おもちゃ日記,ゆうもあ,ゆうもあイベント,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,子ども,2004年7月わくわく!木の遊園地オール・ボール・コール・ゲーム,クーゲルバーン,テレビゲーム,子ども,学校,色いろおふとん,赤ちゃん

オール・ボール・コール・ゲーム

まあ、こんな感じで、まったりとスタートです。
最初は、小さい子が、積み木や、クーゲルバーンに興味を持ってくれて、少しずつ立ち止まってくれます。

そうして、人が集まってくると、ゴザの上に入ってくるのも、だんだん抵抗がなくなってくるようです。

「すいません。それ、教えてもらえますか?」

ということで、遊んでいた「オール・ボール・コール・ゲーム」をリクエストしてもらいました。

けっこうこのゲームは、遊んでいるところも、簡単そうで楽しそうに見えて、インストも、短い時間で出来るので、よいゲームです。

「小さい子でも、できますか?」

ということで、

「できます。できます。これは、なかなかに、いいゲームですよ~」

まあ、手に入りにくいというのが、難点なのですが……。

このゲームは、それから後、何回も、遊ばれていました。

色いろおふとん

「オール・ボール・コール・ゲーム」をやっているうちに、人がどんどん増えてきました。
最初のご家族と、もう1回遊んで、それから、もう1つのご家族にもリクエストされて遊んでという感じで、ひっきりなしな感じです。

「色いろおふとん」のインストをして欲しいということで、「オール・ボール・コール・ゲーム」がもうちょっとで終盤だったのですが、他のスタッフに変わってもらって、「色いろおふとん」の方に。

「色いろおふとん」は、簡単なゲームなのですが、簡単すぎるゲームなので、あんまりスタッフの保有率の低いゲームです。
小さいけれど、けっこうなお値段だというところも、ネックになっているかもしれません。

ということで、幼稚園ぐらいの子と、小学生ぐらいのこと、お母さんと、わたしで、遊びました。

サイコロをふって、出た色のおふとんを自分の妖精さんにかけていくだけのゲームです。
「黒」の目がでると、おふとんを取られます。そして、前自分が振ったのと同じ色が出ると、そのときは、おふとんをもらうことが出来ません。

1巡目は、「黒」をサイコロで出さない限り、全員、おふとんをもらうことが出来ます。
まあ、みんな順調に。

2巡目からは、おふとんもらえる確率は、ちょっと減っていくわけです。
まあ、お兄ちゃんが、「黒」を出して没収されたり、弟くんが、同じ色を出しておふとんがもらえなかったり。

3巡目。
お兄ちゃんが、1つゲット。わたしが「黒」を出して1つに。お母さんは、前に出した色と同じ色を出して2つのまま。弟くんは、また、同じ色を出しておふとんが増えません。
この時点で、おふとんの数は、1対1対2対1で、お母さんだけが、一歩リードしていて、まだまだ先は、わからない状態です。

その瞬間、弟くんが、

「いやや~」

と泣きじゃくり始めました。
いや、負けそうになって泣いた子は、何人かいるのですが、このゲームで、3周した時点で泣くとは!

早!

お母さんが、必死に、

「ほら、まだ、お兄ちゃんより勝ってるよ…」

とかなだめていますが、これは、負けているから泣いているのではないようです。
もう、ただ単に、自分の思い通りにならないから、泣いているだけですねぇ。
たとえ、自分がトップであっても、おふとんがもらえないのが2回続くと、耐えられないみたいです。

小さな赤ちゃんは、「お母さん」は自分の一部だと認識しているそうです。
自分の願ったことは、何でも、この「お母さん」によってしてもらえます。まあ、願いといっても、赤ちゃんの願いですから、ものすごく、単純で、本能的なものなのですが…。
で、そのときの赤ちゃんというのは、お母さんがなんでもしてくれるのですが、自分とお母さんの区別がついていないから、自分に、ものすごく万能感を持っています。
この時期に、万能感を持つのは、とっても大切なことで、それが、大きくなっていったときの他人に対する信頼感にもつながるようです。

でも、そのうちに、「お母さん」と「自分」は、違うものだということに、赤ちゃんは気づいて、精神的な成長をしていきます。

でも、この子の場合は、まだ、その「万能感」が、抜けていなくて、なんでも、自分の思うままにいかなくては、我慢できないのかもしれません。

泣いてしまった子を、

「始めたことは、最後までする!」

的なスパルタで、遊ばせる必要はないと思いますが(それすると、遊びじゃなくなる気もします)、そんな子にとっても、やっぱり、自分の思い通りにならないゲームという体験をすることは、とっても、よい経験であると思います。
はじめは、こんな感じですが、だんだんとこれでは一緒に楽しめないということが、わかってくると思います。

このまま、なんの経験なしに、小学校などの集団生活を経験するというのは、なかなかに、この子にとっても、つらいものがあるのではないでしょうか。

だから、テレビゲームや、テレビの視聴など、1人遊びばっかりではなくて、たくさん子たちで遊べるといいですね。
たしかに、最初のうちは、テレビとかに比べると、はるかに大人の手が必要で、大変だと思いますが。

この子の性格がわかっていれば、「おみそ」なルールで遊んでも、よかったなぁと思います。

例えば、「色いろおふとん」ならば、その子の番がきたら、サイコロを振る。サイコロは振るけれど、それとは関係なしに、好きなおふとんを取ってもいい。
みたいなルールですね。
もちろん、1番に集まるはずですが、勝敗には、かかわっていません。
なんとなく、みんなと一緒にいて、遊んでいる雰囲気を楽しむみたいな感じです。
多分、本人も、「勝敗」にこだわっていた訳ではないので、それでも、よかったのではないかと思います。

「みそっかす」は、まぁ、差別用語のように取られてしまうこともあるのですが(確かに、あんまりいい言葉ではないかもしれませんが)、実は、いろいろな子が一緒に遊ぶためのものすごい工夫です。
そうして、おみそをしているうちに、ルールもわかってくるし、何よりも、まわりのお兄ちゃんたちは、自分の思い通りにならないことでも(ならないからこそ)、楽しめるんだなぁということも理解できてきます。
そうして、自分がおみそであることに不満を感じたら、おみそを卒業して、入っていけるわけです。

ただ、おみそのルールで遊ぶ場合には、一緒に遊ぶ子たちの納得が必要です。
おみそになる子にだって、どっちがいいかと選ぶ権利はあります。
また、一緒に遊ぶ子が、おみその子のことを「ずるい」と感じるのなら、やっぱりちょっと、考えなければならないと思います。
むかしは、それを「ずるい」という子は、あんまりいなかったと思うのですが……。
このあたりは、やっぱり、異年齢間での遊びの経験がへって、遊ぶのが下手になってしまったのかなぁ。

子どもには、遊びの経験をこそ、たくさん積んでいって欲しいものです。

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7月24日(土)。
なんとか、忙しかった仕事も、ピークを越えました。

さすがに、忙しすぎて、大人のゲーム会には、なかなか参加できなかったのですが、チャンスということで、「京都ボードゲーム倶楽部 おてばん」に行ってきました。

「京都ボードゲーム倶楽部 おてばん」
http://oteban.ifdef.jp/

「おてばん」は、白紙さん、千石さんのお2人が始められた京都のボードゲームサークルです。
毎月1回、13時から20時まで、長岡京市立産業文化会館の会議室で活動されています。

今年の3月にスタートしまして、この日で5回目の開催でした。
実は、第1回目のときから参加したかったのですが、なかなか時間があわなくて、この7月24日が、わたしの初参加の日となりました。

おてばんの会場は、駐車場があるよということで、愛車のムーブに飛び乗ってGOです。

方向音痴のわたしですが、愛車には、カーナビというハイテクな機械がついています。
だから、道はわからなくても、楽々です。

ということで、早速、目的地を打ち込んで……。

な・が・お・か・き・ょ・う・さ・ん・ぎ・ょ・う・ぶ・ん・か・か・い・か・ん

「ピー、該当施設はありません。」

??。何故?

仕方がないので、地名検索に切り替える。

京都府 長岡京市 さて次は?
長岡京市街中心部?

映し出された地図を見る。

「長岡記念文化会館」??

なんだか、多少、名称が違っているような気がしますが、まあ、おなじ長岡京市。しかも、文化会館。行けばなんとかなるだろう。ということで、出発です。

ナビに従って行ったので、途中の経路は、まあ順調に。

そして、見えてきました。「長岡中央公民館」??
また、なんか、名前違うし……。

すごく大きな建物です。ぐるりとまわりを1周すると、大きな駐車場も見えてきます。

「ここか?」

まあ、とりあえず、なかには入ったら、どっかに部屋を利用するサークルの名前が書いてあるだろう、知っている人にも会うかもしれない、ということで、レッツゴー。

どうやら、中央公民館やら、長岡記念会館やら、いろいろな建物が、複合して建っているみたいです。
産業なんたらとは、書いてないのですが……。

黒板を見ると、2階のところに、「囲碁サークル」と「京都ゲーム交流会」という名前が。

「京都ゲーム交流会」
ゲーム?
ゲームって、ゲームだよなぁ(笑)
まさか、小学生が公民館借りて、テレビゲームってことはないだろう。

京都のゲームサークル。わたしが知っているのは、「MMG」と「おてばん」だけです。
ほかにあるという話は、聞いたことがない……。
まさか、これが違うってことは、ないよなぁ……。

「おてばん」と書いてないところが、若干不安をあおるのですが、公民館みたいな施設を借りるときは、こういう堅い名前の方が、借りやすいという事情があるのかもしれません。

ということで、2階のお部屋に。
ドアの前。耳をすます。
声は、きこえてきません。

時間は、1時半ぐらい。そろそろゲームがはじまって、ワイワイいう声が聞こえてきてもよいはずですが……。

そっと、ドアを開けると、そこには、白紙さんと千石さん。
ではなくて、知らない男の人が、2人、立って話しておられました。
ボードゲームらしき箱は……ないなぁ(泣)

「ここは、『おてばん』ではないのですか……」

いや、もう、充分、答えわかっていたのですが。

「ここは、『京都ゲーム交流会』です」

「あ、すいません」

とドアを閉めたものの、どんなゲームをしているのか、気になって、気になって(笑)1

仕方がないので、1階の受付に行って、守衛さんに、

「ここは、産業文化会館ではないのですか?」

と聞くと、

「そう聞く人は、いつも、3人ぐらいいるよ。<b>違います</b>」

と、産業文化会館までの道を教えてくれました。

行ってみると、何故かナビに「長岡京市産業文化会館」と、しっかり出ているではないですか!!

<b>ナビ。知っているんなら、教えろよ!!</b>

どうやら、「長岡京産業文化会館」ではダメで、「長岡京市立産業文化会館」なら、わかったらしい。
融通をきかせなさい。

で、黒板を見ると、

「2階 京都ボードゲーム倶楽部」

の文字が。
またですか?なんで、「おてばん」って、書いていませんか?

もしかして、京都では、ゲーム会は、ウワサにならないぐらいどこの公共施設でも遊ばれていますか?

本当に、これ、「おてばん」のことですか?

ドアの前に立つと、今度は、遊んでいそうな声。
そして、扉を開けて……。

  1. 帰宅後、ネットで調べてみたところ、「京都ゲーム交流会」は、TRPGのサークルの様です。ゲーム違い。 []