おてばん,ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,2004年12月おてばんおてばん,おもちゃ,ゆうもあ,子ども,子やぎのかくれんぼ

子やぎのかくれんぼ

この日、2つ目のゲームは、「子やぎのかくれんぼ」
なんと、はぷさんなど、木のおもちゃ屋さんで売っている子ども用のゲームです。
すごく簡単なメモリーゲームで、ルールだけ聞くと、

「それっておもしろい?」

と思うようなゲームなのですが、やってみると、大人でも充分に楽しめます。
侮れないぞ。子ども用ゲーム(笑)

今、プレイスペース広島の紹介を見てきましたが、ゲームのテーマは、「オオカミと7ひきの子ヤギ」だったのですね(笑)

えーと、ふせられた6つの缶の下に、子ヤギのコマを各5つずつ入れます。
そして、サイコロを振って、指定された缶の下にいる子ヤギの数をあてるだけ。

「それ、おもしろいの?」

というか、

「缶の下の子ヤギの数は、5つに決まってるやん!!」

という声が聞こえてきそうですが、その通りです(笑)その通りなんかい!!

えーと、正解すると、その缶から1ぴき子ヤギを助けることが出来ますので、だんだん、缶の下の子ヤギの数は変わっていきます。

はやく7ひき子ヤギを集めた(助けた)プレーヤーが勝ちです。

これでも、まあ、注意深い大人なら、どこに何個入っているか、場所が6つぐらいなら覚えられそうです。

さて、ここからは、ルールブックに書かれていない「大人ルール」です。

えーと、誰かが、子ヤギを半分ぐらい集めたら、なんと、6つの缶の場所をシャッフルするのです。
缶は、6つとも色が違いますので、色と数の関係さえしっかり覚えていたら、場所が変わっても平気なはず……ですが、人間の記憶って不思議ですねぇ、こうすると、もう、どれが何個だったのかわからなくなっちゃいます。

嘘だと思うでしょう?試してみて下さい(笑)

えーと、まあ、わたしとかは、記憶力がないので、全然、缶を動かさない状態でも、ナチュラルに間違って、爆笑されたりしますけど……。

なんか、サイコロの目って、偏って出るんですよねぇ。前の人と同じ目を出すと、前の人が直前で開けた缶の中身を当てたらいいだけなので、とっても簡単で、ラッキーです。なぜか、連続して出る人には、この目が出る(笑)

しかーし、間違っているわたしたちを尻目に、ベテランゲーマーさんは、シャッフルにもめげずに、1回も間違えずに子ヤギを7ひき集めておられました。

あれはきっと、常人とは記憶の仕方が違うのですね。
多分、赤、青、赤、黄という感じで、サイコロで出た色を順番に全部覚えているんだと思います。

あぁ、そうすればいいだけか~~。

……、無理です。

子どもとやっても、大人とやっても、けっこう楽しめるゲームだと思います。

おもちゃ日記,くさつ店OPEN1周年記念講演-岩城敏之-おもちゃ,ゆうもあ,クーゲルバーン,メルヘン,メルヘンカルテット,子ども,映画

講演は、すごい状態のなかで行われました。
子どもは、いろいろおもちゃで遊んだり、なんか、ステージの上にのぼったりしています(笑)

第1部は、「発達にあわせたおもちゃについて」というお話でした。

「わたしねぇ、おもちゃ屋さんで生まれたんですよ。」

という軽快な滑り出しは、もちろん、岩城さんの著書を読んでいる人には、きっとお馴染みです。
でも、いい話って、何回聞いても、何回読んでも、楽しんですよね。本物だ。

他の子どもたちから、羨ましがられながらも、おもちゃ屋である親からは、

そんなもので、いつまででも遊んでいるな!」

と言われ続けた子ども時代のお話からはじまって、絵本との出合い。
そして、絵本と同じように大人が真剣に子どもと向き合って作ったおもちゃがあるはずと探し当てたヨーロッパのおもちゃとの出合い。
そんな、いろいろな話が、ユーモアたっぷり、おもしろおかしく話されていきます。

「はじめ見た時ねぇ、わたしビックリしました。これ、ただ単に、ハンマーでこの杭を叩くだけなんですよ。
それで、たたき終わったらね、ひっくりがえすんですって。
そうすると、永遠に遊べるっていうんですよ!
わたし、これ見たとき思いましたね。こんなん、2回もやったら、終わりやん。買ってきて10分で飽きられてしまう。
おもちゃ屋として、せめて、もうちょっと、遊べるおもちゃじゃないといけないですよねぇ」

とは、ハンマートーイのこと。
では、このおもちゃを見た瞬間、

「お兄ちゃん、これ買って!」

と惚れ込んでいたわたしの妹っていったい……。

「これ、見てください。上から玉を落とせば、坂にそって玉が落ちていって、最後に音が鳴るだけ。
こんなん、大人が、ずっとしていたらコワイですよ!」

これは、クーゲルバーンのことです。
そして、横から肘でつっつかれて、

「りんさん、そんな大人はコワイらしいですよ~」

とつっこまれているわたしっていったい……。

「でもですねぇ、これらのおもちゃって、ヨーロッパの基本的なおもちゃなんだそうです。
基本的なということは、ずっと、遊ばれ続けている、与え続けられているおもちゃということなんですよ。
わたしは、この基本的なおもちゃということが気になったんです。
それで、実際に、子どもたちにこのおもちゃで遊ばせてみたんです」

そうすると、子どもたちは、実に飽きずに、楽しそうに、これらのおもちゃで遊んだのだそうです。

そう。わたしたち兄妹は、子どものようなピュアのハートの持ち主なのだよ(爆)

子どもたちの発達段階のなかで、なにかを叩きたい時期というのは、必ずあるのだそうです。そんな時期に、家中のものを叩いてまわるわけにはいかない。
でも、子どもたちがなにかを叩きたいという気持ちは、実は、人間の成長にとって実は意味があるものではないか?その時期の子どもたちは、叩かなければならないのではないか?
「ハンマートーイ」は、そういう思想から生まれてきたようです。

また、「クーゲルバーン」は、このサイトでも何回も紹介していますが、子どもたち、本当に飽きずに何回も、何回も、やります。
それには、こんな説明をされていました。

この時期の子どもたちは、自分がなんでも出来ると思っている。だから、いろいろなことをやりたがる。でも、実際にやってみると、出来ないことも多い。
そんなときに、確実に同じ動きをするクーゲルバーンの様なおもちゃを子どもが遊ぶことによって、子どもは、自信と精神の安定を取り戻すのだそうです。
これは、電気で動くおもちゃのように自動で動くものではなくて、やっぱり、自分が操作した結果、確実に動いていくということが大切なようです。

わたしたちは、もしかして、未発達で、精神が安定していませんか?否定はしないですけどね……。

これは、岩城さんの話ではなくて、何かで聞いた話なのですが、日本のおもちゃの寿命は、3~6か月しかないものがほとんどなのだそうです。
そうしたなかで、どうしても売れるものは、子どもの欲しがるもの。つまり、動いたり、音が出たり、色が派手であったり、今まで見たことがあるキャラクターものということになります。

ただ、そうやって、「選ばれること」だけを念頭において作られたおもちゃは、「遊ばれる」ことが少しないがしろにされているようです。
おもちゃ自身が勝手に動いて、子どもを遊ばせてはくれるのですが、子どもがおもちゃで遊ぶ余地がとても少ない。だって、動いている電車は、手に触れられることを拒絶しています。

それは、テレビなどのメディアにも言えることだと思います。
たしかに、宮崎駿の映画は素晴らしいかもしれません。たしかに、良質な番組は、あるのかもしれません。
でも、たとえ良質なものであったとしても、やっぱりそれは、自分からかかわっていける種類のものではないのです。

というのは、岩城さんの受け売りかも(笑)

まあでも、「トトロ」を10回1人で見るよりも、保護者と一緒に森を散歩する方が、きっと、子どもにとって幸せになれることなんだと思います。

おもちゃは、大人が選んで子どもたちに与えていくというのは、とても大切だと思います。
ただ、わたしたちの世代って、やっぱり自分たちがジャンクなおもちゃで育ってきたので、おもちゃ見る目も、あんましないのかなぁという気がします。
自分を振り返っても、キャラクターものとか好きですからね。

そうそう、最初に遊んだ「メルヘンカルテット」にも、ちゃんと意味がありました。
それは、子どもたちがどうすれば、他の子どもたちと仲良くできるのかというお話でした。

子どもが(というか人間が)、他の人と仲良くするには、「イメージの共有」と「ルールの共有」の2つが大切だという話でした。

ルールの1番簡単なものは、順番。
小さい子には、これが理解できない。

「ぼく、ぼく、ぼく……」

で、他の人がやろうとすると、パニックになっちゃいます。
1番最初に理解できる順番は、

「お母さん、ぼく、お父さん、ぼく、お母さん、ぼく、お父さん、ぼく……」

なんだそうです。
つまり、絶対すぐに自分がまわってくる。

なるほど、小さいことゲームするときは、2人でする方が子どもが落ち着く気がしたのは、発達段階だったんですねぇ。

それがやがて、

「ぼく、お母さん、お父さん、ぼく、お母さん、お父さん……」

と、ちゃんと順番が守れるようになってくる。

何人までで上手に遊べるかという目安は、だいたい年齢と同じ人数までなんだそうです。
1歳で、1人。2歳で、2人。3歳で、3人。4歳で、4人。

こういうのは、これからの「ゆうもあ」の活動に、けっこう役立つかもしれませんねぇ。

さて、こうやって、大人たちが、岩城さんのお話に引き込まれている間も、子どもたちの方は、会場をところせましと動き回っています。

ステージに上がって、マイクのプラグを抜いたり……、岩城さんのしゃべっている演台の周りをグルグルまわったり。
そして、それがいちいち、岩城さんの話を証明するという……まあ、岩城さんが、その動きに会わせて、臨機応変に話されていたということもありますが……。

すごい。

そのあと、子育て相談なんかもあって、いよいよ、第2部の「つみきあそび」です。

おもちゃ日記,くさつ店OPEN1周年記念講演-岩城敏之-おもちゃ,ゆうもあ,子ども

さて、会場のあるフェリエに着くと見つかるゆうもあ積み木クラブの人たち(笑)
なぜか、血圧とかを測った後、会場へ。

受付をして、記念品をもらって、当然のように1番前の隻を陣取ります。
会場は、当然というか、なんというか、子連れの人たちばっかりです。

そして、そして、ところどころおもちゃがおいてある。ので、子どもたちは、ちょっと、興奮状態です(笑)

子どもとおもちゃといえば、黙っていない……というか、じっとしていないのが、積み木クラブの面々です。
あっ、という間に、知らない子どもをかまっているという……。

「ん?ちょっと、注射したろうか?」

わたしのとなりには、うれしそうにお医者さんセットを広げて、男の子と遊ぶ積み木クラブ顧問の姿が(笑)早(笑)
わたし、子どもかまうので、先をこされたのって、実はけっこう経験ないかも……。

後で、そんな話をすると、

「あれは、ほら、あの子、いかにもかまってほしそうな感じがしたから……」

だそうです。
そうかぁ~(笑)

まあ、おもちゃにしろ、子どもにしろ、かまいたいという気持ちは、実は、この会場にいる子どもたち以上かも。
わたしも、とりあえず、めずらしいものがあったら、まずは自分でさわりに行く。そして、子どもにもさわらせて、反応を見る。

てなことをやっている間に、なぜか、おもちゃはどんどん増えていきます。
よく見ると、今日の講演者の岩城さんが、次から次へと、おもちゃを持ってきて、広げています。
すごい人だ(笑)
……これから、講演、はじまるんだよなぁ……。

と、そのとき、

「ちょっと、キミ、キミ」

と、岩城さんに声をかけられました。

ヤバイ???
↑ って、なんでやねん。

おもちゃ日記,くさつ店OPEN1周年記念講演-岩城敏之-おもちゃ,ぱふ草津店,ゆうもあ,クーゲルバーン,セット,ネフスピール,子ども

「ぱふ草津店」が、開店1周年を迎えるのだそうです。
ということで、フェリエで、KID’S いわき ぱふの代表・岩城「くさつ店OPEN1周年記念講演」が開催されました。

岩城さんのことは、京都・法政出版から出ている保育や、子育て、おもちゃについての本を通して知りました。
宇治のぱふのお店に行ったこと、そして、岩城さんの書かれたこれらの本を読んだことは、わたしが「おもちゃ」に大きく傾いた原因のひとつです。
それまでは、「子ども」という視点にはずっと興味があったのですが、ピッタリするのはいったい何だろうといろいろ試行錯誤していた時期だったのです。

だから、岩城さんの本に出会って、積み木のセットである「組み立て式クーゲルバーン」とオーソドックスな「クーゲルバーン」を購入したのは、けっこうすぐだった記憶があります。
多分、ミニネフスピールを購入したのと同時期ぐらいに購入しているはずです。

岩城さんの本を読むと、「クーゲルバーン」とかは、それぐらい魅力的に書かれているんですね。

本は、薄いというのもあるのですが、もう、スラスラ、しかもなっとくしながら読めます。
わたしは、ファンです。

そえいえば、『ゆうもあ』発行の「シュピール」に、「もっと!もっと!ゲーム!」というコラムを書いてくださっているのですが、たしか、

「岩城さんの書く、『小学生ぐらいの子どもとゲームの話』を読みたい!!」

とリクエストしたのは、わたしだったような気がします。

さて、そんな岩城さんなのですが、ぱふの宇治店でも、草津店でも、お店で見たことは1度もない。
お店にいるよりも、講演で日本中を飛び回っていることの方が、多いのだそうです。

ときどき、お店の方に、

「この前、岩城が来ていたのですよ…」

というウワサを聞くぐらい(笑)

そんな、岩城さんを生で見たのは、「ボードゲームシンポジウム」のときです。
パネラーの1人として、参加されていて、直接お話を聞くことができました。

お話の内容については、本と一緒だ~という感じなのですが、やっぱり、生で聞くとすごく説得力があるのです。
なによりも、やっぱり、講演を何回もされているので、しゃべり方がほとんど芸の域に達していて、リズムがあって楽しい。

これは、『ゆうもあ』のとくにおもちゃ好きな「積み木クラブ」((実在しません))の人たちのハートを直撃しまして、その後、集まって、

「なあなあ、草津でも、岩城さんの講演会、あるらしいで…」

「なんか、積み木も、あるらしいで……」

「いきたいなぁ……」

「でも、……」

てな感じで、話題になっていました。

そして、その流れで、本当に講演会に参加してきました。

なんか、「子どもも楽しめる講演会」というか……「子育ての話」のような気がしないでもありませんが……。
今のところ、子どもの予定はなさそうです。
まあ、もう1人、まきこんだ(笑)積み木クラブの人も、そんな感じなので良しとしよう。
いや、まきこんでないない。1人でも行きそうな勢いでした。

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,囲碁・将棋クラブ,子ども,第6回 囲碁・将棋クラブおもちゃ,トイザらス,ヒカルの碁,ブロックス,マンカラ,将棋

十三路盤囲碁

以前から、囲碁を教えて欲しいという子は何人かいました。

でも、クラブの場所にある碁盤は、十九路盤のみなんですねぇ。
クラブの時間が45分。
まあ、たしか1試合に1時間ぐらいはかかったよなぁ。
ということで、うちの碁盤は、連珠以外に使い道がありません。

連珠は、でも遊ばれているところを見たことがないような気がする……。
あれ?わたしが、

「五目並べすると囲碁は弱くなるよ~」

みたいなことを言ったかな?
言いそうなセリフだが、言うまでもなく遊んでない気がします。

で、おもちゃ屋さんなどで探していたのが、九路盤と十三路盤のリバーシブルな碁盤です。
まあ、囲碁のおもしろさを知るならば、十三路盤ぐらいの広さは必要だと思いますし、ちょっと、時間の空いたときにするには、九路盤がいいなぁという感じですね。
なんか、以前、「ヒカルの碁」をテレビでやっていたときは、けっこう、おもちゃ屋さんで見かけたような気がするのですが……。

なんか、わたしの文章は、気がするばっかりだな。
もうちょっと、しっかりとまわりを見つめて生きていきたいものです。

で、トイザらスとかに探しに行ったのですが、見事にほど碁盤がなくなっていました。
いや、ちゃんと、スタンダードな十九路盤とかはあるのですが、九路盤、十三路盤というのは、全然、見かけない。
流行、恐るべし。

仕方がないので、ポケッタブルのところを探すと十三路盤があったので、それを購入しました。

うーむ。大阪の方の話では、

「普通に売ってるよ。九路盤、十三路盤のリバーシブルも」

ということでしたので、やっぱり、地方は、流行に翻弄されやすいようです。

で、今回、この十三路盤が、デビューしました。
まあ、ただ単に、1番最初に来た子が、

「囲碁、教えて!」

って言ってきただけなんですけどね。

実は、奥の深い囲碁なのですが、将棋なんかと比べると、メチャクチャにルールは少ないです。
わたしは、「ルールは5つ」って教わりました。

  1. 2人で、交互に黒と白の石を打っていく。
  2. まわりを囲まれたら(息ができなくなったらと言ってます)、その石は取り除かれる。
  3. 息ができないところには、打てない。
  4. 永遠に続く手は、連続して打てない。
  5. 陣取りゲームで、勝敗は、陣地の大きい方が勝つ。

だから、教えるときも、まずは、この5つ……というか、4番目の「コウ」のルールをのぞいた4つのルールだけを教えます。

あと、真ん中の陣地を取るよりも、端っこの陣地を取る方が、お得ということぐらいを教えて、もう、ゲームスタートします。

「コウ」の説明は、ゲーム中にその形ができてから説明したらいいですし、目が2つあれば生き残れるということなどは、まあ、やってみないと実感がつかめない……。というか、そんな説明を延々と聞いてると、いやになっちゃうんですね。

「弱い方が、黒石を持ちます」

ということで、わたしは、白石。
黒は、星に五目置き石してのスタートです。

最初は、陣地を取るよりも、相手の石を取ることにどうしても目がいってしまいます。
まあ、相手の石を取るのは、まあ、うまくいって相手の陣地に食い込んで生きれば、すごく意味があるのですが、どこが自分の陣地で、どこが生きているのかわからない今の状況では、なかなかに、難しいですね。
しかも、目が碁盤全体にいってないので、囲もうとすると逆にいつの間にか、自分が囲まれたりします。
このあたりの容赦なしかげんは、けっこう、わたしは鬼です(笑)

えーと、わたしに囲碁を教えてくれた人も言ってました。

「囲碁のハンデって、置き石でするから、それ以外は全力で打たないと失礼なんだよ」

ちょっと、取りに行くつもりなのに、自分の石が取られたので、中盤戦は、陣地の方に目がいきます。

囲んだところが陣地になるということで、連珠みたいにつなげて1石、1石ずつおいていきます。
こういうところは、多分、教えどころ。

「石、1つずつ連続でおいていったら、なかなか、自分の陣地囲いきれへんやろう?」

うんうん。とうなずいています。

「1つとばしでおいても、つながってんねんで」

と、わたしの方は、1つとばしにおいてみる。

「例えば、相手がこういう風においてくるやん」

白石の間に黒石をおいてみます。その黒石を追い出す形に白石をおいて……、

「な、こうやったら、つながったやろ」

まあ、他にも、桂馬に石をおいたりというのもあるのですが、それは、またの機会に。

どんどんやっていって、当然のようにわたしが勝ちます。はじめてだしね。
でも、黒石の地も、ちゃんと残ったので、なかなかの健闘ではないでしょうか。

「ボクにも、教えて!」

1試合、インストいれて30分ぐらい。ちょうどいいぐらいかな。
2人教えるには、ちょっと、難しいけれど。

でも、2人に教えて、同じぐらいの実力の2人で対戦しだすと、きっと楽しいと思います。

その間、他の子たちは、「ブロックス」×2と、「将棋」。

前回遊んだ、「マンカラ」と「スピード」は、定着していないなぁ。
残念。