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ハンザ・テウトニカ

ハンザ・テウトニカ
「きっと、2人がまだなっとくしていないと思うゲームを持ってきましたよ。」

ということで、りん、でこねぇ共に、和邇乃児さんに負け続けの「ハンザ・テウトニカ」です。

わたしは、いろいろ考えるのは好きですが、あんまり頭がいい方ではありませんので、まあ、ゲームとか、最初の1回目は、たいがいルール確認ぐらいのプレイになってしまいます。
やってみて、はじめて、

「おぉ、そうなっているのかぁ~」

と気づくことが多いです。
あと、人のプレーを見て、

「あれ、いいよなぁ~」

というのも多い(笑)次、自分も上手いこといくのかどうか、試してみたくなります。
「ハンザ・テウトニカ」とか、この手の多要素なゲームは、何度も遊ぶとおもしろさもジワジワとくるのですが、今まであんまり何度も繰り返して遊べていなかった気がします。

まあでも、月に1度程度しかゲームをする機会がなければ、新しいゲームが優先されて、あまり2回、3回と遊ぶ機会は少なくなってしまいます。
まぁ、「ドミニオン」の様に短時間で何度も遊べるゲームや、「アグリコラ」のように定番になってくるゲームはあるのですが、数年前の重いゲームとなると、なかなか遊ばれることが少ないです。

それなら、同じゲームばっかりまわしていたらいいのかというと、やっぱり、新しいゲームをしたいというのも正直なところです。

このところは、ゲーム会の頻度が上がってきて、新しいゲームをしながら、やり込めるゲームもあって、大変バランスがよいです。

ということで、「ハンザ・テウトニカ」は、3回目。

「うーん、1度、このケルンのところにワーカー置きまくる作戦もしてみたいんだけどなぁ」

とは、和邇乃児さん。
ケルンは、他のスキル都市とは少し違って、腹心ワーカーを配置したら示されている分だけ終了後勝利点が直接入ってくる都市です。
前回、前々回とおそらく1度も利用されたことがない都市です。そして…

「でも、この都市もどんずまりですよ。罠っぽいなぁ…」

今まで、痛い目にあってきているので、スキル都市には、警戒感バリバリのわたしです。

手番は、1番でした。
まず、アクション数を増やすのは大事。
1回目プレイしたときは、ここで行動力を増やすのではなくて、いきなり都市の支配にいって得点を稼ぐ作戦をしました。この作戦、思いついたときは自分が天才ではないかと思ったのですが、全然、天才ではなかったです。というか、多分、わかりやすい罠みたいです(笑)
前回は、最初に行動力を増やした和邇乃児さんが勝っていました。行動力は3は絶対に必要だと思います。

和邇乃児さんは、いつもの通り(?)わたしの置いた道の空きにいっちょかみ。そして、腹心の数を増やす都市を押さえにかかります。
ケルンには、腹心コマしか置けませんので、本気でケルン作戦を発動するのか??
そして、でこねぇさんは、行動力アップを先に取られているので、財力アップの都市の方に。

でこねぇさんは、自分の財力をアップするよりも、財力アップの都市を支配することを優先します。
財力アップは、前回、和邇乃児さんが、

「この能力は、マックスまで上げて置いた方がお得だと思うよ」

と言っておられた都市です。

でも、そこを支配するなら、実はもっといい都市があることをわたしは知っている。
財力アップの都市の反対側には、普通の都市を真ん中に地位アップの都市があります。実は、この財力アップ都市と地位アップ都市の真ん中の都市は、どちらの能力値を上げるときにも使われる分岐点になっている都市なのです。
ということで、アクションを増やしたわたしは、この真ん中の都市支配に。そして、財力アップを狙います。

ここで、だれかが財力をアップしたら、わたしとでこねぇさんに1点ずつ入る状態に。
ここで、でこねぇさんとわたしが、どんどん能力値アップをはかるので、2人の勝利点が、どんどんアップしていきます。
わたしは、誰かが地位アップをしたときにも勝利点が入るので、点数的に少し先行。でこねぇさんとの得点差をさらにつけたいということで、地位を上げて、財力アップの都市も支配することを考えます。

和邇乃児さん、これはまずいということで、アクションをあげて、腹心コマを複数持っているだけで、地位は最低のまま、行動力と移動力を使って、鬼のようにネットワークを広げていきます。
前回、前々回と、地位を上げてなかったためにネットワークを広げることができなかったわたしは、先行すればあんなにネットワークを広げられるんだということに唖然としました。1

でこねぇさんは、アクションを増やすのが少し遅れたのですが、負けずに都市に商店を置いていきます。このあたりのコマが置きやすくて繋がりやすい都市を見つけるのが、2人ともすごく上手いです。

わたしは、今までのプレイの教訓を活かして、なんとか、ネットワークのハブになっている都市は押さえることが出来たのですが、地位をあげてから広げるとか必要になっています。
なんせ、ネットワークというのは、都市同士が隣同士ならいいので、直接その都市とその都市の道をつなぐ必要なんてないということに、今回、はじめて気づきました(笑)
つまり、Aという都市とBという都市がとなり同士にあって、もうすでにAという都市に自分の焦点を置いていて、Bという都市に自分の商店を置いてネットワークにしたい場合、A-B間の道が長い場合は、A-B間にワーカーを置く必要はまったくなく、より短いB-C間にワーカーを置いて、そこのワーカーを回収するときにBに商店を置けばアクションを効率的に利用することが出来ます。
普通、多分、ルール聞いた時点で理解できるようなことだと思うのですが、今回、プレイしながら、これに気づいて、

「おぉ!!」

となっておりました。
2人とも、教えてくれや~(多分、そんなことに気づいていないとは思われていなかったかも)。

ボーナスタイルも、実は、けっこう強いです。
いつも、後半戦になってから取り合いになるのですが、もしかしたら、前半からこれの獲得もめざして考えていかないといけないかもしれません。
今回は、能力を1レベル上げるというボーナスタイルが、勝敗を決めました。
このボーナスタイルが連続で出てきました。
そのボーナスタイルを2枚、わたしが取った後、同じタイルの3枚目が出ました。

配置されたのは、4マス分のある道。配置したのはでこねぇさん。
わたしは、財産のアクションで、持っているコマを全部アクティブにしてから、2、3アクションでこのボーナスタイルのある道にコマを配置しました。

さすがにこれはわたしには渡せないということで、和邇乃児さんが、その道に、腹心コマと普通のワーカーを置きました。

で、わたしのターン。
さっきの手番に配置した2つのワーカーを移動させて、他のことをするか、和邇乃児さんの腹心コマとワーカーを取り除くか?

手番プレーヤーは、自分が置きたい道に他のプレーヤーのコマがあり、これを押し出す場合、押し出すワーカーが普通のワーカーの場合は1こ、腹心コマの場合は2こ、余分に自分のワーカーをストックに戻さなければなりません。押し出された方は、普通のワーカーなら1こ、腹心コマなら2こ、自分のストックからとって、移動させられたコマを一緒にして、すぐに好きなところに移動させることが出来ます。

これをすると、わたしは3こワーカーを利用しないままストックに戻すことになります。そして、さらに配置するコマ2つ必要。でも、3アクションで、ボーナスタイルを確定出来ます。

和邇乃児さんは、押し出されたワーカーと腹心コマに合わせて、さらに3つのワーカーをストックから出してボードの空いたところに配置することができます。これは、どんな道でも一気に配置しきれる数です。

でも、ここは、勝負どころのような気がする……。

ということで、和邇乃児さんのコマをのけて、ボーナスタイルを獲得しました。

ボーナスタイルは、すべて、「影響力」の能力を上げるのに使用しました。これが多分、得点に直結して、なかなかやりにくいアクションです。

わたしが、20点に達して、ゲーム終了。

最終得点計算。

りん56点。和邇乃児さん53点。

「わたし、東西のネットワークつないだよ~。7点!!」

「おねぇさん、それ即時得点!!」

なんと、ゲーム中にスタンダールからアナハイムまでつないでいました。

でこねぇさん48点。

えーと、問題は、でこねぇさんがいつの時点で、スタンダールからアナハイムまでつないだのかということですねぇ。
多分、そのつないだ時点で、ゲーム終了になっていたはずです。

後半に影響力の得点とかが入ってますので……誰が勝っても微妙なところです。

もう1回しないといけなくなりましたねぇ(笑)

アンドレアス・シュテディング,Andreas Steding
Z-man Games
発売日 :
  1. 都市に商店を置くのは、後になるほど高い地位があります。また、はじめから高い地位が必要な都市や、腹心ゴマが必要な都市とかもあるのですが、見事に、それを避けてネットワークをつないでいました。 []

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アブルクセン

「ゲームハウスで最近購入したゲームといえば」

ということで、「アブルクセン」です。

「えっ、いつの間に買ったの」

とは、でこねぇさん。

「えー、賞取ったし買うよって言ったやん」

「えっ、なんの賞?」

「『アラカルト・カードゲーム賞』やん」

「それって、家で集めてた?」

「もちろん。」1

という夫婦の会話があって、若干、気まずい空気がながられたかもしれないのは、気のせいです。

「アブルクセン」は、おてばんで1度遊ばせていただいたのですが、不思議な感じのプレイ感で、おもしろくないことはないけれど、まだ、上手に作戦を考えられない感じです。
ルールもまだ、うろ覚え。5人まで遊べるゲームです。

「人数、3人だと少ないかな」

5人までのゲームだと、4、5人がベストゲームということも。

「うーん。まあ、そんなに難しいゲームじゃないので、取りあえやってみようか」

ということで、プレイすることに。
今回は、1回だけのお試しプレイ。

「アブルクセン」は、ちょっと変わったカードゲームです。
軽いんだけど、今まであんまりプレーしたことがない感じのゲームです。直接攻撃ありのハンドマネージメント系といったらいいかな。

手札をなくしてあがるのでゴーアウト系でもあると思うのですが、手札をなくすだけでは勝てないという謎のゲームです。
最終的な勝利条件は、手札をなくすことではなくて、自分の前の場に、いかにたくさんのカードをプレイしているかになります。手札のカードがマイナス点になるので、もちろん手札はできるだけ減らしておきたいのですが、どこかのタイミングで手札を増やさなければ自分の場札も増やすことができないつくりになっています。

プレーヤーは、自分の手番が来たら、手札からカードを自分の前に出します。カードは、どの数字を出してもいいし、同じ数字なら何枚かをセットにして出してもいい。もし、自分の前にそれ以前に出されたカードがあれば、その上に重ねて、自分がプレイした1番新しいカードセットがどれかを分かるようにプレイしていきます。

もし、その枚数が他のプレーヤーの前に置かれている1番新しいカードセットと同じ枚数であり、かつ、数字が大きいものであった場合は、 他プレーヤーへの攻撃が自動的に発生します。

攻撃したプレーヤーは、まず、相手プレーヤーのカードセットを自分の手札に加えるかどうかを選ぶことが出来ます。
相手のカードセットを自分の手札に加えた場合、相手は奪われたカードと同じ数のカードを手札に補充しなければなりません。これを選ぶことで、相手の場札を減らし、相手と自分の手札をふやすことが出来ます。
相手の場札を減らすことは、直接、勝利点を減らすことになります。そして、相手の手札を増やすことによって、あがりにくくマイナスを取らせやすくしています。
自分の手札を増やすことはリスクもあるのですが、ここで取ってきたセットはそろったカードですので、一気にプレイすることが可能です。そして、プレイすることが出来ら、それは得点となります。

さて、攻撃したプレーヤーが、カードセットを引き取らないことを選んだ場合は、後の処理を相手プレーヤーが選択することになります。
1つは、攻撃されたカードセットを手札に引き取るです。攻撃された側は、単純に1手番損したことになります。
もう1つは、攻撃されたカードセットを捨てて、同じ数だけのカードを手札に補充するです。これも、攻撃された側は、自分の場札の数が減って同じだけ手札が増えてしまいます。
しかも、どちらの場合も、全部手札をプレイ出来たとしても、自分のカード自体が増えているわけではありません。
この補充の方法なのですが2種類あって、1つは、共通の場に表向けに置かれたカードから選んで取る方法と、山札から裏向きのカードをドローする方法があります。どう組合わせても、たしかよかったです。
自分のカードセットをそのまま引き取れば、次の自分のターンに同じカードセットを出すことが出来ます。が、共通の場と自分の手札によっては、もっと強いセットを作ってだせるかもしれません。もしかすると、ピンチがチャンスに変わるかもです。

さてさらに、この攻撃は連鎖するというルールがあって、攻撃されてカードセットが取り除かれたとき、そのカードセットの下におかれていたカードセットが、さらに相手から攻撃をされるようなカードセットだった場合、それも攻撃されてしまいます。
例えば、攻撃された自分の場札の1番上が②②②で、相手に⑤⑤⑤カードセットで攻撃された場合、まず、②②②は場から離れます(相手の手札になるか、自分の手札戻すか、捨て札にするか)。その②②②のカードセットの下に①①①のカードセットがあった場合は、この①①①のカードセットも攻撃を受けます。そして、さらにその①①①のカードセットの下に③③③のカードセットがあった場合は、また、そのカードセットも攻撃を受けます。

こうして、だれかがすべての手札をプレイするまでゲームが続きます。
だれかがあがれば、場札が1点、手札がマイナス1点で得点計算をします。

で、実際のプレイなのですが、結果からいうと……。
和邇乃児さんが手札をなくして、1位、和邇乃児さん16点。でこねぇさん15点、りん15点で、同点。

ん?最初の手札が13枚で、16点。
なんか、もっと激しいゲームだった気がしたのだが……。
なんか、攻撃も、3枚とか4枚ぐらいまでの攻撃しか起こらなかった……。前は、8枚とか、言っていた気がするのだが……。
人数か??

「あっ!」

と和邇乃児さん。

「これ、りんさんが攻撃したきに、『戻してください』っ言うからカードを手札に戻していたけど、共通の場からとってもよかったじゃないですか」

「あっ。」

攻撃したときに相手のカードを引き取ったときは、山札や共通の場札から補充をしていたのですが、相手にカードの処理を任せるときは、ついつい、

「戻してください」

と言っていて、カードを捨てて新しいカードを補充するというルールが、すっかり抜け落ちておりました。
これでは、カードが揃うはずがないですね。

また、ちゃんと遊んでみなければ。
覚えていなくちゃいけないことは、攻撃をして相手のカードを受け取らないときは、

「戻してぐたさい」ではなくて、「いりません」とか言わないといけないなぁということでした。

あらら。
これを書いて、やっと仕組みが見えてきた。

ヴォルフガング・クラマー,Wolfgang Kramer,
ミヒャエル・キースリング,Michael Kiesling
Ravensburger
発売日 :
  1. コンプリートするには、あと3つくらい必要ですが、そのなかに「マジック・ザ・ギャザリング」が入っているのは内緒です。 []

ゲーム会レポート,プレイ記録,ボードゲーム,ボードゲーム日記,湖畔のゲーム会,2014年10月末湖畔のゲーム会ゲーム会,ブリュッセル1893,湖畔のゲーム会,

ブリュッセル1893

ブリュッセル1893
10月25日(土)、湖畔のゲーム会がありました。
2週連続での湖畔のゲーム会でした。レポートも、2週連続で(もうとっくに11月ですが・笑)

「実は前回の『ブリュッセル1893』には、ルールもれがありました」

ということで、今回も前回同様、「ブリュッセル1893」からスタート。

前回のルールで抜けていたところというのは、収入。前回のゲームでは、収入は「有名人」カードの効果を利用するか、「美術品」を売るか、ブリュッセルボードでアクションするの3つしかないということだったのですが、どうやら、各ラウンドの最後に、「美術品」の種類の数だけ収入というのがぬけていたとのこと。
そうすると、前回、美術品路線で走っていたねぇさんは、コインの面で苦労することはなかったはず。
あともう1つ、「建物」の建築について。建物は資材とコインを指定された組合わせで支払って建築します。その時、白色のオールマイティーの資材があるのですが、これは、資材の代わりだけではなくて、コインの代わりとして使用してもよいとのことでした。
建築型でいっていた和邇乃児さんは、このルールだと、もうちょっと建築が楽になっていたかもです。
まあ、2つとも、前回のわたしには全然関係ないルールなんですけどね(笑)

ということで、正しいルールでの「ブリュッセル1893」です。

今回スタートプレーヤーのわたしは、前回の反省を活かして、資源を2つ取るところから。
でこねぇさんも、資源2つ獲得から。
和邇乃児さんは、ブリュッセル・ボードのオールマイティ白資源を取りに行きます。いきなり、ブリュッセル・ボードかぁ。

前回やってみてわかったのは、建築は大事ということと、美術品は、相場さえはまれば、金にもなって、得点にもなって、お得ということでした。しかも、今回、美術品はラウンド更新時の収入にもなるんだから、けっこう、これ大事じゃないか?

ということで、今回は、建築しながら「美術品」を積極的に集めていく作戦です。
でこねぇさんは、前回の和邇乃児さんを見習って(?)、建築作戦で行くようです。
和邇乃児さんは、「有名人」を並べて行く作戦。

手番1番でしたので、建築は、最速の4手目に。最初の1こ目を前回の和邇乃児さんを見習って、アールヌーボー・ボードのど真ん中に。
これは、「美術品」を得るアクションスペースでした。
建築ボーナスの5点も取れていい感じ。

前半は、和邇乃児さんのコインが、超豊富。金満です。
そして、ワーカーを増やす「有名人」をキープして、ブリュッセル・ボードで無理しても、絶対にワーカーが減らない体制に。
コインが豊富ということは、

「ボーナスカードを取るには、後出しの方がいいんですよ」

と、縦列の最後のアクションを取って、ボーナスカードを集めていきます。
縦列の最後のアクションに置くのは、確かに重要。まあ、その最後まで残っているアクションが、やりたいアクションかどうかというのは、難しいところではあるのですが。それでも、そうすることでボーナスカードは、確実に持って行くことが出来ます。

わたしは、1つ目の建築は順調だったのですが、2つ目からは資材がずれてしまいました。でこねぇさんが、確実にボーナスを取りながら建築をしていきます。
これ、後で作る建物ほど、資材がたくさん必要になりますので、最初の方に建てる建物で5点のボーナスとれないとしんどいのではないだろうか?

ここで、明確に美術品路線に変更。取りあえず「美術品」が空いていれば「美術品」を獲得していく。
ただし、「美術品」は、まったくのランダム引きです。実は、「美術品」を複数引いて選べるタイルは、手番最後だったでこねぇさんがけっこうな数集めていました。

でも、引きは結構良くて、1、2枚しか種類が被らなかったです。しかも、でこねぇさんに1回、わたしの「美術品」獲得の建物を踏んでもらって、黒い「美術品」もゲット。今回、これがラウンド終了時の収入に直結していますから、毎回、3コイン以上。お金もそれなりに豊富です。
被った「美術品」は、出来るだけ効率よく売り飛ばします。

倍率「+2」のボーナスカードは、無理無理にでも取りに行きます。これは、建築中心にいっているでこねぇさんは、あんまり関係がない感じです。
わたしは「美術品」のところの、和邇乃児さんは「有名人」のところの倍率をあげたいわけです。
なんとかゲットして、「美術品」のところに差し込みます。これで、「美術品」1個の勝利点が3点になります。

でこねぇさんは、コスト高くなってきたことと、ボーナスへのこだわりとで、少し建築の手が止まってきています。
でも、確実にボーナスを取っているので、現状トップ。

4ラウンド目。次に出たボーナスタイルは、是が非でも取らなければなりません。ボーナスタイルを取るために必要なものは……コインだ。
ラウンド終了時の収入もありますが、ここは確実にコインを増やしておきたい。ブリュッセル・ボードの収入のアクションスペースを見ると4コイン……。これ、多分、このゲームで最低の収入では……。でも、仕方ないので取りに行きます。

最終ラウンド。今回は、倍率を増やすカードが2枚でました。そして、そのうち1枚は倍率「+2」。
使えるアクションスペースを決めるのは、和邇乃児さんです。たしか、倍率「+1」のボーナスカードは中央の列にあって必ず出るのですが、倍率「+2」のカードは和邇乃児さんがどこをアクティブなアクションスペースに指定するかによって誰も獲得できない死んだ列のカードになってしまいます。
和邇乃児さんも、倍率を増やすカードは欲しいはず。
ここは、確実にいくには、5ラウンド目のスタートプレーヤーも取っておかないといけなかったかもません。
まあでも、そうしても倍率「+2」が最終ラウンドにくるかどうかは、運もあるからなぁ。カウンティングは慣れたら出来ると思いますが、何枚かのボーナスカードはまったく1ゲームでは使われなかったりもするようです。

和邇乃児さんが、選んだのは倍率「+2」のボーナスカードのある方でした。

後は、全力で取りに行く。相手が縦列の最後のアクションに全財産を投げ出しても取れないだけのコインを計算して置いていきます。
余ったアクションで、美術品を取りに行く。

ゲーム終了。
最終計算。

さて、ゲームが終了したときに入る勝利点は、残った資源の数(白資源以外)1つにつき1点、小便小僧をもっていたら5点、そして、個人ボードの勝利点になります。
まあこれに、「有名人」カードの最終のコストが払えなかったものがマイナスされます。
これは、わりと小さい端数的な点数です。1

メインの得点は、個人ボードの得点になります。
個人ボードの得点は、1つは建物の数によって増える得点です。これは、建物数とゲーム中にアップさせた建物得点を掛け合わせます。
もう1つは、自分でボーナスカードを差し込んで倍率を変化させた得点です。これは、4種類あります。

  • ワーカーの数-2
  • 「有名人」の数
  • 「美術品」の数
  • 4コインごと

これらがそれぞれ基本的に得点となります。

ワーカーを6つ持っていたら4点とか、「有名人」3枚で3点とか、12コインで3点とかいう感じですね。
で、この4つのそれぞれの得点が、差し込んだボーナスカードの分だけ、倍率アップします。
わたしは、最終的には「美術品」の得点を6倍にすることができました。そして、もっている「美術品」が6つあったので、それだけで36点。
建物も、4つまで建てていたかな。

和邇乃児さんは、「有名人」を5倍か6倍に。ただキープしていた「有名人」は、5人ぐらいだったと思います。やっぱり、最終の支払いができなかったときのリスクが怖いので、無茶はできません。
でも、建物は3つ。

でこねぇさんは、建物を4つ。多分、あと1つか2つ建てられたけど、ボーナスが取れないので別の手を取った感じです。

最終勝利点。
りん122点。でこねぇさん106点。和邇乃児さん100点。

建物作戦は、ボーナスカードを獲得して個人ボードに差し込んでいかなくてもいいので、引き分けでも建物得点を上げていくことができ、比較的、簡単です。
さらにこの建物得点、1つ上げれば初期値は3点。あと、6点までは1点刻みで上がっていって、それ以上は8点、10点と2点刻みで上がっていきます。この2点きざみになる8点ぐらいまでは上げておきたいところです。
さらに、5つ目、6つ目の建物については、置くだけで1つ5点が入ります。
建物得点を8点にして、5つ目の建物を建てた場合は、1つ建物を建てるだけで20点以上の得点アップを狙えます。
でも、建物を建てるためには、「資材」を集めるというステップが必要です。複数のプレーヤーが、建物を建てようとすれば、「資材」、「建築」ともにアクションスペースに限りがあるので、けっこうきつきつになります。
特に、資材が3つ以上必要な建物については、建築時のボーナスを気にして建てないよりは、オールマイティ白資材を使ってでも積極的に建築していった方がいいと思います。
前回は、建築で出遅れたわたしが、ほとんど建築をしなかったのですが、そういう建築をあきらめたプレーヤーがいなければ、全建物の建築はけっこう大変なのではないかと思います。

それ以外の点数ですが、ゲーム中に入ってくる勝利点は、「有名人」カードを使って入ってくるものとラウンド終了時のアールヌーボー・ボードでのエリアマジョリティでの勝利点、「美術品」を売却したときの勝利点があります。

このうち、「有名人」カードを使った得点は、1回「有名人」の能力を使うごとに5点だったと思います。
5ラウンドのゲームで、1ラウンドに1回しか使用できませんので、最大限使用できて25点。多分、あのカード1枚しかなかったと思うので、1ラウンドに購入して毎回起動できても25点です。
「有名人」カードを利用するには、ブリュッセルボードを使わなければなりませんので、今回の和邇乃児さんの様に、「+ワーカー」のカードなどと一緒に使うなどの工夫をしないと難しいと思います。

ラウンド終了時のアールヌーボー・ボードでのエリアマジョリティは、使えるエリアが大きいときは9つのエリアで争うことになり、使えるエリアが小さいときは4つのエリアで争うことになります。
基本、1つのエリアを取れば1点。
さらに、ボーナスカードや「有名人」カードに2)、この勝利点の倍率を大きくするカードがあります。これは、他のゲーム終了時の勝利点とはちがって、ボーナスカードを個人ボードにさす必要がないために(ボーナスアクションを得るためのコインの量が単独1位ではなくただ1位であればよいので)、比較的上げやすい能力であるといえます。ただし、これは自分と一緒に他のプレーヤーの能力も上がっている可能性が多いということでもあります。
しかも、この能力は、1つ上げたら単純に+1倍になるわけではなくて、1つ上げて2倍、2つあげて2倍、3つあげて3倍というように足踏みの部分が作ってあります。そのため、いきなり1ラウンド目に自分だけ3倍にするというようなことは、なかなか出来ません。
しかも、アールヌーボー・ボードは、このゲームのメインボードですから、1/2もエリアマジョリティを取れたら万々歳だと思います。まあ、最初に真ん中の方のアクションスペースを取ることで、エリアマジョリティを比較的取りやすくする(角のスペースは1つのエリアにしか影響を与えず、辺のスペースは2つのエリアにしか影響を与えないのに対して、真ん中の方のスペースは4つのエリアに影響を与えることができます)という方法はあると思いますが、それ以上に、その真ん中のスペースは、本当に自分のしたいアクションスペースなのかという方が重要になってくると思います。また、手番順でそのスペースが残っているかどうかとか、人が建物を建てているスペースがそこにあれば、他のスペースではなくてあえてそのスペースを踏んで、他のプレーヤーをわざわざ利するのかとか、いろいろ難しい問題が出て来ます。
だから、エリアマジョリティは、多分、メチャクチャ意識して取りに行く点数ではなく、同じぐらいしたいアクションが複数残っていて、そのアクションのあるどの列のボーナスカードの価値も同じぐらいだと感じたら、エリアマジョリティを考えて真ん中の方のエリアを先に押さえておく位のものだと思います。
あとは、倍率アップをだれかが独占しないように、できる限り出遅れないようにしておけば良いのだと思います。
今回、前回と、最終的に全員「×2」ぐらいにしかなっていなかったと思います。

「美術品」の売却を売却すると、最大で6点と6コインを得ることが出来ます。
ただし、「美術品」には販売制限があり、すでに売却されている2種類の美術品は売ることは出来ません。また、相場は変動して、0点であることもあります。
そして、「美術品」を手に入れる方法は、ランダムに山から引いてくる。
かなり、安定が悪そうに感じます。
しかし、「美術品」の強さは、売却して即点、即コインを得ることよりも、キープし続けることにあるかもしれません。
キープしている美術品は、ラウンド終了時に持っている種類の数分の収入をもたらせてくれます。
また、美術品は、数をたくさん持てば持つほど、相場を操ることが出来るようになります。
相場を操れるようになった後半から、いらない美術品を最大効率で売却していけば、お金と勝利点の両方を稼ぐことが出来ます。
また、建物を建築する場合は、資材の確保と建物の建築という2つまアクションが必要で、また、資材は確保するだけでは利点がほとんどないことを考えると、美術品は獲得するだけで、効果が望めます。「有名人」の獲得と比べても、効果が自動的で持続するので実はかなり強いのではないかと思います。
あと、今回やって思ったのは、おまけでもらえる黒の美術品は、けっこう貴重です。「美術品」集めにいくときは、建物は場所にもよるけど「美術品」の獲得のアクションスペースに自分の建物を建築して、誰かが使ってくれるのを祈るのが大事かも。
これがあるだけで、毎回、収入+1コインで、しかも、最終勝利点では、「美術品」1個として、数えられます。これだけは、売却すると3コイン3勝利点にしかなりません。
「美術品」を中心に増やしていったならば、ゲーム終了時の勝利点は、「美術品」の倍率をアップさせていくのが1番良いはずです。そうすると、そこを5倍以上にすると考えれば、黒い「美術品」を1つ売却して3点得るよりは、残しておいて5点以上にする方が良いでしょう。
そして、他の美術品については、最高効率なら、売却してもよし、残しておいてもよしで、なかなかに使いやすそうです。
これをふまえると、「美術品」獲得のアクションを奪い合いながら、他のアクションを効率的にしていくというのが、大事なってくる気がします。

まあそれでも、ゲーム中にどのアクションがたくさんあるのかなどが、ゲーム毎にかわってきますので、それによって作戦はどんどん変わっていくと思います。
いろいろプレイごとに気づくことがあります。深い。

エティエン・エスプレマン,Etienne Espreman
Z-man Games
発売日 :
  1. まぁ、「有名人」カードで大マイナスを喰らっていない限りはですが。 []
  2. 「有名人」カードにその能力のあるカードがあったかどうかは、実は正確には覚えていません []

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宝石の煌き

宝石の煌き
重いカードを握りすぎた

ラストは、軽くということで「宝石の煌き」です。

和邇乃児さんには勝てないという伝説が終わったので、しばらくプレイをしていなかったのですが、短時間でサクッと終わるにはいい感じなので、久方ぶりのチョイスです。
今回、いつもよりスタート時刻が遅かったですので、もうガッツリ系のゲームは遊ぶ時間がありません。

今回は、高いカードを握りすぎて死にました。長期戦になると、貴族タイルをとるプレーの方が強くなります。
これも、そこの見極めが難しいです。

和邇乃児さんが、貴族タイルを2つ取って15点で勝利。
でこねぇさんが、最終手番で大きい点数のカードを出して11点。
わたしは、大きなカードを出せずに9点。
それでも、あと2まわりもすれば一気に終了だったのですが……。
久しぶりのプレーで、安いカードを握って「金」を獲得しながら、高いカードを狙っていくというコツのを忘れています。
でもまあ、短い時間でしっかりと考えさせられるいいゲームです。

というわけで、10月前半ののゲーム会は終了です。

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アグリコラ

アグリコラ プレミアムグッズ

アグリコラ
寂れた農場…
ゲーム終了時ですからこれ!!

2つ目は、キング・オブ・ワーカープレイスメント「アグリコラ」です。

かつては、湖畔のゲーム会のしめのゲームとして、ゲーム会毎にしていた「アグリコラ」ですが、最近は、他に重たいゲームをすることが多いので、数ヶ月に1回の頻度になりました。
2014年になってから「アグリコラ」をした回数は、今回で3回目です。ちなみに、2013年は12回プレイしています。ほぼ、月に1回ですね。

今回は、サイコロを振って、「アグリコラ」の目が出たらやる、違う目が出たら別のゲームということで、サイコロを振ったら「アグリコラ」でした。

わたしは、湖畔のゲーム会以外で、「アグリコラ」をする機会がありません。でこねぇさんみたいに、ipadで1日10回ぐらい練習している人や、東京まで遠征して5グリをしている和邇乃児さんとは、環境が違うんやーー。
と、最初に言い訳しておこう。何が言いたいかというと、今回、ボロ負けでした。

ドラフトして、スタートです。
今回まわしながら、

「えー、このカードあるのなら、あのカード取っておけばよかった~」

という場面が多かったです。

けっこう、麦系でいけそうなカードが多かったです。が、それが、職業と絡んでいる場合は、注意が必要です。
でこねぇさんは、ほぼ絶対に、職業を並べるようなプレイをしてきます。
ここで、誰かが職業を並べるようなプレイをしたいと思うとつぶし合いになってしまいます。2人の間に職業を出したいが故のスタートプレーヤーの取り合いが起こり、でこねぇさん及び対抗した誰かが倒れて、3人目が漁夫の利で勝利します。
それをきらって、でこねぇさん以外が職業をあまりとらないプレーをすると、職業を並べまくったでこねぇさんがコンボ攻撃で勝利してしまいます。

うーん。
ということで、職業は、けっこう後から出しても大丈夫そうなのを選びがち。

案の定、でこねぇさんは、職業をズラッと並べます。
うーん、しかも誰かがスタートプレーヤーを取らないと、ずっとスタートプレーヤー。
食料は、麦を食ってもなんとかいける感じです。

わたしの方は、なんとか木の家を一気に2部屋増設して、人を増やす体制にもっていけたれど、食料基盤ができていません。

煉瓦を4つもっているので、「大きな進歩」で「調理場」を取ろうと思ったところ、でこねぇさんが、「かまど」を返して「調理場」を取る。
まだ「羊」しかいないし、他の資源もけっこう貯まっているとこもある。こっちの邪魔をするだけ手です。
それで、こっちは、追加で「煉瓦」をとって来なくる必要がでて、ものすごい手番のロス。

「えー、邪魔する気はなかったけど。偶然」

それはそれで、作戦ならしかたないと思うが、嫌な感じ(笑)
そんな感じの非道いブロックを3回ぐらいされました。
まだまだ、わたしは自分のしたいことで手一杯で、人の邪魔にまで手がまわりませんが、自分の有利よりも人の邪魔の方が優位に立てる事ってありますよねぇ。
勉強になったわぁ。

なんとか、人数は増やせて、家も石の家まで改築できたのですが、後半木が全然とれなくて、スペースがまったく埋まらなくて、大マイナス。

羊とブタのマイナスをなくすために、最後に職業で「自由農夫」を出したら。

「それ、未使用スペースはマイナスのままだよ」

とでこねぇさんに、嫌味を言われる。
わたしも、テキスト読めてますから(泣)

職業ならべたでこねぇさんが、コンボで勝利。45点。和邇乃児さんは堅く41点。
わたしは、空き地がマイナス8点で、31点。
そりゃあ、わたしも、特殊能力とかいっぱい使ったゲームをしてみたいですが、まあ、現状ででこねぇさんと絶対的に作戦が被るために無理があるんですよねぇ。
3人ゲームなので、でこねぇさんと作戦が被ると負ける。でも、でこねぇさんを放っておくとでこねぇさんに持って行かれてしまう。
なかなか、臨機応変に動けないわたしには、難しいです。
だいたい、最初の作戦でいこうとするからなぁ。

あぁ、あと、今回、「アグリコラの基本」をゲーム前にちゃんと読まなかった。
次回は、基本に戻ってがんばろう。

まあでも、楽しいし飽きないゲームです。

ウヴェ・ローゼンベルク,Uwe Rosenberg
ホビージャパン
発売日 : 2009-01-31