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さて、さすがに2カ月も前の記憶は、とんでおります。
ザーッといきますね。

新年。1月18日(もはや、けっこう遙か彼方ですが)日曜日、2004年はじめての「ころぽっくるの家テーブルゲーム会」がありました。

最近は、わりと安定した参加人数になってきたと思います。
午前中は、小学校4年生1人、小学校2年生2人、幼稚園3人の計6名が参加して遊びました。

こぶたのレース

子どもが7人ということで、最初のゲームは、「こぶたのレース」。
大人は、残念ながら見ているだけです。

このゲームは、幅広い年齢の子たちが、一緒になって楽しめるよいゲームですね。
まぁ、完璧にサイコロの「運」がデカいゲームなのですが、遊びの導入としては、最適だと思います。

「ミッドナイトパーティ」は、結果が悔しくて泣かれる心配があるのですが、こっちは、その心配も少なくなっていると思います。
そのあたりは、レースが本当にダンゴになるように考えて作られていて、いい感じです。

「じゃあ、次はなにして遊びたい?」

とお店の方の質問に、

「『ねことねずみ』!!」

と多くの子が反応。
すげえです。日本ボードゲーム大賞子ども部門第1位ゲーム(笑)

「ごめん、また、売り切れてるの」

このお店の方の反応も、このゲームのすごさを証明しています。

 

ドット

7人(大人を混ぜて9人)は、さすがに多いので、2チームにわかれて遊ぶことに。
今回のわたしの担当は、小学生の子たちでした。

まずは、「ドット」。

実は、よく見かけるゲームです。自分でも持っています。
でも、1回しか遊んだことありません。その1回も、おもちゃ屋さん1で遊んだだけです。

ということで、説明書を片手に読みながらプレイ。

プレーヤーは、自分の色の数字カードを持ちます。
それから、全員にドットカードを配ります。
ドットカードには、宇宙みたいな絵をバックに飛ぶ、円柱やら、角柱やら、円すいやら、角すいやらの謎の物体の絵が描いてあります。

「せーのーで」

で、自分の前のドットカードを決められた数だけ表むけます。
今回は、5人で遊んだので1人1まいずつです。

全員いっせいに、絵に描かれているドットの数を数えます。でも、この時、声を出したりして数えてはいけません。
数え終えて、数がわかったと思ったプレーヤーは、自分の数字カードの数の合計でその数をつくって、場の中央に裏むけに出します。

どんどん積み上げていって、全員が、数字カードをだせば、解答編です。
全員で、確認しながらドットの数をかぞえて、中央に出された数字カードが正しいかどうか確認します。

1番速い正解したプレーヤーに、ドットカードが2枚。2番目に速いプレーヤーに、ドットカードが1枚もらえます。

プレーヤーの前でうらむけになっているドットカードがなくなるまで続けて、最終的にたくさんのドットカードを取ったプレーヤーが、勝ちになります。

まずは、練習ということで、みんなでドットカードを1枚ずつめくって、数えてみる。

「1、2、3………30、31、32、33、34」

「数字カード」でつくることができる1番大きな数字は、31です。
ん?なんか、根本的な間違えが???

「もっかい、違うドットカードでやってみるね」

ペラリ。

「……31、32、33、34、35???」

もしかして、数えないといけない「ドット」というのは、球の形をした物体だけですか?
よく見たら、ルールにちゃんとそう書いてあります。スマン。

気を取り直して。

「ドン」

「いち、にい…」

「いや、こえだしちゃダメだって」

うむ。2年生では、ちょっと難しいゲームですな。
でも、このゲームをなぜか1番きらっていたのは、4年生だったという……。

「うわー。なんか、勉強みたいやーー」

なんか、物体の陰にドットが隠れていたりして、大人でも、けっこう正確に数えるのは、難しかったです。

でも、なによりも難しいのは、5枚のカードで、自分の思っている数字をつくっていくことのようでした。

うーむ。足し算の暗算は速くなるかも。

ガイスター

ゆうもあゲーム会や、近所の子たちと遊ぶ時は、けっこうやっていますが、ころぽっくるの家では、はじめてのゲームでした。

「1試合、5分ぐらいで終わるから、トーナメントにしましょう」

なんてはじめたら、いきなり、2人ともが長考にはいってしまいました(笑)
退屈した、残り2人は、幼稚園の子たちがしているゲームを見に行くし。

うーむ。前の人の試合をみて、自分たちの作戦を考えるというのは、まだちょっと無理であったか……。

  1. 「トーイハウス童」さんで遊ばせていただきました []

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王位継承

「ゆうもあゲーム会」は、子どもたちのゲーム会ということで、子どもたちの定番ゲームは、いろいろあります。

「穴掘りモグラ」や「ミッドナイトパーティ」なんかは、文句なしの横綱級ですし、「ねことねずみの大レース」や「手さぐりゲーム」など、新しいゲームもがんばっています。

さて、そんな「ゆうもあゲーム会」で、最近、大人が大喜びで遊んでいる姿が見られるのが、この「王位継承」です。

以前は、「操り人形」とかが、よく大人たちの間で遊ばれていたのですが、定番とまではいってなかったと思います。
理由はいろいろあると思うのですが、1番の理由は、「重たい」というのではないかと思います。
もちろん、脳みその隅々まで使って、考えて考えて遊ぶのは、とっても楽しいのですが、家族のゲーム会ですから、そうそう長時間、子どもたちを放ったらかして遊ぶわけにもいきません(笑)

その点、この「王位継承」は、軽い。でも、軽いくせに、なかなか考えるところがあるということで、ゆうもあゲーム会でするのに、バランスのいいゲームなのだと思います。

ちょっと、子どもたちだけで遊んでいるスキにできる。うまくいけば、それほどルールも難しくないので、子どもも一緒に遊ぶこともできそうです。
まぁ、題材が、題材なので、多少、配慮というか、注意が必要なゲームではあるなぁと思います。

自分の支持している候補者を出来るだけランクの高いところ持ってくゲームですが、あまり焦りすぎると、ゲームから除外されてしまったりします。
自分が支持している候補者を、他の人には悟られないように、のしあげていくというのが、大事です。

何回も遊ばれるということは、相手の手の内が見えてきたり、自分の手の内が相手にばれてくるということです。
さて、そうしてくると、このゲームのおもしろさは、次のステージに入ります。
つまり、

「ぼくは、いつもの作戦で行くよ~。ほら、邪魔な人は、王様に推薦して反対して落とすよ~」

と見せかけて、自分の候補者を王位に推薦したりします。
周りは、

「あぁ、アイツのことだから、自分で推薦した最初の1人は、自分で反対して落とすな。
 じゃあ、『反対票』は、もったいないから使わないでおこう……」

なんて、感じで思惑が交錯します。

「ガイスター」や、「アンダーカバー」と同じく、同じ人とばっかりやっているとパターンにハマりそうな反面、そうやって、パターンと見せかけて騙すということもできるようになってくるゲームで、けっこう、かめばかむほど味の出てくるゲームだと思います。
ただ、最近は、最初の支持者を決めるカードの引き運というのも、大きいなぁと思います。
もしかすると、他のプレーヤーとダブる支持者が多い人は、それだけで勝っているような気も……。逆に、他のプレーヤーと同じ人を支持していない場合は、ちょっと苦しいような気もします。

どれぐらいの確率で支持者がダブっているのかというのは、実は正確なところ調べていませんので、印象にすぎないのですが。

でも、だからといって、楽しさが減るわけでもなし。いつも、2、3回ぐらいは連続で遊ばれますね。

ということで、1月の「京都」のレポートは、終了です。

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インコグニト

「インコグニト」は、見た目がとってもかっこいい(そして、アヤシい)ゲームです(笑)
それもそのはず、「1988年ドイツ年間ゲーム大賞特別美術賞受賞」に選ばれたゲームです。

お祭りに沸くヴェネチア。その影に暗躍する4人のスパイ。
敵か?味方か?お互いの正体を探り合いパートナーを見つけて、暗号となっている指令文を解読して、自らの使命を果たさなければなりません。

ドキドキしてくるでしょう?

このゲームは、なかなか遊ぶ機会が難しいゲームでもあります。
4人のスパイで2対2のチーム戦をするゲームなので、プレイ人数が4人限定なのです1
あと、サイコロのかわりに、「警告の印」というのを使うのですが、これがけっこう派手な音をたてるということもあります。
あと、ボードが大きいです(笑)普通、2つおりか、4つおりのボードが多いと思うのですが、このゲームは、なんと6つおりです。

まず、プレーヤーは、自分の色を選びます。
プレーヤー1人にコマは4種類あります。コマは、それぞれ体型が違っていて、ノッポ、チビ、デブ、ヤセの4種類があります。このうちの1人が自分の正体で、あとは部下という感じです。

このゲームは、推理ゲームです。相手の正体をメモを持って推理します。全員のいろが決まったら、メモ用紙に他のプレーヤーの名前と色をメモします。
最初にわかっている他のプレーヤーに対する情報は、たったこれだけです。

コマを自分の色の4つマスに配置して、メモを見られないようについたてに隠します。このついたて、パスポートなのだそうです。このパスポート、自分に見える方の側には、暗号読解の方法が書いてある優れものなのですが、残念ながらドイツ語で書いてあるので、わたしたちは日本語の訳のプリントを見ながら遊びました。

自分たちの色のコマの他に、「大使コマ」という黒いコマがあります。このコマは大使館に置きます。

さて、4人のスパイは、コードネームだけわかっています。
「フィドルボトム卿」、「バブル大佐」、「X」、「マダム・ザザ」。
プレーヤーは、この4人のうちの1人を演じることになります。

「正体カード」は、自分がどのキャラクターを演じるかがかかれています。これを裏むけによく混ぜて配ります。
「体型カード」は、自分のキャラクターの体型がかかれています。これを裏むけによく混ぜて配ります。
「指令カード」は、暗号で自分の果たすべき指令ががかかれています。この暗号は、パートナーの暗号と2つあわさってはじめて意味が出てきます。これも裏むけによく混ぜて配ります。

3枚のカードが配られたら、自分がいったいどのキャラクターを受け持つのか、そして、自分を表すコマが本当はどれなのかが自分ではわかります。
他のプレーヤーは、自分の「正体」と「体型」とは違うキャラクターを演じるはずです。

自分のパートナーを「敵」よりもはやく見つけて、気付かれないように素早く指令を果たさなければなりません。

さて、りんは黄色のコマをもってプレイします。配られてきたわたしの正体は、「フィドルボトム卿」。そして、体型は「ノッポ」です。

プレーヤーのすることは、まずは情報を集めて、自分のパートナーを探すことです。
「フィドルボトム卿」のパートナーは、「バブル大佐」です。他の3人のプレーヤーのなかから、「バブル大佐」を探さなければなりません。
そのためには、まず他のコマに接触しなければなりません。自分のコマを他のコマのいるマスに移動させることが出来れば、相手はプレーヤーの正体に対するウワサを教えてくれます。

さて、移動ですが、サイコロのかわりに「警告の印」というのを使います。
「警告の印」は、すごいアヤシい装置です。なんといっても、その形が、なんともアヤシくて雰囲気があります。写真のある紹介サイトを参照にしてもらうといいのですが、なんか、仮面をしたマリアさま見たいなヤツです。
実は、ただ単にいくつかの色の玉が入った箱で、振って置くとなかに入っている玉のうち3つの玉が見えるというものです。
わたしこれしってます。「アブ・ディ・ポスト」の「暗雲」と同じ仕組みのものです。

さて、この玉ですが、色が5色あります。出た色によって、動けるコースや、動かすコマやがかわってきます。
まず、「赤」、「青」、「黄色」は、自分のコマを動かすことが出来ます。
「赤」は、陸路を動けます。「青」は、さすが水の都ヴェネチア、水路を動けます。「黄色」は、水陸どちらの道も動けます。
「黒」は、自分のコマではなくて大使コマを動かします。大使は、水陸どちらの道も動けます。
「白」は、だれも移動させられない残念な色です。

だから、「赤」、「青」、「黒」とでたら、好きな順番に、自分のコマの1つを陸路で1つ、自分のコマの1つを水路で1つ、大使コマを水陸どちらかの道で1つ動かすことが出来ます。
「白」が3つでれば、何にも出来なくて1回休みになっちゃいます。

さて、自分のコマを上手に他のプレーヤーのコマのいるマスに移動させることが出来たら、相手に正体を尋ねることができます。相手は、自分の正体の情報を3つ提示します。この3つのうちの1つは、真実です。

また、大使と接触できると、好きなプレーヤーの正体について尋ねることができます。さすがに、この人、大使だけあって情報通です。そして、お祭りのせいで酔っぱらっているのか、誰にでも情報だだ漏れです。なんと情報を2つ提示してくれて、そのうちの1つは、真実です。

最初、わたしは、赤色のプレーヤーコマと接触しました。
情報を聞くときは、「正体」の情報がほしいのか、「体型」の情報がほしいのかを選ぶことが出来ます。「正体」を聞けば、「正体」の情報が2つと「体型」の情報が1つもらえます。「体型」を聞けば、「正体」の情報が1つと「体型」の情報が2つもらえます。
まずは、パートナーがだれなのかを探らなければなりません。ということで「正体」の情報を聞いてみました。

「マダム・ザザ」。「バブル大佐」。「ヤセ」。

出てきた情報は、この3つです。このなかのどれか1つは正しい。
うーむ。パートナーを出来るだけはやく探した方がいいので、とりあえず赤のプレーヤーを仮想パートナーと考えて、集中的に情報をとっていきます。
前は、「正体」の情報を聞いたので、今度は「体型」の情報を。今にして考えると、「正体」の情報ばっかり聞いて、考えた方が良かったかもしれません。

「バブル大佐」。「ヤセ」。「チビ」。

わたしは、「ノッポ」な「フィドルボトム卿」なので、「ノッポ」と「フィドルボトム卿」は、除外です。といっても、はじめっから情報のなかに入っていません。
前回の情報と今回の情報でダブっているのは、「バブル大佐」と「ヤセ」です。

えーと、だからー、今のところなにも除外されない??
けっこう頭を使うゲームですが、何回ぐらい聞いたら確定するんだ???

このゲーム、まともに相手のコマに接触して聞いていたら、頭が痛くなります。
大使コマが超重要ということがやっとわかってきた。

ということで、大使に接触して、赤の正体を。大使は2つの情報を教えてくれます。

「マダム・ザザ」。「バブル大佐」。

ここで、ルールをインストしたわたしが、ちょっとミスしています。このカードの組み合わせは、1回め出したカードの組み合わせに含まれます。こういうまったく同じ情報の組み合わせは、ルール違反で出せないのでした。
でも、見過ごしてしまったんですね。なんと、これ、指摘していれば、指摘された方は、カード1枚少なくして提示しなければなりません。そうすれば、正体がすっかりわかっていたのですが……。

気がついたときは、プレーが進行していたのでしかたないですね。そのままプレーです。まだ、赤の正体がわからないので、赤にからみついています。
大使に正体を聞いて、

「マダム・ザザ」。「X」。

あっ。わかった。赤の正体は、「マダム・ザザ」だ。

もしかして、大使に2回正体聞いたら、すぐに確定するのでは。というか、1回目で、相手が自分の正体ともう1枚のカードを出してきたら、それで確定??

大使は、超重要です(笑)

ということで、赤は、敵と判明したので、パートナー探しです。もちろん、そんなことをやっている間に、他のプレーヤーのもとにも、着々と情報が集められているわけです。

こっちの正体を大使を2回使って探っていた青に探りをいれます。

いきなり本物の正体カードと、指令カードの片割れを見せてもらいました。
そうです。相手が、本当のパートナーだと確信できれば、3つの情報を提示しているフリをして、真実の情報を見せることが出来るのです。

「指令カード」は、2つ集まってはじめて意味をなす指令となります。
指令が理解できたら、後半戦のスタートといっていいでしょう。

相手に気付かれないように、その指令を達成して、指令が達成されたと思ったら、自分のパートナーだと思われる人に握手を求めます。そして、お互いががっしりと握手をすることができたら、そのチームの勝利です。なんて、かっこいいんだ。
でも、最後で、握手をさしだすパートナーを間違ったり、指令を達成していないのに握手をしようとしたら、一気に負けです。かっこわりぃ。

さて、わたしたちに示された指令は、

「バブル大佐へ。フィルボトム卿と会え。彼があなたの耳にだけ入れるべき情報を持っている。
バブル大佐とフィルボトム卿同じマスにいさせる

です。ただし、わたしは、指令の内容を両方とも見たので理解していますが、パートナーのバブル大佐は、未だに自分の使命カードしかわかりません。
なんとか、相手から接触してもらって、こちらの使命カードも相手に見せなくては……。

あと、どのプレーヤーがバブル大佐かはわかりましたが、どの体型のコマが本当のバブル大佐なのかは、まだわかりません。
こっちからも、接触をしていかなければなりません。

ドキドキ。

てなことを考えていると、相手チームのコマが、青いコマに接触。

がっしりと手と手を握りあう赤と緑のプレーヤー。

やられた~。

相手は、もうお互いにパートナーをみつけて、指令の情報交換もすませていたようでした。ちなみに、彼らの指令は、

「本部からの無線連絡:バブル大佐がGrasse Zampanoこと、001である。彼を生け捕りせよ。
任意の自分のコマをバブル大佐のところに移動させる

でした。

うーむ、なかなか、ドキドキするゲームです。
前半の重苦しい腹のさぐり合いと、後半の指令達成へ動くときのスピード感も、けっこうメリハリが利いております。
今度遊ぶときは、もっと上手にやるぞーという気持ちがわいてきますね。

うーむ。今度は、いつあるんだろう。

この作品のデザイナーが、アレックス・ランドルフというのが、ちょっと信じられません。まあ、そんなにランドルフのゲームをよく知っているというわけではないのですが。
うちのあるゲームで、ランドルフのゲームは、「はげたかの餌食」、「ハイパーロボット(第2版)」、「ガイスター」、「チャオチャオ」、「ヴェニスの運河」、「インコグニト」の6作です。
これプレーしたことがある人は、わかると思うのですが、「インコグニト」以外は、ものすごくシンプルなルールのアブストラクト・ゲームに近いようなゲームばかりです。
でも、「インコグニト」は、ストーリーがすごくしっかりとあるゲームです。
このあたりは、このゲームが、ランドルフだけのデザインではなく、レオ・コロヴィーニに合作というあたりに理由があるのかもしれません。レオ・コロヴィーニのゲームは、わたしは、「クランス」しかしたことありませんが。

  1. えーと、正確に書くと3人~4人用のゲームで、4人推奨となります []

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オバケだぞ~

ゲーム会終了後、事務所に場所を移して、反省会&忘年会&ゲーム会。
いつもは、次の日に仕事があるということで1、事務所での反省会には参加できないのですが、今回は、年末ということで、月曜日は仕事が休み、参加することができました。

なんせ、「ゆうもあ」の忘年会ですからねぇ。
反省会をして、食事をした後は、ゲーム三昧でした。

やって見たかったゲームをいろいろ体験できました。

「オバケだぞ~」は、「Geistertreppe」という原題で「あ・そ・ぼ」では紹介していたゲームです。
「ガイスター」によく似たオバケごまを使って遊ぶスゴロクゲームです。
これは、「ゆうもあゲーム会・京都」で目にしてから、すごーく遊びたかったゲームなのです。

遊んだ方の話を聞くと、評価が高かったり、低かったりと、いろいろ。
1回自分で遊んでみなければ(笑)と思っていたわけです。

「ガイスター」と同じくドライマギーア社のゲームです。箱の絵は、暗闇の廃墟の階段をすすむ4人の子どもたち。
ボードは、少し大きめで、廃墟の階段の雰囲気です。
コマは、自分を表すてるてる坊主の形のコマが4つと、オバケのコマが4つ。
このオバケのコマですが、「ミッドナイトパーティ」のように、上からカパッとてるてる坊主のコマにすっぽりかぶせることができます。
「ミッドナイトパーティ」と違うところは、オバケゴマを持ち上げると、磁石の力でなかのてるてる坊主のコマも持ち上がることです。

てるてる坊主のコマは各プレーヤーを表す4色なのですが、オバケのコマには色の違いはありません。
だから、オバケのコマが上からかぶさってしまうと、どのコマが誰のコマかわからなくなってしまいます。

ルールは、初級ルールと上級ルールがあります。

まずは、簡単な初級ルールから。

サイコロを振っコマを進めていくのは、普通のスゴロクです。
さて、このサイコロですが、やっぱりというかなんというか、数字以外に「オバケ」の目というのがあります。
オバケの目が出ると、好きなコマにオバケゴマをかぶせて、オバケにしてしまいます。
そうすると、そのオバケは、もう何色だったのかわからなくなります(笑)
速くゴールに着いた人が勝ちですので、数字が出たら自分のコマを動かすのですが、自分のコマがどれかわからなかったら、適当なコマを動かさなければなりません。

やっているうちに、プレーヤー全員のコマがオバケになってしまいます。
さて、全員がオバケになって、次にサイコロで「オバケ」の目がでたら、今度は、「オバケ」同士で入れかえることができます。
自分が最下位ならば、1位と入れかえれば、いっきにトップに立つことができます。

これは、自分の手番以外でも、じっとゲームに集中していなければいけないというところが、なかなかにいいなぁと思います。
いつ自分のコマが入れかえられるか、わかりませんからねぇ。
小さな子どもなら、これでも充分にたのしめると思います。

ただし、基本は自分のコマを前に進めるだけですから、自分のコマがどこにあるかだけを追い続けていれば、あとは単純なスゴロクゲームです。
だから、小学校中学年ぐらいから上になると、ちょっとルールが単純すぎるなぁ、「入れかえ」のルールって、あんまり有効に働いてないなぁと感じるかもしれません。
まぁ、わざと人のコマを動かして混乱させるという手も使えるのですが、全員が自分のコマだけおっていればいいので、大人はそんな手にはまず絶対にひっかかりません。

さて、そこで、初級ルールが簡単すぎる人には、上級ルール。

上級ルールは、自分の色を表すチップを各プレーヤー、それぞれが持ちます。
全員のコマが、オバケになるまでは、初級ルールと同じです。

さて、全員のコマがオバケになって、次にサイコロで「オバケ」の目が出ます。そうすると、初級ルールと同じようにオバケ同士を交換してもいいです。でも、もう1つ、プレーヤーのチップ同士を交換することができるのです。

自分が今まで「黄色」だったのに、いきなり取り替えられて「赤色」になったりするわけです。
そうすると、当然、自分の色だけでなくって、他のプレーヤーの色もすべて覚えていなければなりません。

こうなると、

「あれ、それ動かすの?ブラフ?かんちがい?えっ、それでよかったっけ」

という疑心暗鬼が生まれてきて、なかなかに楽しめます。

わりと4色、覚えられそうな感じでしたが、プレー時間がのびればのびるだけ、自分に信用がおけなくなってくるという、なかなか楽しいゲームです。

1つのコマがゴールに入れば、ゲーム終了です。
それぞれ、正体を現して、順位を決めます。

楽しいゲームで、わたしは気にいました。
ただ、このゲームまだ日本では発売されていないのではないかと思います。
「こぶたのレース」、「ガイスター」のドライマギーア社のゲームということで、「ぱふ」などで売られるとうれしいなぁと思うのですが。
さて、どうでしょう。

 

 

カエルがチュッ

えーと、ツォッホの変なゲームです(笑)

一味ちがうわ。好きですツォッホ。でも、このゲームは、購入リストには入ってないです。

「イヌイット」と同じように、手の感覚を使って遊ぶゲームです。
ただし、「イヌイット」は重さを感じるゲームでしたが、「カエルがチュ」は長さを感じなければなりません。

プレーヤーは、カエルです。
多分きっと、王子様がばけているカエルなのだと思います。
だから、自分の色のカエルコマを持ちます。

このカエルコマなのですが、なんか、イヤな感じですごいリアルなんですが(笑)
いや、わたしがキャラクターな動物に慣れすぎているということなのかもしれませんが……そのリアルさは、「にじいろのへび」のへびの比ではありません。
カエルにキスしたお姫様って、本当にチャレンジャーだったのだなぁと感心してしまいます。

ゲームは、すごく小さな子でもプレイできるぐらいのシンプルさです。

各プレーヤーは、それぞれたくさんの木の棒の入った袋を持ちます。
ボードには、端と端にしるしがあって、まずは、2本あわせてその長さになる棒を袋のなかから選びます。このとき、もちろん、袋をのぞいたり、試しにおいてみたりすることはできません。袋を手の中に突っ込んで、

「エイヤ!」

と2本の棒を選ぶわけです。

さて、全員が選ぶことができたら、実際にその棒をおいて、棒の長さを比べてみます。
まず、長すぎたプレーヤーは、失格です。
目標の長さに1番近いプレーヤーは、使った2本の棒のうち長い方を利用することができます。2番目に近いプレーヤーは、使った2本の棒のうち短い方を利用することができます。

ボードの横には、リアルなカエルコマが、横一列にならんでいます。適当な距離をおいて、ゴールであるお姫様(ただの女の子?)がおかれています。
さて、さっき1位と2位だったプレーヤーは、自分の棒をカエルから、お姫様にむかって、のばすことができるのです。
そうつまり、今まで「棒」と呼んでいたものは、なんと「カエルのベロ」だったのです。

次は、1番負けている人が、次のお題になる長さをしていします。
そしてまた、2本棒をえらんで……。

というように、ゲームが進んでいきます。
はやく、「ベロ」がお姫様について、キスできた人が勝ちになります。

たしか、お姫様がカエルにキスしないといけないと思うのですが、このゲームでは、カエルの方が、積極的です(笑)
箱の絵が、ちょっとセクハラっぽいのも、わたしてきにはマイナス。だって、オススメするときに、ちょっと恥ずかしいじゃないですか。

もしかすると、呪われて人間になってしまった「カエルのお姫様」を、カエルの王子様がキスして、カエルに戻すという設定なのかも(笑)

プレイしてみて、わたしは、とっても下手ということがわかりました。だから、ちょっと評価が厳しくなっているのかもしれません(汗)
ただ、失敗した棒は、どんどん減っていってしまうので、後半になればなるほど、より難しくなってきます。その分、長さの目標が自分で決められるのですが、これがけっこう有効に働かすの難しかったです。
だから、けっこう極端に得意苦手によって、結果に差が出てしまうような気がします。

苦手だと、子どもにはつらいんじゃないかなぁ
とりあえず、大人ともう1回遊ぼうという気にはならないかな。
子どもと遊んで、子どもの反応を確かめてみたい気はします。

けっこう、「イヌイット」と同じで、子どもの方が得意なのかもしれません。

  1. 「ゆうもあゲーム会・大阪」の開催は基本的に日曜日 []

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第5回「ゆうもあゲーム会・大阪」が、12月28日(日)に開催されました。
11月の「ゆうもあゲーム会・大阪」は、一身上の都合で行けなかったので、2カ月ぶりの「ゆうもあゲーム会・大阪」ということになります。

「ゆうもあゲーム会・大阪」の前身である「うつぼゲーム会」にわたしがはじめて参加したのが12月ですから、これでちょうど1年「ゆうもあ」の活動にかかわったわけになるわけです。

そして、この日が2003年の最後をしめくくるゲーム会の日となりました。

生き残りゲーム

最初に遊んだゲームは、「生き残りゲーム」です。

思えば、2003年は、日本でボードゲームが見直された年だったといえると思います。いろいろな会社から過去の復刻版ゲームが売り出されました。
人生ゲームは、今年歴代1番の売り上げだったそうで、このあたりがリバイバルブームのきっかけになっているのかと思います。
タカラのアメリカンゲームも、「手さぐりゲーム」などは、「ゆうもあゲーム会」でも定番のゲームになっています。

「生き残りゲーム」も、そんなリバイバルブームの1つです。
「生き残りゲーム」というゲームを遊んだことがある方も、おられるのではないでしょうか。
わたしは、一目見たときは「知らない」と思ったのですが、やってみると、かすかにやったことがあるような気がします。
多分、自分の家にはなくて、だれか友だちの家で遊んだ記憶があるのだと思います。
30年前にヒットしたという話ですから、さすがにその頃は、わたしも子ども過ぎて記憶が定かでありません。

ゲームボードは、8×8の格子のようになっています。その8×8のボードの上に1つずつ自分の色の玉を置いていきます。
ただし、なかには、穴があいている場所もあります。勝ちたいなら、そういうところには置きません。

全員がボード上に玉を置いたら、ゲームスタートです。

あとは、順番にボードの周りにあるレバーを押したり引いたりするだけです。
レバーを動かすと、ボード上の穴の位置が変わっていきます。次々に、あのプレーヤーの玉を落としていって、最後に残った玉の色のプレーヤーが勝利します。

ようするに、レバーが、所々穴のあいた定規みたいなもので、それを動かすと穴も動くわけです。それだけだと単純なので、そのレバーは、縦と横に組み合わさっています。
だから、玉をおとそうと思うと、縦の穴も、横の穴もあわせなけれればならないわけです。

やり始めて、遊んだ記憶はかすかに蘇ったのですが、戦略とかは、あまりわかりません。
というか、多分、当時は戦略とか、そんなのなんにも考えなく遊んでいたと思います。

よく考えると、縦の穴と横の穴の2つの穴があわさらなければ、玉は落ちません。
だから、今、穴があいているところを元に考えたりすると、ある程度はわかります。

それから、上に配置されているレバーは、よく見てみると穴の部分がへこんで見えますから、それを元にしても考えることはできます。

でもまあ、最初のうちは、そんな細かいことを考えずに、適当にレバーを引っぱっておくのが吉かな。
上に乗っている玉の数も多いので、適当にしても、けっこう派手にどんどん玉が落ちていきます。

思惑違いで、自分のも一緒に落ちていくことも多いのですが(笑)

後半、落ちにくくなると、楽しさが半減してしまうのでちょっと辛かったような気がします。
こうなると、大人は、計算したり、斜めからのぞいてみたり。

「整理」といかいわれて、数の少ない人から集中的に落とされてしまいます。

最後生き残るとけっこううれしいんですが、何回も、何回もするほど楽しいかといわれると、ちょっと微妙ですね。

えーと、このゲームの「売り」なのですが、なんとこのレバーの部分は、分解して組み替えることが出来ます。
組み替えると、穴の位置が変化します。
その置き方の種類が、なんと16億2570万2400通り!!

でも、やることは、一緒です。
レバーをスコン。
全部、試した人はいますか?

手探りゲーム

すっかり定番ですね。
これは、リバイバルゲームのなかでは、元ネタ的にも、かなり出来のいいほうだと思います。
箱のなかで、手を握ったり楽しいです。

おっちゃんの手は、入れると箱をつぶさずに出すことが出来ないことが判明したので、もう、あんまり一緒に遊ばないんですけどね。

実は、プラスチック版は、やっぱりあったそうです。
お話をきいていると、自分の記憶と同じ形をしていました。

ということで、このゲームは、プラスチックのデラックス版が出て欲しいなぁと思っています。
プラスチック版が出たら、買いですね。

レーダー作戦ゲーム

2人用のゲームって、ゲーム会ではなかなか遊ばれにくい部分があります。

いろいろ理由はあるのだと思います。
1つは、せっかくゲーム会にきたんだから、たくさんの人と遊べるゲームをしたいというのがあります。
それから、もう1つとしては、2人用のゲームというのは、アブストラクトなゲームが多くて、けっこう経験のさというか、実力差がでちゃって、おもしろさが伝わりにくいのではないかということです。

だから、「バルーン・カップ」や、「ギプフ」のシリーズなど、いろいろ楽しそうな2人用のゲームはあるのですが、なかなか実際のところ遊べていないのが現状です。

「レーダー作戦ゲーム」は、そんな2人用ゲームのなかで、「ゆうもあゲーム会・大阪」では、けっこう遊ばれているゲームです。

あと、遊ばれている2人用ゲームとしては、「ガイスター」とか、時々、大人同士で「ロストシティ」とか遊んでいる風景はみるような気がしますが……。
「九路盤囲碁」とかするのは、かなり決まった子という感じがしますねぇ。

「レーダー作戦ゲーム」は、大人と子どもが対戦しても、それほど差がでないところが、よく遊ばれている理由かもしれません。

その分、若干、物足りなさも感じるんですけどね。マップの大きさ半分でいいやとか(笑)

リバイバルブームで、いろいろ昔のゲームが復活するのはとってもうれしいのですが、なんか、微妙に復活しているゲームで注目を浴びているゲームが、ちょっと、今、自分が遊びたい、子どもたちにオススメしたいゲームとはずれているよなぁと思ったりんでした。

懐かしいから、これはこれで、いいんだけどね。
これとか、人生ゲームとか、アメリカンゲームにふれて、

「ゲームって……」

っていう感想をもたれるのが、ちょっとコワイです。
いろいろなゲームを積極的にこっちからオススメしていこう。