入れてするということは、そのゲームを短時間のうちに相当回数集中して遊んでいるということでもあるのかなぁ。
2年前に遊んだゲームとかの場合は、まあ、拡張無しでとか言いがちかも。
あと、案外遊ばれないのは、人数が増える拡張。4人プレーが5人プレーできるようになったりするのですが、まあ、あんまりそんな人数では遊ばないよなぁと(笑)湖畔のゲーム会の場合は、3人が基本ですし。1

でも、最近は、だんだん、変わってきている気がします。
まあ、同じゲームを同じメンバーで繰り返して遊ぶ機会も増えているということもあると思うのですが、遊びやすい拡張が増えてきた感じもします。

メチャクチャ拡張セットを遊んでいるのは、「ドミニオン」ですねぇ。これは、基本のルール自体はほとんど変わらなくて、カードの効果が追加されています。「アグリコラ」のカード拡張や、「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」でカードが増えていくのも、同じ感じですね。もともと、たくさんの効果があったカードに、さらに別の効果のカードが追加されていきます。まあ、追加のルールは、カードのテキストを見ろという感じですね。こういうゲームの拡張は、うちではけっこう遊ばれています。「ドミニオン」は、それでも、遊んだことがない人がいると基本のカードからするかなぁと思いますが、「アグリコラ」のカードの追加なんかは、始めからカード多すぎで、どれが拡張のカードかなんて、ほとんど意識していないですしねぇ。2
この要素は、どのゲームの拡張セットでも、少しは入ってくるかと思います。「カルカソンヌ」なら、新しいタイルが増えたり。
「電力会社」の「新発電所カード」とかもそうかな。
でも、「カルカソンヌ」も、「電力会社」も、うちで拡張入れ遊ばれないのは、そういうカードの数とか、カードの内容が、ものすごく強い要素としてゲームに入り込んでいて、これらのゲームをするときの戦略と強く結びついてしまっているからのように感じます。
なんか、ちょっと違うゲームの様に感じてしまうのです。
もちろん、「ドミニオン」も、「アグリコラ」も、拡張入れたら大きくかわるし、カード1枚1枚は、要素として強い(「ドミニオン」なんて、カードだけですし)のですが、もともと、「ドミニオン」も、「アグリコラ」は、ゲームの感じか変わることすらも、はじめからゲームのデザインの中に取り込んでいるので、変化することに抵抗がないのかもしれません。

そう考えると、「ドミニオン」、「アグリコラ」のメチャクチャの数のカードを用意して、使うのはちょっとだけ。組み合わせ次第で、ゲームが変わるというデザインは、つくづく凄いです。

わたしらみたいな「ドミニオン」好きは、コンボゲーで1人のターンが終わらなくても、「魔女」を始めとするアタックカードでグダグダのゲームになっても、使えるカードがなくてステロのお金ゲームになっても、まあ、イライラすることはあっても、

「それが、『ドミニオン』じゃん」

と思いますが、

「『魔女』禁止!!」

「絶対『村』系のカードを入れないと、バランスのいいドミニオンにならない!!」

という人は、そのチェンジャブル部分が合わないのかもしれません。

今回の「部族と預言」の場合は、新しい建物やモニュメントが追加がそれにあたります。ここの部分は、もともとのゲームでもチェンジャブルなので、抵抗は少ないです。

だから、元々チェンジャブルな部分がかわるのではなく、「アグリコラ 泥沼からの脱出」のように、ゲームのルール自体が大きく変わってしまう拡張は、あんまり遊ばれないようです。

他の拡張セットの要素としては、「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」の拡張1の「嵐の予感」の目標タイルのように、プレイの指針になるような要素の追加される場合があります。
今回の「部族と預言」の預言タイルも、このプレイの指針になる要素の追加ということになると思います。
これも、ルール自体はそれほど大きく変わらなくて、ゲーム中に小さな目標が出来て、少し得点する(失点したりもしますが)方法が追加された感じになります。
これは、ゲームとしては、多少プレイの自由度がへってしまう危険はあるかもしれません。でも、こうやって目標を絞ることにより、より、プレイヤー間の関わりを増やすことが出来たり、小さな目標が出来ることでプレイのときに考える筋道がつけやすく遊びやすくなるという効果があります。
これは、プレー感はあまり変わらずに、いろいろな勝つための複数のルートを教えてくれます。普段は、自分が取らないような作戦を「小さな目標」を設定することで取らせ、ゲームの多彩な可能性を教えてくれます。

そのゲームを繰り返して遊ぶということは、そのゲームが好きだからです。ルールが大きくかわってしまって、そのゲームらしさがうしなわれてしまったら、

「いや、これ別のゲームでいいやん」

ということになってしまいます。
そのゲームらしさ(というのがどこまでかという問題はいつもあるのですが)をそのままに、要素が追加されていくというのが、わたしが望んでいる拡張なのかなぁと思います。これって、けっこう保守的なのかもしれませんが。

こう考えると、自分が購入していい拡張セットと、購入してもあまり遊ばれない拡張セットというのが、だんだん見えてくる気がします。
今までは、そんなことを何にも考えずに、好きなゲームだと拡張……と思っていましたが。

ただ、最近ははじめから、チェンジャブルな部分をはじめからゲームに入れていて、そこの拡張を出してくるメーカーような感じです。拡張、作りやすそうな作りというヤツですね。

「部族と預言」には、もう1つ新しい要素として、「部族」ルールが導入されています。
最初に部族を選ぶことでプレーヤーごとに違った特殊能力を持ってゲームをすすめていくことになります。
今までは、手番順と初期タイル以外は、違いがなかったものが、特殊能力を活かしたプレイということになります。
これもまた、大きなルール変更というよりは、「この能力の部族ならば、どう動いたらいいだろう」という指針を与えてくれる拡張といえると思います。
また、いろいろな種族がいると、他の種族でやってみたいというリプレイへのモジベーションもアップします。
まあ、何度もプレイしているうちに、部族によって強さの強弱があるだろうと感じられたりして、ゲームデザイナーのバランスの調整は難しいだろうなぁと思います。

今回は、わたしは、「イシュタム族」をチョイスしました。
普通は2枚しかキープ出来ない初期タイルが3枚取れるという能力をの部族。ただし、どれかの神殿レベルを1つ下げなければなりません。
ゲーム中に発揮される特殊能力がまったくないので、面白みは少ないような気がします。でも、コーン系の初期タイルが集まるといきなりすべてのワーカーを配置しても、そんなに無理矢理な感じでなくダッシュが効くかも。しかも、手番1番だし。
先行逃げ切りな感じをイメージします。
でも、神殿レベルを1つさげるというのは、結構、このゲームでは大ダメージです。神殿大事。
ちょうど、もらった初期タイルの中に神殿レベルを上げるものがあったので、これをキープしてプラスマイナスを0に。
あとは、1人分のコーン無料というタイルとコーン多めのタイルを選びます。

和邇乃児さんは、「イツァムナー族」。技術レベルが上げやすい部族です。しかも、どれかの技術レベルを3から進歩させるたびに、任意の技術レベル4のボーナスを受けることが出来ます。
チート種族。これは、ゲーム中に面白いというか、怪しい動きが出来そうな能力です。

でこねぇさんは、「バラム族」。ワーカーに小さい番号の仕事をさせるとき、普通は1ステップ戻るごとに1コーン払わなければなりませんが、代わりにコーンを1つ貰えるという部族です。
普通は、基本的に同じ歯車での小さい番号の仕事は、今いる番号の仕事よりも弱いことが多いのです。が、ヤシュチランや、ティカル、ウシュマルなんかの歯車は、それぞれの番号に意味が違うアクションが設定されています。
ワーカーを引き上げる時期を調整できるのは、実は地味に便利です。しかも、調節しながら、本来なら減るはずのコーンが増えます。

さて、預言タイルも確認。
預言タイルは、ゲームの最初に3枚、ランダムで選ばれます。3枚のタイルにはこれから起こる災厄の預言が記されています。
1期は、なにもおこらず、2期、3期、4期に起こります。プレーヤーは、その災厄に巻き込まれないように、その時期までに準備をしなければなりません。預言によく備えたものは、大きな恩恵を受けることが出来ます。

今回出た預言タイルは、2期目「混雑した都市」、3期目「忘れられた知識」、4期目「冒涜」。

うーん、「混雑した都市」が2期目。
「混雑した都市」は、建物を建てるたびに、追加の資源を払わないといけないという災厄です。で、2期目の終了時に建物を2つ以上建てていれば、追加の勝利点。1つも建てていなければ失点です。
わたし、「ツォルキン」で、建物ってあんまり建てたことないんですよねぇ。コーン軽減の系の建物以外、建物もモニュメントも良くわからない。
基本は、前回もかいたようにチチェン・イッツァで「まんまんちゃん、あん」な作戦ですから。
しかも、2期目って、そんなに早く建てられるのか??
この時期は、捨てる?捨てて、3期、4期に備える??
あんまり、預言が「小さな目標」になっていないという(笑)

3期目。「忘れられた知識」。テクノロジーのレベル2の能力が使えない。なのに、テクノロジーのレベルを上げないといけない。
普通のわたしのプレーだと、「神学」だけはこの時期には3レベルに上がっているはずです。あと、「農園」は上げたことがあります。でも、「資材採取」と「建築」は、あんまりさわったことがない(笑)
全部

4期目。ドクロがないとバーン。ドクロはあるはず。

ワーカープレイスメントは、ワーカーを増やすのが大事です(多分)。
「ツォルキン」は、歯車の上にワーカーを置いていくワーカープレイスメントです。
自分の手番では、ボード上の歯車の上のアクションスペースに自分のワーカーを置くか、すでに置かれた自分のワーカーを取り除くかのどちらかをします。
ワーカーが取り除かれたときにアクションがされます。このワーカーが置かれてから、取り除かれるまでの時間のギャップによって、アクションの能力がだんだん高性能に変化していくという独特のシステムを持っています。
この時間の変化を表すのが、ボード上に5つある噛み合う歯車です。この歯車は、見るからに、

「面白そう!!」

と思わせるこのゲームの重要要素です。でも、今回、写真を取るのを忘れております(笑)
この歯車の上にワーカーを置いておくと、歯車がまわって、ワーカーをどんどん自動的に強いアクションのところに連れて行ってくれます。
ということで、ワーカーを置いて、あとは時期が来るまで放っておきたいのですが、自分の手番には、必ずワーカーを「置く」か「取る」かしなければいけません。
ワーカーの数が少ないと、なかなか、時間のかかる強いアクションを選ぶのが難しいのです。

初手番。
ということで、ワーカーを増やせる「ウシュマル」の歯車に2こワーカーを置きます。追加でワーカーを置くには、コーンを大量に使わなければならないのですが、今回は、初期タイルを3枚持っていますので、スタートダッシュのコーンは、多めです。
コーンが豊富ということで、もう1このワーカーも置けるということで、それもウシュマルに置こうと思ったのですが、この歯車にはダミーが載っています。ウシュマルにもう1こ置いてしまうと、ちょうど「ワーカーを増やす」アクションスペースにのってしまいます。そうすると、次の自分のターンには歯車がまわってしまって「ワーカーを増やす」アクションが出来ません。
でこねぇさんの「バラム族」なら、下位のアクションで1コーンゲットになってラッキーなんですが……。
そもそも、このゲームでワーカー6人もいるのか??

ということで、ちょっと迷ったけど、「ティカル」の歯車にもう1こ。レベル上げとくの大事だし。早いうちに、「神学」をレベル2まで上げておこう。

さて、1周してきました。

「あれ?」

置くワーカーがなければ、ワーカー取らないといけないじゃないですか。歯車1こしかまわってないじゃないですか。
まだ、ワーカー1つも、「ワーカーを増やす」のところにも、「テクノロジーのレベル2つアップ」のところにも達していないじゃないですか。
まあ、当たり前なんですけどね。全部、見えてる情報だしね。
わたし、ワーカーないのに、なぜか、このターンもワーカー置く気、満々でした。
10回していて、まだこのレベル(笑)

仕方がないので、ティカルの「テクノロジーのレベル1つアップ」のコマを引き上げて、「農園」のレベルを1つ上げます。
まあ、「ツォルキン」をやっていると、この見えているはずなのに数え間違えってことが、よく起こりますよねぇ(笑)
ついつい、ワーカーを置くと、ワーカーを引き上げるを同時にできると錯覚してしまいます。

あとの2ターンほどは、ウシュマルから、ワーカーを引き上げるだけの簡単なお仕事です。

「ウタマルから、ワーカーを引き上げてワーカー増やします」

今は、調べながら書いていますので、歯車の名前も正確ですが、やっている間は、「ティカル」と「チチェン・イッツァ」以外の歯車の名前は、けっこういい加減です。

よし、ワーカー5こになった。ここからが、本番だと思ったら、当然ながらもう、1期はなかばです。
でこねぇさんは、すでにチチェン・イッツァにワーカーを置いています。でこねぇさん、ドクロもってないじゃんと見ると、ちゃっかり(?)、もう1つのワーカーは「ヤシュチラン」の歯車にのっています。「ドクロ」取ると同時に、チチェン・イッツァに奉納する
あれ、後出しで、チチェン・イッツァの上位のアクションスペースにワーカー置ける予定だったのに…。3

そして、よく見れば、でこねぇさんのワーカーが4つある。

「いつの間に、子ども産んだの??」

「わたし、初期タイルにワーカー+1こっていうのがあったの」

おぉ、1期半ば過ぎて知る、衝撃の真実。ずるい、それ。

その後、せっかく、「農園」のレベルを1に上げておいたのに、「パレンケ」の歯車は池で引き上げなければならなくなったり(ボーナス無し)と、間抜けなことを繰り返しながらゲームは、進んでいきます。
そんな感じで、2期目の預言「混雑した預言」はガン無視していきました。
-5点くらう。

その後、わたしとでこねぇさんが、チチェン・イッツァのドクロ奉納競争をしています。
和邇乃児さんは、ワーカーを徹底的に増やさない作戦。レベル3に上げたテクノロジーをたたいて、「農園」のレベル4を使って直接神殿のレベルを上げてきます。
でも、ドクロ奉納をしていないので、得点的には、伸び悩んでいる感じです。

3期の決算前。
バレンケには、でこねぇさんのワーカーの後ろに、わたしのワーカーが。
もうすぐ、フードデイ。コーン9つが欲しい。でも、木のタイルが上にのっています。
でこねぇさんが先にいるので、「木」をとってくれたら、下のコーンがとれます。4
でも、でこねぇさんの方も、歯車を1つまわした後で、わたしが「木」タイルを取った後に、1つ戻ってコーンをとれば、「バラム族」の能力を利用して、さらに+1こしてコーンを最大効率で集められます。
でこねぇさんは、資源をとるかコーンをとるか?
まあ、本当は、こんな風に人のプレイによって自分の運命が変わるようなことにならないようにしないといけないんですけどね。けっこう、こういう状況に陥ってます。
でこねぇさんが、資源の方を選んだので、ラッキー。なんとか、フードデイを乗り切れました。

3期のフードデイでは、災厄を見越してテクノロジーのレベルを上げておいたので、けっこうプラスに。めずらしく、「農園」、「神学」以外のテクノロジーも上げてみました。
テクノロジーを上げやすいはずの和邇乃児さんは思ったほど上げられなかった様です。これは、1つのテクノロジーを3まで上げてしまったら、ボーナスが貰えるので他のテクノロジーを上げる意味をあまり感じないというイツァムナー族の罠かも。

4期にはいって、ドクロ奉納は全部埋まってしまったので、神殿レベルのアップ競争。もう、ここまでくると詰め将棋みたいに手数を読んでプレイしないと………。

「アレ、アレ、計算違う~」

でも、今回のベストプレイは、でこねぇさんが見せてくれました。
ラスト近く。
ティカルのアクションスペースが頂上以外、全部埋まっています。
渾身の力をこめて、コーンを払って、1番上のアクションスペースに。

「おぉ!!」

でこねぇさんのターン終了。そして、ラウンド終了。
スタートプレーヤーの和邇乃児さんが、歯車を1つ動かして、一言。

「はい、じゃあこの人、のけますね!!」

さっき、頂上においたばかりのワーカーが、アクションスペースから押し出されています(爆)
あたりまえじゃ~(爆笑)
まあ、わたしとでこねぇさは、気づいていなかったんですけどね(笑)

和邇乃児さんは、気づいていて、何も言わずに歯車まわしてました。鬼(笑)

最近、アワアワするのは、わたしの専売特許でしたが、久しぶりに、でこねぇさんがパニック。

「なしなし。それ、今のなし」

和邇乃児さんも、鬼じゃないので、さすがにそこは巻き戻し。まあ、大会やったら終わってるな。

あとは途中で、実はドクロをとってチチェン・イッツァで奉納よりも、後半はむしろ、神殿レベルが簡単に上がる建物があったことに気づいたり、そもそも、ドクロを複数取る方法は、ティカルで資材2こ払って「テクノロジーのレベルつアップ」して神学のレベル4のボーナスを取るよりも、そもそも神学レベルが3なら、「ヤシュチラン」の歯車で「ドクロ採取」したら資材を使わずに2個貰えてお得だということに気づいたり、もう、このプレイでは取り返しつかないけどね。
しかも、この発見、多分、拡張セットを入れる前のプレイで気づかないといけないことではないだろうか。

うーん、なんか、いつものボードゲーム脳と違う部分の脳みそを使っている感じがするわぁ。
頭煮えます。
でも、次はこうしたら上手くいく(ような気がする)と思わせるゲームです。おもしろい。

そんなこんなで、ゲーム終了。
最終得点。1位りん68点、2位でこねぇさん60点、3位和邇乃児さん48点。
今回は、りんとでこねぇさんは、資材の得点計算までいかないとどちらが勝利かわからない僅差でした。

その後、和邇乃児さんをお家に送っていった後の車の中で、でこねぇさんと、その日のプレイの反省会。

「『ティカル』がね、もっと上手に使えて、建物建てられたら」

「競りでどれぐらい点数かけいいいか、わからないよねぇ」

「競り」?微妙に話が通じません。

「『ティカル』だよ『ティカル』。『ティカル』の話」

「うん、『ティカル』」

この日は、「ティカル」をした後、「ツォルキン」を遊んだので、どっちの「ティカル」かよくわからなくなっていたという。

さらに、後日。
このブログの記事を書くために、ネットで「ツォルキン」を調べ中、こんな記述が。

この2つの要素を入れた場合、1位になるために必要な得点が100点~110点ぐらいまであがった。(基本のみだと70点前後が1位になる勝敗ラインだった)
ツォルキン拡張雑感 Nakajiのダメさ加減が炸裂する日記

えー。拡張入れて100点~110点??拡張なしで、70点前後が勝敗ライン??

拡張あり、1位りん68点……。

ぼくら……。

「ねぇさん、『ツォルキン』、拡張入れたら100点ぐらいとらなあかんみたいやで」

「ほら、わたしら4人やから、ダミー置くからら、そのせいで点数低いんじゃないかな」

本当に、そうか??

あと、「ツォルキン」の基本版日本語版は出ていますが、拡張セットの「部族と預言」は海外版しかありません。
でも、本当は、言語依存のない「ツォルキン」の基本版ではなくて、部族カードが和訳されていた方がうれしい「部族と預言」の方に、日本語版が欲しいところです。

まぁ、拡張というのは、かならず本編ほどは売れないものなので、難しいのかもしれませんが。

その点、「村の人生」は、どっちも日本語版が出てよかったです。
うちは、拡張の「酒場」だけが日本語版です。

ダニエレ・タスキーニ, Daniele Tascini
シモーネ・ルチアーニ,Simone Luciani
Rio Grande Games
発売日 :
ダニエレ・タスキーニ, Daniele Tascini
シモーネ・ルチアーニ,Simone Luciani
Rio Grande Games
発売日 :
  1. とかいいつつ、「アンドールの伝説」の人数拡張は、あれば、面白そうとか思っていますが。 []
  2. そして、今更、ルール知らない人に1から説明して「アグリコラ」をするチャンスがあるのかという話もあります。 []
  3. それが楽に出来るのは、自分が後手番の時だけです []
  4. このとき、焼き畑のルールをすっかり忘れていました。実は、木を取らなくても下のコーンとれるのですね。 []

11月 湖畔のゲーム会 その1 最後にギャンブル

密使

密使
11月1日(土)。
11月になって初めての湖畔のゲーム会ですが、実は、三週連続しての湖畔のゲーム会です。
凄いな。
メンバーは、相も変わらずいつもの3人です。

和邇之児さんを待ちながらゲーム棚を見ていると、チラホラ(?)と遊んでいないゲームが。
コスモスの2人用ゲームは、まぁ湖畔では遊べないので後にしておくとして、となりに置かれているウィニングムーブズの棚にも、遊んでいないのがあるなぁ。

ということで、和邇乃児さんが来る前に、箱をあけてルールを確認。

「これ、厚紙、抜いてもいないじゃないですか……」

数年前、一気に大量に知人からボードゲームを安価で譲っていただくということがありまして、そのあたりのゲームは、まっさらというものも。

そのゲームの名前は、「密使」。

ふむふむ。パズルゲームですな。
ルールは、シンプル。時間もそんなにかかるような感じじゃないなぁ。
すぐに出来そうな感じ。

とか思いながら、実際にボードを広げて、動かしながらルール確認をしている間に、和邇乃児さんがゲームハウスに到着。

「せっかく、広げているだから、それからしましょう」

「でも、そのゲーム、おてばんで遊ばれていた感想聞いたことがある気がする。
 なんか、最後、『あ~ぁ』みたいな感想だった気がするよ」

と、でこねぇさん。なんで、そんなゲームが、うちにあるんだ??
そして、なぜ始める前に、そんなネガティブな評価を(笑)
まあでも、それほど時間もかからなそうだということで、プレイ開始。

宮殿に手紙を届けるゲームです。きっと届ける手紙は、ラブレター……ではない。
プレーヤーは、ボードの1番下にある草原の宿屋マスからスタートして、どんどんボードのマスを上に上にとすすんで行って、頂点にある宮殿マスに手紙を届ければゴールです。いち早く手紙を届けたプレーヤーが勝利します。

各マスには、複数の宿屋が描かれています。宿屋は、4つの部屋に別れています。

プレーヤーは、自分の色の使者タイルのセットの山を持っています。全員同じセットですが、それを自分の前にシャッフルして裏向きの山にしておいてここから使者をランダムで引いてきます。
使者は、「将校」、「コサック」、「婦人」、「外交官」の4種類。この4種類は、宿屋で泊まれる(配置できる)部屋が決まっています。ということで、同じ種類の使者がいる宿屋には泊まることが出来ません。

部屋は4つあるのですが、なぜか3人泊まると満室になります。そして、満室になれば、次のマスの宿屋に旅立っていくことが出来ます。満室にならなければ、旅立つことができずに、その宿屋に泊まり続けることになります。

宿屋の部屋が3人で満室になった場合、そこから次のマスに旅立てるのは2人だけです。その2人は、上のマスの別々の宿屋に配置されなければなりません。1人は、残らないといけません。要するに、踏み台的な存在になります。できるだけ、自分の使者が踏み台にならないようにして上のマスに上がっていきたいわけです。

上のマスに移動するときに、上のマスの宿屋に配置できる場所がなかった場合は、ジャンピングチャンス。さらに上のマスに1マスとばして移動することが出来ます。

なんか、なんでその設定になったという謎な動きが多い使者たちです。えーと多分、基本、フレーバーになんの意味もないです(笑)
でも、そのあたりはのフレーバーの無理矢理感は、嫌いじゃないです。

自分の手番では、使者をスタートさせるか、手紙を他の使者に渡すか、次のマスに出発するかの3つのアクションから1つ選んで実行します。

使者をスタートさせる場合は、自分の山札から使者カードをめくって、それを一番下のマスのどこかの宿屋に配置します。配置することが出来ない場合は、そのまま表向きに自分の前に置いておきます。自分の前にすでに表向けに置かれた使者カードがあり、それが配置できる場合は、山札をめくらずに表向きのカードを配置してスタートさせてもかまいません。

各プレーヤーは、使者に届けさせる手紙を1つずつ持っています。その手紙は、使者のうちのどれかが持っているのですが、可能なら、同じマスにいる自分の使者にその手紙を渡すことが出来ます。
早く、次のマスに移動しそうな使者がいる場合は、その手紙を託して持って行ってもらうわけです。

部屋が満室の宿屋がある場合、空き部屋(満室なのに空き部屋があるという不思議!)から時計まわりに数えて、2番目、3番目の使者タイルを上のコマに薦めることが出来ます。コマを進めるときは、必ず2つ枚の使者タイルを進めなければなりません。これによって、自分の手番以外でも、自分の使者タイルを上のコマにすすめてもらえることもあります。これらの使者タイルは、次のマスの違う宿屋に配置しなければなりませんので、先に置く使者タイルの場所を考えて後の使者タイルの配置場所がないようにすれば、後の使者タイルは、1マスとばして上のマスに進めることが出来ます。

わたしは、1番にこれを使って移動しましたが、そうすると1つの自分の使者タイルだけが突出して進んでしまいます。そして、後半は、足場にされてばかりでした。
おそらく、前半は、ジリジリと自分の使者タイルを押し上げておいて、後半にいっきにまくるのが正しいやり方だったかもしれません。

非常にパズルチックに動いていきます。でもかなり、自分の山札のめくりにも左右されますので、ガチガチな感じもなく、まあ、盛り上がりという部分はすくないのですが、地味に楽しい感じはあります。

最初に、宮殿にたどり着いたのは、和邇乃児さんです。
宮殿の前では、門番が待ち構えていて、賄賂を要求してきます。人のタイルは、賄賂の高い門番のところへ、自分のタイルは、賄賂の安い門番のところへ。

「宮殿にたどり着いたら、お金のチップを1枚ずつめくります。これをルーブルといいます。『ハズレ』が出るまで何枚でもめくることが出来ます。ハズレが出たら、今までめくったお金をすべて捨てなければなりません。途中でやめたら、今までめくったチップは保持されます」

衝撃的。いきなりのバーストゲームです。
そして、バースト。

「これ、また1からスタートするの??」

ルール確認中。

「ルーブルの行動をしたプレーヤーは、以降、ルーブルの行動しかできません」

あとは、お金をめくって集めるだけ。賄賂を渡しているはずなのに、なぜにバーストゲーム??

そうこういっているうちに、でこねぇさんも、門の前に。
わたしは、門の一歩前のマスで、完全に手詰まり状態になっていることが判明。手紙を渡すためには、1番下のマスからちょっとずつ新しい使者を移動させなければなりません。

考え無しだから……。

でこねぇさんは、いきなり0金のチップをめくって、ハズレのチップをめくってバースト。

そんなこんなで、和邇乃児さんが、6金を集めてゴール。

「なかなか、パズルなところは悪くないと思うんですが……」

「いや、なんか、おかしいでしょう、このゲーム」

うーん、なるほど。最後に、「あ~ぁ」っていう感じではあります。
でも、やってる最中は、そんなに悪くないような感じもあるんですが。

けっこう、プレーヤー同士のからみは多いです。
まぁ、考えなしでやるとわたしみたいにはまちゃう部分と、最後があまりにもビックリの博打だというギャップが、不思議なテイストのゲームでした。

成仏したかな?

これ書き終わった後、ネットをウロウロしていたら、この「あ~ぁ」ってなる感じは何かをものすごく明確に書いてくれているサイトを見つけました。

「ボードゲームにおけるランダム性と公平性」

まあ、いきなり全員で、コイントスが始まるわけではないですが、コレコレ、この感じです。