からくりサーカス34
この垂直に落ちていく展開は、すごいです。
そして、本当の最終章。
どうまとめていくのか、どう突き抜けていくのか?
興味があります。
しっかりと、見届けなければ。
感想を書くたびに「すごい展開!」と書いている気がしますが、この黒賀村の三姉妹の話の後に、まさか、あんな話がくるとは思っていませんでした。
たしかに、れんげさんの話が出た時点で、菊さんの話までいくというのは、予想していたのですが。
この巻は、ちょっと最後の幕間という感じですね。
それも、最後の悲劇を盛り上げるための計算された息抜き。
藤田和日郎には、物語作家としての残酷さを感じます。
もしかして、お話とお話の切れ目に出てきたピエロってフーだったのでしょうか?
これ、はじめから考えていたのだとしたら、すごい無駄がない……。
れんげさんも、大きく取り上げられることはないと思っていたのに、3姉妹の話が全部あるみたいで、すごいですねぇ。
こわいというか、すごいところは、フーの話があながち嘘ではないところですね。
てっきり、わたしは、フェイスレスあたりに嘘を教え込まれてナルミが動いているのだと思っていました。
「最終幕」が終わって、「本編」がはじまるという……。
すごい。
フーも、フェイスレスくさいのですが。